—38ヵ国95名の研究者が提言—
淡水域の生物多様性減少を救う15の優先課題
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、文部科学記者会、科学記者会同時配付)
国立研究開発法人国立環境研究所
生物多様性領域
生態系機能評価研究室
室長 松崎 慎一郎
今後、本提言が、SDGsなど生物多様性保全に関する国際的な目標や各国の環境政策に盛り込まれ、淡水域の生物多様性研究の進展と保全・管理に向けた具体的な行動につながることが期待されます。本研究の成果は、2021年12月2日(日本時間)付で、学術雑誌「Ecology Letters」にViewPoint(意見論文)として掲載されました。
1.背景
淡水域は、世界の水の約0.01%、地球表面の約0.8%と非常にわずかな生態系ですが、地球上に生息する動物の10%以上(14万種以上)の種が生息していると言われています。しかし、人間活動に起因する様々な影響を強く受け、淡水域の生物多様性は急速に失われています。世界自然保護基金(WWF)の2020年のレポート※(注記)1では、生物多様性の状態を示す「生きている地球指数」はこの50年の間に84%まで減少(陸域や海域の2倍の速さで減少)し、淡水生物の約3分1が絶滅に瀕していることが報告されています。このような深刻な劣化状況にも関わらず、淡水域の生物多様性の研究と保全への投資は、国際的にも十分行なわておらず、陸上や海洋の生物多様性の研究に比べはるかに遅れています。
こうした状況を改善するため、ドイツのライプニッツ淡水生態学・内水面漁業研究所が、淡水域を専門とする世界の研究者に呼びかけ、淡水の生物多様性研究・生物多様性の保全と管理を国際的に進展させるための課題の特定を試みました。
2.国際的な議論を通じた優先課題の特定方法
ライプニッツ淡水生態学・内水面漁業研究所は、ドイツ国内で作成された淡水域の生物多様性研究の指針※(注記)2をもとに、5つの分野(情報基盤・モニタリング・生態学・管理・社会生態学)に関連する36項目からなる課題候補リストを作成しました。本リストを、世界の淡水研究者・政策提言者に送付し、回答者は、36項目についてスコア付け(各分野における課題について相対的重要性(0〜100)を記入)を行い、リスト以外の課題がある場合にはそれを記述しました。淡水研究者・政策提言者の選定について、地理的な偏りがないように、また多様な分類群・専門性の研究者が含まれるように配慮されました(最終的に38ヵ国88機関95名から回答が得られました)。その後、集計されたスコアと多様な意見をもとに議論を重ね、淡水域の生物多様性研究と生物多様性の保全・管理を国際的に推進するための重要課題を選定しました。
3.15の優先課題とそれに関連する障壁
最終的に、上記5つの分野それぞれから3項目、合計15の優先課題が特定されました(図1)。特に、生物多様性に関する様々なデータベースを俯瞰し統合する必要性(課題1)、既存の観測プログラムの整理・統合と革新的な観測技術による新しい観測プログラムの必要性(課題4・課題6)、生物多様性が生態系サービスをもたらすメカニズムの理解(課題7)、保全・再生に向けた対策を行った後の生物多様性への効果の定量的評価(課題10)、生物多様性の目標と経済的なニーズや社会のニーズ間の対立(トレードオフ)の可視化と評価(課題14)については、多くの研究者が強く認識していることがわかりました。
また、15の優先課題を扱うためには、少なくとも次の3つの障壁があることを明らかにしました(図2)。1つ目は、知識のギャップです。多く課題がこれに関連しており、生物多様性に関する知見・情報が少ない、それらが共有されていないことが関係していると考えられました。今後、生物多様性研究をより進展させるとともに、情報へのアクセスの簡便性を高め、不均衡を改善していく必要があります。2つ目は、コミュニケーション不足です。課題2および4については、研究者、実務者、管理者、政策決定者間の十分なコミュニケーションと情報交換を促進していく必要があります。3つ目は、政策・施策の不備です。研究から裏付けされた最善の保全・再生手法が現行の政策・施策に適切に反映されていない場合があり、管理や社会生態学に関連する課題(課題11・12・14・15)では、科学的なエビデンスをどのように反映していくかが今後重要となります。
4.今後の期待
淡水域における生物多様性の世界的な減少を食い止めるためには、数多くの課題や障壁が考えられます。本研究では、世界中の研究者からの意見を集約し、15の優先課題と3つの主要な障壁を特定し、本指針を取りまとめことに非常に大きな意義があります。
今後、本指針が、淡水の生物多様性に関する研究の発展、現在進行中の取り組みの支援、保全と管理に向けた資源の分配の改善、国際的な連携・協調による行動につながることが期待されます。特に、本指針が、生物多様性条約(CBD:Convention on Biological Diversity)や国連気候変動枠組条約(UNFCCC:United Nations Framework Convention on Climate Change)の締約国会議の場や、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)など国際的な目標の作成・見直しの場で活用されることが期待されます。そして、世界中の研究者・実務者・管理者・政策決定者が本指針を支持し、世界各所で、淡水域の生物多様性の減少を食い止め、回復を促進するための具体的な行動・対策が展開されることを著者一同願っています。
