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直前に開幕延期「ジョジョ」東宝が謝罪&経緯説明「見通しの甘さ」「複雑な演出」異例の交通・宿泊費負担も

[ 2024年2月6日 17:50 ]

帝国劇場
Photo By スポニチ

初日2日前の今月4日に急きょ開幕延期となったミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」(東京・帝国劇場)について、製作の東宝は6日、公式サイトで経緯を説明し、あらためて謝罪した。大きな波紋を呼んだためか、中止公演のチケットを購入した観客に対しては、交通費・宿泊費も負担すると異例とも言える最大限の対応を示した。

荒木飛呂彦氏の人気漫画がミュージカル化される話題の舞台。主人公ジョナサン・ジョースター役を松下優也と有澤樟太郎、宿敵ディオ・ブランドー役を宮野真守が演じる。

「開幕準備に想定以上の時間を要すこととなり、万全の状態で公演をお届けすることが難しいため」として、初日を含む4公演を中止。「この度の公演中止は私ども東宝株式会社の本公演製作における見通しの甘さ、製作体制の不行き届きが招いた結果でございます。ご観劇を楽しみにされていたお客様をはじめ、すべての関係者の皆様に心より深くお詫び申し上げます。また、公演中止のご案内が公演日の直前となった結果、お客様に多大なご迷惑をおかけ致しましたこと、公演中止に関する当初のご説明に至らない点があり、多くのお客様にご心配、ご迷惑をおかけ致しましたことにつきましても、重ねてお詫び申し上げます」と謝罪の言葉を重ねた。

開幕延期に至った経緯については「本作品については、弊社製作体制の下、その複雑な演出プランに対応するための確認作業が想定以上に必要となったことなどから、稽古の進行が予定より遅れておりました。帝国劇場における舞台上での稽古開始後もギリギリまで、予定通りの初日に向けて一同で力を尽くして参りましたが、さらなる修正・見直し等が発生するなどしたことから、進行の遅れを挽回することができず、協議を重ねた結果、スタッフ・キャストの安全確保の観点からも、初日を延期し、上記4公演を中止せざるを得ないという判断に至りました」と説明。「かかる事態は、全くもってあってはならないことであり、弊社ではその責任を重く受け止めております」と責めを負った。

中止公演のチケットを購入した観客には、チケット代金はもちろん「ご購入時のチケット販売手数料およびシステム利用料、公演中止発表以前にご手配済の交通費および宿泊費のキャンセル料、またはキャンセルが叶わなかったお客様は上記交通費および1公演日につき1泊分の宿泊費を、弊社で負担をさせていただきます。お支払いされた金額の領収書等および中止公演回のチケットをお手元に保管いただきたく、お願い申し上げます」と呼び掛けた。

今後の公演や払戻の詳細などについては、8日午後4時までにアナウンスされる。

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