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仲野太賀 旅本を12日に発売 "世界で最も美しい谷"で「クソまみれ」の思い出

[ 2024年12月11日 05:00 ]

旅本「Midnight Pizza Club 1st BLAZE Langtang Valley」を発売する(左から)阿部裕介氏、仲野太賀、上出遼平氏(撮影・糸賀日向子)
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俳優の仲野太賀(31)が、テレビディレクター・上出遼平氏、パキスタンの辺境に住む人々の普遍的な生活を対象に撮影を続ける写真家・阿部裕介氏とともに旅本「Midnight Pizza Club 1st BLAZE Langtang Valley」(講談社)をあす12日に発売する。このほど本紙などの取材に応じ、「我々なりの"地球の歩き方"をつくりたいと、できあがったのがこの本」とアピールした。

昨年12月に上出氏、阿部氏と米ニューヨークの地で「ミッドナイト・ピッツァ・クラブ」を結成。今年2、3月に"世界で最も美しい谷のひとつ"と言われるネパールの秘境「ランタン谷」の最奥にある集落「キャンジン・ゴンパ(標高3840メートル)」を目指して歩き、さらにそこから標高4773メートルを誇る「キャンジン・リー」を登頂する旅を行った。その様子を写真と文章で収録している。

旅の思い出を聞かれると阿部氏は「ホットシャワーを浴びられたこと」と回答。「水しか出ないのが基本なんですけども、2、3日目にシャワーを浴びたらお湯が出た。極限状態まで歩き、久しぶりに入るシャワーって凄い気持ちいい」と感動を語った。

仲野はランタン村での出来事を回顧。散歩中に野原のような所を歩いていたといい「よく見たら水たまりだ、と思ってどこまで水たまりなんだろうと考えたぐらいのタイミングで阿部ちゃんが飛んでいた。深かったんですけど、持っているライカだけこうやって(頭の上に掲げて)、"ライカは守ったぞ"と言っていた」と友人の"勇姿"を振り返った。ただ、水たまりかと思われたものの正体はヤクの肥だめだったといい「世界一美しい谷に行きたいと連れて行ってもらったところで僕が見たのはクソまみれになった友人の姿でした」と笑った。

すでに第2弾となる旅も行っている。上出氏は「アパラチアン・トレイルっていう、物凄く長い有名なロングトレイルのルートの一部を歩いて、悪夢のような日々を送った。行ったら雪だったという最悪の最悪のパターン」と明かした。過酷な環境だったといい「ほぼ野宿でよくクマの足跡に怯えながら、太賀くんはぶち切れ、阿部ちゃんは僕のフライパンでお湯を沸かして"凍傷だ"と言って足を突っ込んだ。だいぶやばい旅でした」と振り返った。

それでも来年1月1日には次なる旅に行く。行き先は今後明かされるというが、阿部は「その国で最も誰も行かないだろうなっていう最悪なルート」と語る。上出は「我々は動きが遅い。予約を取らなきゃとルートを決めたときに、唯一空いていたのがその国で最もハードなトレイルだった」とその理由を明かした。なお、第2、3弾の旅についても旅本の発売を予定しているという。

今後行きたい場所を聞かれると仲野は「いろんな場所に行きたい」と目を輝かせる。阿部氏は「旅は自由だから、目的地がないままふらついて、そこで出会った人たちと楽しむのが凄い重要かなと思う」と"流儀"。上出氏も「むちゃくちゃだから本を書いても面白い。昔の珍道中みたいなノリがまだここには息づいている」とこの3人だからこその旅の魅力を語った。

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