我が家では、45cm水槽でネオンテトラとレッドプラティを飼っている。当初は各4匹でスタートしたが、早い時期に1匹づつ死んで、親はともに3匹。
現在はプラティが20数匹サイズさまざま、テトラの数は変わらず。
両者ともにメダカサイズであるが、プラティは卵胎生である。
昨日も2-3mmの小さいのが約2匹見つかった。「約」が付いているのは、同時に見ない限り泳ぎ回る水槽の中では、正確な数を把握できないからだ。
45cm水槽の水量は約30Lだから1匹当たりの専有空間は1L程度だが、プラティの親は中・上層部を泳いで、テトラは下層部を泳ぐことが多い。従って、魚口密度はもっと高い。
ちびちゃんは多いときには1度に5-6匹以上生まれることもあるが、育つのは2-3匹。残りは消えてしまう。たぶん、親魚に食べられてしますのだろう。生後間もない稚魚は、あちら、こちらに身を隠して生活している。親魚のなかに混じり込むと、結構つつかれているので、食べられてしまうのかも知れない。それでも1日1回の餌時には、果敢に体長の半分ほどの餌に挑戦している。
卵胎生なので、狭い水槽でも現在はその数が増えてきている。しかし、飼い始めてから3年は経過しているので、親魚の老衰などがそろそろ起こりそうだ。
30Lの中での小魚は一体何匹程度が平衡点なのだろうか。
今までは、生の部分が目立っていたが、これからは死を見る機会も増えてくるだろう。
私は今、60半ば。人の生死を感じる機会も増えることだろう。
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山椒の葉を食草としていた終齢幼虫を飼っていた。青虫の糞はころころだが、11日午後、下痢便状の糞をして間もなく蛹になった。
011 ←屋外に話す直前のアゲハ蝶
ちょうど10日目の今日、羽化した。
毎早朝、蛹の様子を確認していたのだが、昨日の夜更かしで朝起きられず、羽化の瞬間は見逃した。残念無念。こんなチャンスそうはないのに・・・。
翅が伸びきる前あたりからずーと眺めていた。途中、まったく動かなくなる。
せっかく、今回は無事に羽化したのに死んでしまったかと思い放置、4時間経過。少し動き始めたので観察再開。
子供の頃は、虫取り網で蝶をずいぶん追いかけたが、捕まえて標本にできた記憶はない。
息子が小学生のころには、身近に食草があったので、芋虫を飼ったこともあった。しかし、その時は蛹から出てきたのは小型の蜂2匹。寄生蜂だったらしい。
去年は秋口に同じことをやったが、蛹までは進行したがその後死んでしまった。
今回は無事に放蝶できた。めでたし、めでたし。
この模様だとナミアゲハかな。
夏も終盤、小学生の夏休み研究もどきをやっていたアナログエンジニアでした。
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2010年8月21日 (土) 生物科学 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
_0001 「色彩心理学入門」大山 正著、中公新書1169、1994初版、2008(7版)、ISBN4-12-101169-4、760\+税。
国立西洋美術館の売店で購入した本。
副題には「ニュートンとゲーテの流れを追って」の表記があるが、色彩研究の歴史からマンセルの色立体、国際照明委員会(CIE)の色度図の意味まで広く網羅している。
見識豊かな書である。
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普段何気なく色の「3原色」という言葉を使い、RGBを用いた可色混色を利用している。なぜRGBなのか、この書はそんな疑問に実証的に答えてくれる。
人間の網膜の3種類の錐体(感色細胞)がRGBのスペクトルに反応するので、中間色たとえば黄色は赤と緑の加色混色により表現することが出来る。
では、3種類の錐体の一部の感度が0あるいは低下した場合には、どのような色の世界が見えるのか、この本はそんな疑問にも答えてくれる。(色盲、色弱)
光の3原色は人間のもつ光の波長に対する刺激を基にして、成り立っている。人間世界の中でのみ成立する感覚の世界である。感色細胞が4種類あるなら、まったく違った世界となり、人の3原色の世界よりも変化に富む世界となることをこの本は示唆している。
他の生物では、人間とは異なる波長に応答する場合もあり、色とは何かを深く考える良い機会となった。
この本を読み思い出したことがある。
ある健康施設の喫煙コーナーでは、そこに集まる人の肌の色がどす黒くいかにも不健康そうであった。アナログエンジニアは一瞬どきりとした。このコーナーでは、青色の蛍光灯が使われており、肌の色の補色なので、明るい割に肌の色が汚く見えるのである。
逆のケースもある。食品売り場などでは、たとえば肉を売っているコーナーではふつうに暖色系の照明が使われており、自宅で見るよりおいしそうに感じられる。
色彩によるマジックである。
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016_edited1 ←ナミアゲハの幼虫?山椒の葉を食べている。まだ、鳥のフンに擬態しているので、先は長い。しかし、この芋虫のいる場所は、家の北側で藪になっていないので、さなぎの状態でも発見できるかもしれない。
先のエントリーの芋虫はキアゲハの5令幼虫らしいが、いたところは食草がまばらに生えている庭の藪なのでさなぎはまだ見つかっていないし、見つからない可能性も高い。
来シーズンは三つ葉とニンジンを家庭菜園に植えて再度挑戦するぞ!
