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オペアンプ回路で仮想短絡が成立するためには、回路が安定な負帰還になっていることが必要だ。負帰還になっていることの簡易チェックには、矢印↓↑を使って信号と出力の極性を確かめる方法がある。
成書でこの方法を記載しているのは、I大学M教授の本が最初であると私は認識している。
その本に出会うまでは、細々と自己流、自衛のため日常の回路チェックに私は使っていた。
やり方の概要は
1 入力に信号が入る。+の極性なら大きい↑を書く。
2 オぺアンプの入力端子に少し小さい信号が↑で入る。
3 入力端子の極性が-であれば、出力電圧は大きく↓となる。
4 その信号の一部(小さい↓)が-入力端子に戻る。
5 4がオペアンプの入力電位差をなくす方向なら負帰還と判断する。なお、入力信号が単に分圧して+入力端子に入っている場合には、+信号の影響は負帰還か否かの判断には影響しない。
この方法によれば、オペアンプの出力極性のチェックとともに、回路が負帰還である=仮想短絡の成立の一前提を一目でチェックできる。
アナログエンジニアはぱっと目では、きちんと負帰還がかかっているかどうかの初期チェックに矢印を今でも使っている。
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