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豪栄道「私の果たせなかった横綱を育てたい」3年越し断髪式 武隈襲名披露大相撲

[ 2022年1月30日 05:30 ]

はさみを入れた元横綱・白鵬の間垣親方(右)に声をかけられる元豪栄道の武隈親方
Photo By 代表撮影

大相撲の元大関・豪栄道(35=本名・沢井豪太郎)の引退、武隈襲名披露大相撲が29日、東京・両国国技館で行われた。断髪式では、元ボクシングの世界王者・内山高志氏、間垣親方(元横綱・白鵬)ら約380人がはさみを入れ、師匠の境川親方(元小結・両国)の止めばさみで大銀杏(いちょう)に別れを告げた。

20年初場所後に引退して、2年が経過。コロナ下で、興行形式として行われるのは初となり「不安もあったが、いろんな方の支えがあってこの日がある」と感謝を述べた。整髪を終えた武隈親方は幕内の取組終了後にタキシード姿で土俵上であいさつ。「私の果たせなかった横綱を育てたいと考えております」と語ると、割れんばかりの拍手を浴びた。

《大関昇進の御嶽海に大きな拍手》主役の武隈親方だけでなく、初場所後に大関に昇進したばかりの御嶽海にも大きな拍手が送られ、ファンからの期待の高さをうかがわせた。取組では「新大関御嶽海」と場内アナウンスされ、横綱照ノ富士との結びの一番を寄り切りで制した。古傷の両膝の状態などが不安視される照ノ富士は、横綱土俵入りと取組を予定通り実施。初場所を途中休場した大関貴景勝も取組に入った。

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