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【レスリング】尾崎野乃香 慶大女子初の五輪金メダル獲得を宣言「一番に掲げて」慶大壮行会に出席

[ 2024年6月8日 18:39 ]

慶大レスリング部の壮行会で応援指導部員と笑顔で記念撮影に応じる尾崎野乃香(左から3人目)
Photo By スポニチ

レスリング女子68キロ級でパリ五輪代表の尾崎野乃香(21=慶大)が8日、東京都港区の慶大三田キャンパスで行われた壮行会に出席。約200人の関係者を前に、慶大女子初の五輪金メダル獲得を約束した。

約2時間の会の終盤。壇上であいさつに立った尾崎が宣言した。「ここまで来た以上、五輪では金メダルしか見ていない。慶応義塾初の女子五輪金メダリストとなることを一番(の目標)に掲げて頑張りたいと思う」。会場がこの日一番の拍手に包まれると、尾崎も万感の表情で頭を下げた。

慶大と五輪の歴史は長い。1920年、日本として2度目の参加だったアントワープ五輪では、熊谷一弥がシングルスとダブルスでともに銀メダルを獲得し、これが日本人初の五輪メダルとなった。その後も「鬼に金棒、小野に鉄棒」と称された体操男子の小野喬、近年では16年リオデジャネイロ五輪の陸上男子400メートルリレーで銀メダルを獲得した山縣亮太ら多くのオリンピアン、メダリストを輩出しているが、女子のメダリストはいまだゼロ。尾崎には歴史に名を刻むチャンスがある。

尾崎はレスリング部に籍を置くものの、普段は外部で練習し、学生大会に出場することもない。それでも壮行会には現役部員や祖父母と孫ほど年の離れたOBも駆け付け、"慶応ファミリー"の結束の強さを感じ入った様子。「皆様の支えであったり、応援が今の私につながっている。皆様への恩返し、それを一番に思って闘いたい。感謝しかない」と頭を下げ、最後は応援歌「若き血」を大合唱して気持ちを高めた。

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