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ページID:82939更新日:2022年3月28日
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北アメリカ原産の多年草で、5月〜7月頃にかけて黄色いコスモスに似た花を咲かせます。花びらの先端は不規則に4〜5つに分かれています。草丈は30〜70cmで、葉は細長い楕円形で両面に毛があります。
明治中期に観賞用・緑化用として持ち込まれ定着しましたが、繁殖力が強く強健なため、いったん定着してしまうと在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させて、生物多様性を損なう恐れがあります。
平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、生きたままの運搬や栽培、譲渡などが原則禁止されました。
特定外来生物に指定される前は、自由に売買され、道路工事などの際の緑化資材としてしようされていたこともあるため、路肩、河川敷、線路際などの身近なところにオオキンケイギクは生育しています。
花はコスモスに似た形状で直径5cm〜7cm程で茎の先端に1つの花を付けます。
花びらの色は黄橙色で、花の中央部も同じ色をしています。
花びらの先端には不規則に4〜5つのぎざぎざがあります。
[画像:オオキンケイギク写真(葉)]葉は、細長いへら状をしており、一番幅がある部分の幅は、1cm程度です。
葉の両面には荒い毛が生えており、葉の周囲はなめらかで鋸歯がありません。
庭などに生えているのを見かけたら、駆除してください。オオキンケイギクは、法律で栽培や運搬等が禁止されていますので、処理する際には、種子を地面に落とさないように根から株ごと引き抜いたものを丈夫な袋に入れ、しっかりと口を縛って腐らせる、又は、2〜3日天日にさらして枯死させる等した後で、速やかに各自治体のゴミの分別方法に従って処分してください。オオキンケイギクは、多年草のため、根が残ると翌年もまた生えてきます。
オオキンケイギクは、法律で栽培や運搬等が禁止されている植物です。違反すると、個人の場合、最高懲役3年以下、300万円以下の罰金、企業等の場合は1億円以下の罰金が科せられます。
富士山科学研究所が2015年に調査したオオキンケイギクの県内の分布状況は、次のとおりです。
オオキンケイギクの見分け方や駆除する際の注意点をまとめたリーフレットを作成しましたので、ダウンロードや印刷して御活用ください。