アナログエンジニアの習性は簡単にあきらめないことが特徴の一つである。納得がいくまで実証的アプローチを執念を持って続ける。そのプロセスを楽しみながら、忘れることなくフォローするのである。
今年は、条件の良いナミアゲハの羽化の写真を残したい。
趣味の方も多忙。
アーチェリーのシングルラウンドで夢の1000点、今年はあと3回挑戦のチャンスがある。
栃木県遠征を2回、地元で1回。
午後の不調はすでに3回目、体力づくりと、昼食の取り方が課題である。
また、再開した油絵の方も、今年中にあと2作位は制作してみたい。
夢は膨らむ。
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_2819 ←故障して永らく使っていなかったライター。原因は種々あった。分解掃除,注油,発火石の交換,パッキンの溶剤洗浄,ガスボンベのアダプタの適正化,などなど。久しぶりで復活した。
先日,前回のエントリーでは,猫知恵に対抗する良い方策がなくて,人間様の方が押され気味であった。
一度は,アナログエンジニアはセンサと超音波を用いた近代科学戦を,我家の家猫(茶トラ)に仕掛ける予定であった。
よく検討し,猫の学習能力・運動能力の高さを考慮すると,生物科学に基づいた戦略が最終勝利への道だと確信した。
猫の手は,とても器用であるが指は人間様のように,親指が他の指と対面して物を正確に掴んでまわすことが出来ない。基本的に4足歩行なので,両前足でドアのノブを回すことはほぼ不可能であると断定できる。
最近,引き戸でも鍵を付けられることが判明した。この鍵を取り付けることが出来れば,少ない戦費で完全勝利も可能である。
予想される鍵の構造は,外側から引き戸を閉めると,ラッチが外れ錠前のフックが引き戸の柱に引っかかるタイプの鍵構造。このタイプの鍵は内側からだとノブを回すだけで開く。
従って,猫は引き戸を自力で開けることは無いだろう。人間様の完全勝利は間近い。
チャロメ! 人間様の完全勝利となるのだ。
こころの余裕が出来たところで,茶トラと模擬戦をやって楽しむ。猫はふっ,ふっと息を吐き戦闘態勢に入る。ぎりぎりの間合いで,猫は右回りに移動しチャンスを窺う。横に回り込まれると人間様の足が危ないので,正面を向くように私も向きを変える。
スリッパを履いた右足で鼻面をかすめるように陽動のフェイントをかける。そして,左足で猫のわき腹に軽くフックを入れる。このようなやり取りの数分後,お互いの間合いを1mまで広げて遊びは終了。
そして,猫はいまサンルームの自分の居場所で眠っている。かわいいやつだ。
この頃は,気が向くと私の膝に寝そべり,撫でてもらう仕草をするようになった。
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_2590 ←石の招き猫。我家では猫の置物を買う度にひとつは福がやってくる,との伝説がある。
我家の家猫(茶トラ,雄)との知恵比べはアナログエンジニアの方が分が悪い状況となっている。
その1,玄関での戦い。
人間様が外出の気配を見せると,1玄関と居間の間のドアを人とともにすり抜ける。2そして,階段の上部に陣取る。3そこで人が靴を履く瞬間に下駄箱の下に移動する。
2,3のタイミングで,人が居間に戻ってもじっと待機している。フェイントはもう効かない。3の段階で捕まえて居間の方に猫を投げても,猛然とUターンしドアが閉まるまえに,玄関にもどる。この段階での勝負は人のほうが,やや分がわるい。
4の段階は靴を履いて玄関ドアを開ける瞬間である。ふつうに開けたのでは,猫に外出されてしまう。最近は,少し開いて猫が近寄ってくるのを待って抱きかかえる作戦を行っている。下駄箱の下から猫が出てきたところを抱きかかえ居間に戻す。以前は人のほうが勝率は高かったが,最近では,本当に人がドアを開ける時にしか出てこなくなり,捕獲率は半分程度以下。
猫は本来,待ち伏せタイプの肉食獣なので,人様の方が根負けしてしまう。
