2009年06月04日
bar-exam:新司法試験の監督業務の外部委託
受験者によると、試験は午後4時〜5時半に実施。約70人の受験者ほぼ全員がストップウオッチや腕時計で時間を計測しながら臨んでいた。試験監督の女性が「終わりです」と告げ、問題が回収された後、「1分短かった」と抗議する受験生と「ちゃんと計った」とする試験監督が押し問答になったという。広島会場での試験監督業務は、イベント企画・運営会社「コングレ」(東京都千代田区)が受託。同社は「コメントできない」と話している。
抗議した受験生は、10人というのであるから、一人二人おかしな人がいたという話ではなさそうである。
そうこうするうちに、今日は、もうこの短答式の成績発表の日である。
追記:救済措置が講じられた。
加点措置について
1日目3時限目に実施された短答式試験刑事系科目に際し,広島試験地の試験室(受験者6
9名)において,監督員が試験終了時刻の約1分前に試験の終了を告げたことにより,適正な
試験時間の確保がされなかったことが認められた。
6月3日に開催された司法試験委員会において,これに関する措置として,上記試験室で受
験した受験者全員につき,短答式試験刑事系科目の得点として3点を加算することが決定され
た。
2009年06月04日 学問・資格 | 固定リンク
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コメント
新試験の監督業務は、一部ではひどいことになっていると聞きます。初回には、余白を切り取って答案構成をし、いよいよ書き始めるというときに、その紙を取り上げられた受験者がいたとか・・・ 委託は悪いことではないとしても、司法試験に独特の考慮事項についてはきちんと伝えなければいけないのではと思いました(今では直っていると信じたい)。
投稿: 大杉 | 2009年06月09日 08:30
神経ばりばりにハリネズミ状態にしている受験生が、そんな扱いをされて黙っているわけはなく、トラブル頻発ではないでしょうかね。
それにしても1分でも短く終わるというのは一線を越えています。
ただ、逆だったら、つまり1分か2分長くやってしまったというのだと、是正する可能性もなくなりそうです。一部ラッキーな教室もあったということでみんなが納得できればよいのだけど。
投稿: 町村 | 2009年06月09日 08:44