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ページID:68566更新日:2021年4月5日
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北米原産で、背甲長約50cmにまで成長し、40年の飼育記録がある等長命な種です。ほぼ完全な水棲で、陸に上がることはほとんどありません。雑食性で様々な在来動植物種に対し、捕食による影響を与える可能性があります。かつてペット用に大量に流通していましたが、平成17年に外来生物法により特定外来生物に指定され、現在飼育や販売、生体の移動などが禁止されています。
2015年にけんないで捕獲された個体は背甲長30cm程であり、ペットとして飼われていたものが捨てられたものと考えられます。前述のとおり水中に生息するものであるため、カミツキガメが積極的に人の生活圏に進入することは考えにくく、今回は河川にカメ捕獲用の捕獲器を設置してカメ類の調査を行っていたため、偶然捕獲されたものです。
※(注記)捕獲器の設置は調査者が管区漁協から許可を得て行ったものです。
通常カミツキガメが人と接触することはあまり考えられませんが、捕獲等され、陸に上げられた個体は攻撃的になるため、大型個体に咬まれた場合には大けがのおそれがあります。県内に多数生息しているという情報はありませんが、万一カミツキガメを発見した場合は、手を出したり捕まえようとせず、以下の連絡先へご連絡ください。
なお、駆除に要する費用は自己負担です。
カミツキガメ写真