第2に、中国は規則に基づき事を処理し、国際ルールに沿っている。中国は責任ある大国であり、名声を重視し、厳しく己を律しており、相手につけ込む隙は与えない。ベトナムが故意に協調しない中、試験飛行活動の安全を確保し、効果的に実施するため、中国政府は飛行活動を国の航空活動とし、民間機を徴用して行うことを決定した。国際法に基づき、国の航空活動は「国際民間航空条約」および国際民間航空機関の規定の制約を受けず、主権国が責任をもって実施することができる。したがって、中国側は正当な手続きを踏んだのであり、ベトナムはたとえ不満でも反対することはできない。
第3に、中国の島・礁建設は有益な公共財の提供を旨とするものであり、ベトナムが騒ぎを起こすことこそが地域の安全にとって真の脅威だ。中国が飛行場を建設することで人員往来、緊急救助などに敏捷な交通手段を提供することができ、これは南中国海地域の海上捜索・救難などの公共サービス能力の向上にプラスだ。ベトナムは中国の貢献を無視し、何の根拠もなく「中国の脅威」を騒ぎ立てている。その結果は、南中国海情勢をエスカレートさせるだけだ。
ベトナムは根も葉も無い事を言って中国を非難し、意図的に先手を打ち、南中国海での中国の島・礁建設に対するネガティブな世論を人為的に作り出している。その背後に、南中国海での中国の主権・権益を奪い取る魂胆があるのは明らかだ。近年、ベトナムは南中国海問題で中国の譲れぬ一線に繰り返し挑戦し、誤った判断をし、中越関係を深刻に損ない、南中国海の平和と安定に影響を与えてきた。
ベトナムは教訓を汲み取り、南中国海での中国の正当な活動に対するいわれなき妨害を止め、溝と争いが中越関係の大局を揺るがさないようにするべきだ。友好的な協議、溝のコントロールこそが南中国海問題処理の正しい道だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年1月13日