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川崎F・U―21代表候補FW宮城天 先発定着へ意欲「チャンスをつかみ取らないと」

[ 2022年3月10日 19:29 ]

川崎F・宮城
Photo By スポニチ

川崎FのU―21代表候補FW宮城天(20)が10日、オンライン取材に応じ、先発定着への思いを口にした。

左FWで後半28分から途中出場した6日のG大阪戦では、MF小塚から浮き球のパスを受け、正確なトラップから右足で今季初得点をマーク。0―1の緊張感のある状況でも「いつも通りのプレーができた」と落ち着いて輝いた。

今季、4―3―3の左FWは"激戦区"。先発がほぼ毎試合異なっている。富士フイルム・スーパー杯の浦和戦はチャナティップ、J1開幕後はFC東京戦がマルシーニョ、横浜戦が宮城、鹿島戦が小林、そして浦和戦とG大阪戦は遠野が連続で務めた。

攻撃で加えたいエッセンスや対戦相手の特長によっても変化を加えているポジションで、鬼木監督は今後もさまざまな選手を起用していく意向を示している。宮城は「圧倒的な人がいないということ」と分析し、「自分がチャンスをつかみ取らないといけないと思っている」と先発定着への意欲を語った。

G大阪戦の翌7日から9日までは、U―21日本代表候補合宿に参加した。「身近で同世代の人達を見て、やっぱ負けちゃいけないなと思った」。刺激を受けたことを明かしつつ、自身を「パリ五輪に行っていいレベルじゃない」とも見つめる。

パリ五輪を目指すのは「自チームで絶対的な存在になってから」。それは昨夏の東京五輪に出場したクラブのOB、田中、三笘、旗手の姿を身近で見てきたから思うことでもある。表情を引き締め、「選ばれるレベルじゃない」と繰り返した。

際立つ個性を持つ選手ばかりのJ1王者の中で埋もれないためには、果敢に自身の「色」を出すこと。迷ってミスをするくらいなら、全部チャレンジしてミスしたほうがいい。そんな心持ちでピッチに向かっている。

ブレイクが期待される20歳は「自分が決める、流れを変えるという気持ちを持っていいと思う。FWなので、攻撃を引っ張っていかないとチームも機能しない」と中心に立ってけん引していく覚悟を語った。

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サッカーの2022年3月10日のニュース

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