シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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ウズベキスタンで最も有名な日本人

世界で活躍する日本人の話です。

先日、ベトナムに滞在する日本人のための情報誌をパラパラと読んでいたところ、こんなものを発見しました。

ベトナムで活躍する歌手、「SAKAI(サカイ)」

「SAKAI」というからには、当然、日本人です。(本名「境恒春(さかいつねはる)」)
何でも彼、2001年に日越合同プロジェクトとかで渡越。なにを思ったか、Ngoc Son(ゴック・ソン)というベトナムの超大物歌手に弟子入りし、ベトナムで歌手デビューしたらしい。

…そういえば、フィリピンにも似たようなのがいたなぁ。

フィリピンのタレント「Ya Chang(ヤッチャン)」

この怪しげなヤッチャンという男、元々、片思いしていたフィリピーナを追ってマニラへ渡り、フィリピノ語を猛勉強し、なぜかフィリピンでタレントになってしまった日本人である。タレント活動のほかにCDまで出してたし。

彼らは決して全世界的有名人ではないにしても、それぞれが各国のローカルシーンでそこそこ有名な日本人と言えるであろう。

…と、ここでふと考える。「ウズベキスタンにはそんな日本人いたかなぁ…」と。

ふりかえれば私がはじめてウズベクへ行ったのは数年前、そのときは個人旅行だったんですが、そういえば、行く先々で「おまえ、日本人なら「アキオ・カバト」を知ってるだろ」とか、「この町に「アキオ・カバト」が来たんだぜ、すげぇだろ」みたいなことを言われ、一緒に旅行していた女友達と「アキオ・カバト」って誰だろう…なんて話していたのを思い出しました。

で、その旅行から時を経て2003年。半年間ウズベクで生活することになったんですが、そこで初めて「アキオ・カバト」の正体が判明。

「河東哲夫(かわとうあきお)」……って、当時の「駐ウズベク日本大使」じゃねーか!

ちなみにこの人(右)です。


勝手に写真を出してしまってスミマセン。とても話の面白い人です。(「興味深い話をしてくれる」という意味です。)
ウズベク語には「ワ行」の音がないから、「ワ」が「ヴァ」になって、「カワト」が「カヴァト」になっちゃうんです。(「モスクワ」が「モスクヴァ」なのと同じ要領です。ちなみに「わたなべ」も「ヴァタナベ」になります。)

この国で活躍している(または有名な)日本人といえば、我が町を訪れた日本の外交官。それくらい、当時のウズベクの一般人にとって日本は馴染みの薄いもんだったんだなぁ、と改めて思います。今のウズベクではどんな名前が出るんだろう…。たいして変わらないと思うけど。

んで、この河東元大使、今は外交官という職も退いてしまったらしいんですが、考えてみればときどきウズベクの国営放送にも登場していたみたいだし、日本でもたまにNHKの討論番組なんかに出てるし、本も出版してるし、有名人といえば言えなくもないか…。あと、最近はブログもやっていて、ちょっと難しいけど私個人としてはわりと楽しく読まさせてもらっています。
←ココです。

そんなわけで、海外ローカルで活躍する日本人、調べてみると意外とその国が見えたりしておもしろいかもしれません。

(旧サイト・2007年3月5日記載)

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