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藤井竜王、佐々木八段との第6局は1日目午前で今期7番勝負最速67手 先手・佐々木が相掛かりへ誘導

[ 2024年12月11日 14:21 ]

竜王戦第6局に臨む藤井聡太竜王(日本将棋連盟提供)
Photo By 提供写真

将棋の藤井聡太竜王(22)=王将を含む7冠=が挑戦者に佐々木勇気八段(30)を迎える第37期竜王戦7番勝負第6局は11日午前9時、鹿児島県指宿市「指宿白水館」で1日目が始まり、戦型は先手・佐々木の相掛かりになった。

7番勝負はここまで藤井の3勝2敗で迎え、藤井が勝てば4連覇、佐々木が勝てば3勝3敗で第7局へ決着を持ち越す。午後0時半、昼食休憩に入るまでに67手進んだ。

指し手数が示すように、局面はすでに終盤の入り口と言っていい。佐々木は馬を盤面中央へ引き付け、藤井は飛車を敵陣へ打ち込んだ。1日目午前で57手進んだ第1局をなお10手超え、今期7番勝負最速。両者すでに研究済みの局面と思われる。

相掛かりは、佐々木が先手で藤井の29連勝を止めた、17年7月の第30期竜王戦決勝トーナメントと同じ戦型。負ければ敗退となる将棋にかけた意気込みを戦型選択に表した。

67手目が指された午前11時38分から藤井が長考に入り、昼食休憩を経た再開後も考慮に沈んだ。持ち時間8時間から昼食休憩までに藤井が2時間25分、佐々木は41分消費した。昼食メニューは藤井が鹿児島黒牛膳、佐々木は海鮮丼定食と寿司。共にご飯は少なめだが、2人前ある。

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