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京産大ラグビー部 大西健元監督 退官記念祝賀会 480人の関係者が盛大にお祝い 先生ありがとう!

[ 2023年7月31日 19:01 ]

京産大ラグビー部・広瀬監督(左から)、大西健氏、迪子夫人、元木GM
Photo By スポニチ

京産大ラグビー部の大西健元監督(73)の退官記念祝賀会が30日、京都市内のホテルで開催された。

大学創立9年目の1973年から47年間指導し、19年度シーズン限りで勇退。4度の関西リーグ制覇、大学選手権は7度の4強入りする強豪に育て上げた大西氏の祝賀会には、日本ラグビー協会名誉総裁で、同大学の日本文化研究所特別教授の三笠宮彬子女王殿下が出席されるなど関係者、OBら480人が集まり盛大に行われた。

関西大学Bリーグからスタートした指導者の道。「歴史は浅くても伝統校になれる」。こだわりをもって指導してきた。伝統に挑戦するために関東遠征し慶大、早大、明大の胸も借りた。"新参者"を快く受け入れてくれ伝統校の指導者に「思いやり、優しさ」を学んだ。
「努力で強くなれる」とフォワードを徹底的に強化。スクラム、モールは伝統の武器となった。

プロップの田倉政憲が同大学初の日本代表選手に選ばれるなど強力フォワードがチームの看板ではあるが、現監督の広瀬佳司、吉田明、大畑大介、田中史朗らバックス陣からも多くの桜戦士が誕生した。

「伝統とは何か。一代で築けるもんじゃない。次代につなぐ人たちが頑張らないといけない。先人の築いたことを次代につないでいく。それが伝統になると思います。広瀬、元木、お願いしますね」

広瀬監督、明大出身の元木由記雄GMに思いは託された。

勇退から3年。大西氏の表情は今まで以上に柔和になった。

ずっとそばで支えてくれた迪子夫人に照れながら「初めて言います。ありがとう」。

感謝の言葉に、会場は、一番の盛り上がりを見せた。

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