2008年04月24日
DRM負の側面が表面化
CNET Japan:マイクロソフト、MSN Musicで購入済みの楽曲を転送できなくなる問題について釈明
ポイントは、DRM付きで販売した楽曲は、顧客が新たなコンピュータを購入する都度、そのDRMキーを発行し、サポートし続けなければならず、それはユーザと楽曲配信者の双方に過剰な負担となるということである。
記事中のべネット氏の説明
「毎回、サポートに関する問題が持ち上がる。ライセンスをダウンロードすることができないため、多くの人々がサポートを求めてくる。その度に、新しいコード、新しいコンフィギュレーションを作成することが求められる。(中略)今後の最善の対策は、Zuneのみに集中することであると、われわれは心より確信している」(Bennett氏)
そして記事の分析
「これまで批評家は、DRMに関して、消費者を犠牲にしながら、合法的に購入された楽曲のコントロールを可能にする手段であると、長きに及ぶ批判を展開してきた。今回のMSNの状況は、まさにその良い例である。」
少なくともこの点については、マイクロソフトが悪いわけではない。デジタル音楽配信という取引形態が、従前の著作権秩序と不適合を起こしていることの一例に過ぎないのである。
2008年04月24日 パソコン・インターネット | 固定リンク
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