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ラグビー「KOBELCO CUP2023」 男子U17は近畿が5年ぶり頂点 U18は関東、女子は九州

[ 2023年7月31日 06:00 ]

優勝したU17近畿の選手たち
Photo By スポニチ

ラグビーの「KOBELCO CUP2023」は30日、長野県上田市の菅平高原で第19回全国高等学校合同チーム大会のU17、U18両決勝リーグ戦と第13回全国高等学校女子合同チーム大会の決勝、育成両リーグ戦を行った。2年生以下の有望選手を選抜した男子のU17は近畿が5年ぶりの頂点に立った。部員不足の学校から選抜されたU18は関東が6年ぶりの優勝。女子は九州が2年連続優勝を飾った。

<U17近畿>激戦を制した。1戦目に九州を圧倒し、迎えた関東との直接対決。勝者が優勝となる一戦は、攻守がめまぐるしく入れ替わった。しびれるような展開で、最後は15―14で逃げ切り。プロップ上杉悠太(天王寺2年)は最前線で体を張り続け、「全力を出し切った。みんなに感謝です」と笑った。府内有数の進学校に通う背番号17。花園常連校の有望株が集うチームにあって異彩を放つ。1メートル80、115キロ。突破力や走力にも優れ、大島淳史監督は「将来、日本ラグビー界の宝になるのでは」と期待を寄せた。

《6年ぶり優勝》
<U18関東>九州を22―19で、東海を12―5で退け、6年ぶりの優勝を飾った。メンバーの大半は高校から競技を始めたが、いずれの試合もスクラムで優位に立ち、主導権を握った。「圧倒的なディフェンス」をスローガンに掲げた今大会。優勝が決まると、プロップ鈴木心恩主将(公文国際学園3年)は人目をはばからず号泣した。「完ぺきでした。(大会は)長く、濃い時間でした」と充実感に浸った。

《得失点差で連覇》
<女子九州>3勝1敗の勝ち点10で関東と並んだが、得失点差で2年連続の頂点に立った。この日最後に迎えた中国戦。逆転優勝するには19点差以上の勝利が絶対条件だった。重圧もかかる中、開始1分に先制トライを奪うと、攻守に圧倒。計5トライを奪い、31―5で快勝した。CTB高木瑠奈主将(筑紫3年)は「点差を気にせず、全員がリーダーシップを持ってアタックと防御ができた」とうなずいた。

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