【つめかんじき作り教室】(1/24)の様子

1月24日(土)に「つめかんじき作り教室」が行われました。
←「かんじき」というのは雪の上を歩くときに、深雪の中でも足が沈まないように足につける道具です。
最近は「スノーシュー」と呼ばれる西洋かんじきを使ったトレッキングも流行ってますが、
昔から小国の人たちが雪の上を歩くのに使っていたのは木でできた「かんじき」という道具です。
雪山など傾斜のあるところではスノーシューよりも歩きやすいので、今でも登山やウサギ狩りなどで重宝されている道具です。
かんじきの中にも色々種類があるのですが、今回は雪山や固い雪の上を歩くのに適した「つめかんじき」の作り方を教わりました。
作り方を教えてくださったのは小国山岳会員でもある関英俊さん。
材料は小国の山に多く自生しているクロモジの木を使います。
クロモジは丈夫で、乾燥させると水が浸み込みにくくなることから、かんじきを作るのに適しているそうです。
U字に曲げられたクロモジを2つ組合わせて枠を作ります。
天然の木を使うので、組み合わさる部分の太さを合わせるためにナイフで削っていきます。
太さが整ったら針金をしめて木を組み合わせていきます。
この針金をしめる作業に皆さん一番苦戦した様子。
組みあがったかんじきを一度で茹で、少しゆるんだ所につめを打ち込んでいきます。
これも力のいる作業ですが一人一人体験してもらいました。
つめを打ち込んだら最後の仕上げ、足を結ぶためのロープをからめていきます。
無事に立派なかんじきが完成しました!
せっかく自分で作ったつめかんじき、是非これを使って雪の上を歩いてみてほしいですね。

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