国立環境研究所においても、自然共生研究プログラム、生物多様性連携研究拠点による研究、生物多様性領域知的研究基盤整備事業等を通じて、淡水域の生物多様性の保全・管理に関わる研究を推進していきます。
5.発表論文
<タイトル>
Global Agenda for Advancing Freshwater Biodiversity Research
<著者名>
Alain Maasri, Sonja C. Jähnig, Mihai C. Adamescu, Rita Adrian, Claudio Baigun, Donald J. Baird, Angelica Batista-Morales, Núria Bonada, Lee E. Brown, Qinghua Cai, Jao V. Campos-Silva, Viola Clausnitzer, Topiltzin Contreras-MacBeath, Steven J. Cooke, Thibault Datry, Gonzalo Delacámara, Luc De Meester, Klaus-Douwe B. Dijkstra, Van Tu Do, Sami Domisch, David Dudgeon, Tibor Erös, Hendrik Freitag, Joerg Freyhof, Jana Friedrich, Martin Friedrichs-Manthey, Juergen Geist, Mark O. Gessner, Peter Goethals, Matthew Gollock, Christopher Gordon, Hans-Peter Grossart, Georges Gulemvuga, Pablo E. Gutiérrez-Fonseca, Peter Haase, Daniel Hering, Hans Jürgen Hahn, Charles P. Hawkins, Fengzhi He, Jani Heino, Virgilio Hermoso, Zeb Hogan, Franz Hölker, Jonathan M. Jeschke, Meilan Jiang, Richard K. Johnson, Gregor Kalinkat, Bakhtiyor K. Karimov, Aventino Kasangaki, Ismael A. Kimirei, Bert Kohlmann, Mathias Kuemmerlen, Jan J. Kuiper, Benjamin Kupilas, Simone Langhans,, Richard Lansdown, Florian Leese, Francis S. Magbanua, Shin-ichiro S. Matsuzaki , Michael T. Monaghan, Levan Mumladze, Javier Muzon, Pierre A. Mvogo Ndongo, Jens C. Nejstgaard, Oxana Nikitina, Clifford Ochs, Oghenekaro Nelson Odume, Jeff J. Opperman, Harmony Patricio, Steffen U. Pauls, Rajeev Raghavan, Alonso Ramírez, Bindiya Rashni, Vere Ross-Gillespie, Michael J. Samways, Ralf B. Schäfer, Astrid Schmidt-Kloiber, Ole Seehausen, Deep Narayan Shah, Subodh Sharma, Janne Soininen, Nike Sommerwerk, Jason D. Stockwell, Frank Suhling, Ram Devi Tachamo Shah, Rebecca E. Tharme, James H. Thorp, David Tickner, Klement Tockner, Jonathan D. Tonkin, Mireia Valle, Jean Vitule, Martin Volk, Ding Wang, Christian Wolter, Susanne Worischka
<雑誌>
Ecology Letters
<DOI>
doi: 10.1111/ele.13931
<URL
https://doi.org/10.1111/ele.13931【外部サイトに接続します】
6.用語説明や引用文献など
https://livingplanet.panda.org/ 【外部サイトに接続します】
https://www.igb-berlin.de/sites/default/files/media-files/download-files/Research-Agenda-Freshwater-Biodiversity-2019.pdf 【外部サイトに接続します】
https://www.ipbes.net/sites/default/files/downloads/pdf/2016.methodological_assessment_report_scenarios_models.pdf 【外部サイトに接続します】
7.問い合わせ先
【本研究に関する問い合わせ】
国立研究開発法人国立環境研究所 生物多様性領域
生態系機能評価研究室 室長 松崎慎一郎
【報道に関する問い合わせ】
国立研究開発法人国立環境研究所 企画部広報室
E-mail:kouhou0(末尾に@nies.go.jpをつけてください)
TEL:029-850-2308
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