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柳澤秀夫氏 10万円給付に所得制限 合意の自公に「シナリオが最初からあったんじゃないか」

[ 2021年11月13日 13:28 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
Photo By スポニチ

元NHKでジャーナリストの柳澤秀夫氏(68)が13日、テレビ朝日「中居正広のニュースな会」(土曜正午)に出演。自民、公明両党が新型コロナウイルス経済対策として一致していた18歳以下の子どもへの10万円相当給付に当たり、年収960万円の所得制限を導入する方針で合意したことに言及した。

柳澤氏は「当初は公明党が衆議院選挙で公約した18歳以下一律給付だったんですけど、一律給付だとバラマキじゃないかって批判が前から出てましたから、その辺を所得制限を付けることで政治決着させた。正直言って、こういうシナリオが最初からあったんじゃないかって私個人は見ている」と見解。そのうえで「もう1つ気になるのは、所得制限といっても世帯の所得じゃない、世帯主の(所得)。共働きの場合もあるし、旦那さんだけは働いている場合もある。旦那さんだけ働いていて、奥さんだけ働いていて、960万円を超えていたら、もらえない。これどうなの?って話」と疑問を呈した。

岸田文雄首相(自民党総裁)と山口那津男公明党代表が10日に官邸で会談し、確認した。首相はその夜の記者会見で「厳しい経済状況にある学生にも、修学継続のため10万円の緊急給付金を支給する」と明らかにした。年収960万円の所得制限を導入する方針で、10万円は5万円は現金で支給し、さらに5万円相当のクーポンでの支給することで合意した。

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