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佐々木八段、30連勝阻止の相掛かり採用 先手、記録係まで同じ舞台設定 藤井竜王との第6局1日目始まる

[ 2024年12月11日 10:18 ]

竜王戦第6局に臨む佐々木勇気八段(日本将棋連盟提供)
Photo By 提供写真

将棋の藤井聡太竜王(22)=王将を含む7冠=が挑戦者に佐々木勇気八段(30)を迎える第37期竜王戦7番勝負第6局は11日午前9時、鹿児島県指宿市「指宿白水館」で1日目が始まり、戦型は先手・佐々木の相掛かりになった。

相掛かりは角換わりや矢倉と並ぶ居飛車の主力戦法の一つで、飛先の歩を進めて攻めを構築する。お互い飛先の歩を突き合った5手目、佐々木が左金を上がって角頭を守った。

両者の対戦成績は藤井の7勝4敗(未放映のテレビ対局を除く)。相掛かりへ進んだのは3局目で、佐々木の先手となると両者の初対戦、17年7月の第30期竜王戦決勝トーナメント以来7年ぶり。つまり、藤井が16年12月、加藤一二三九段に勝利してデビュー戦を飾って以降の最長連勝記録29連勝を止めた一局以来となる。5手目に要した考慮時間2分は、その決断をするためだったのだろうか。

くしくも記録係は当時と同じ福田晴紀三段。負けると、初出場したタイトル戦の敗退が決まる将棋に、佐々木は30連勝を阻止した戦型を採用した。午前10時のおやつは藤井が「旬蒸ふくれ」と温かい知覧茶、佐々木はフルーツ盛り、アップルジュース、温かい知覧茶。

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