浙江省烏鎮で開かれていた第1回世界インターネット大会が21日閉幕した。中国工業・情報化部(省)の尚氷副部長(次官)は閉幕式において、中国は今後5つの重点任務に取り組み、経済発展におけるインターネットの重要な役割をさらに発揮させていくと述べた。中国新聞社が伝えた。
まず一つ目は、ブロードバンド建設を加速させ、ブロードバンドの発展を促す新たなプラットホームを構築すること。尚副部長は、「ブロードバンドインフラ設備はインターネットを発展させる上での基盤であり、中国は今後ブロードバンドインフラ設備の建設をさらに加速させていく」と述べた。二つ目は、新たな分野を切り開き、融合させていくこと。尚副部長は、「工業、農業、金融、貿易、教育、医療衛生、社会保障といった各分野でのインターネットの応用範囲を拡大させ、オンラインとオフラインの融合を進め、ハイレベルかつ牽引力のある新しい経済の成長源を形成する」と述べた。三つ目は新たな協力・イノベーションモデルを構築すること。尚副部長は、「今後知的財産権の保護を強化し、企業主導、政府推進、多元的投資、成果共有の新たな協力・イノベーションモデルを構築し、企業の技術や製品、ビジネスモデルといった面でのイノベーション強化を積極的に支持し、中国のインターネット産業におけるコア競争力の向上を加速させていく」と述べた。
閉幕式の最後に、浙江省烏鎮は世界インターネット大会の永久開催地に正式に指定された。(編集IM)
「人民網日本語版」2014年11月21日