その2 昨日は,食事中に食卓から追い出したら,椅子の背もたれの足場の悪い場所から食器棚へジャンプ。落差110cm,直線距離で120cm強。食器棚の上に陣取られると人様は手が出せない。このときには,さすがの猫もふっ,ふっと気合を込めながら10数秒考えていた。棚の上の物の隙間を狙って,助走なしジャンプを敢行するのだ。
その3 猫が自在に開けられる引き戸が3-4箇所ある。人間様の分が悪い戦いとなりつつある。
書斎の引き戸も危ない。書斎には猫の好きな場所や噛むのに適したプローブ類が沢山ある。書斎だけは守りきらなくてはならない。時間の問題か?当方としても対策案を検討しているが良い方策が今のところ無い。間に合うか。
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Kさんのコメントの超音波式で,猫に近代戦を仕掛けるつもり。電気柵は人間様も不便だし,猫の運動能力を考慮すると線を多数張る必要があるだろう。後は,猫の学習能力と記憶力との勝負になる。超音波式で,少なくとも,ある程度の時間は稼げる感じがする。
_2796 写真は自筆の紫陽花の油絵。バックの色が合わなくて,何度も塗りなおした思い出がある。
花の色も,紫・ピンク色系の混色が難しい。
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テレビドラマでは,死の表現に心電図波形が,ピッ,ピッの音から突然波形が平坦になるシーンを良く見かける。
しかし,実際の死直前の心電図とは明らかに異なる。
私が見た死の直前の心電図は,心電図の正常波形の特徴点であるPQRSTU波形から,その特徴がない心室細動・粗動を経て,平坦波形に至った。
数年前の父の死のときである。
心室細動,粗動波形に入ったとき,下手な看護婦より心電図の意味がわかるので,後数分も経たず死を迎えることを予感した。
そして,親族の誰よりも先に涙が出た。溢れ来る涙を拭くことなく心電図のモニターを見ていた。
心電図は,心臓近く腹側に電極を貼り付けて,心筋から出る微弱な信号を増幅して表示している。そのために,漏れ電流に対し厳しい規制がある。絶縁も厳重である。
安全電圧とされる35-45Vは,手による感電を想定したもので,洞房結節などの人体に備わった心臓の刺激伝導系に直接電流が流れ込めば数10μAでも十分危険なのだ。
アナログエンジニアは伊達に「労働安全コンサルタント」(電気安全)の資格を持っているのではない。高電圧による感電傷の症状も知っている。
心電図には,どのような誘導形式であっても,背骨側の心筋の情報は間接的にしか知ることができないであろう。なお,心電図の時間軸や電圧軸の表示はともにどの機械でも統一されているはずである。
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_2699 ←レオナルド・ビュッヘの模写。私の40年前の習作。また油絵を描きたいな。
15ヶ月の猫と13ヶ月の孫娘の行動様式は良く似ている。
あちこち興味を示すところが同じ。そして,抱き上げて向きを変えてやるとその方向に歩いていく。
我家の茶トラ猫と孫娘の思考パターンも類似している。
我家の茶トラ猫は,バーンとi言うとニャーと反応する。孫娘も何かの反応を示す。
我家の茶トラ猫は,閉まっている引き戸をあけることが出来る。孫娘も同じ。
猫は引き出しを開ける技術を持っている。孫娘はどうか。
違うところは,猫のほうが抜群に運動能力が高いのである。この猫,助走無しで水平120cm,垂直に120cmを跳び上がり,狭い場所に着地できる能力がある。
しかし,猫はこれ以上の知恵を発揮する可能性は少ないだろう。赤ちゃんが言葉を覚えれば,知恵の差は一気に開いていく筈である。もちろん,知恵のあるのは人間様である。
人間は年とともに運動能力は低下するが,60歳台でも知恵と力は向上の余地がある。1歳の猫は人間の15歳に相当するとの説がある。そして,猫は人間の4倍の速度で老化していくらしい。
アナログエンジニアが見た猫と赤ちゃんの比較の話である。
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_2745 写真は我家の猫が引き戸を開ける3段階目の証拠写真である。引き戸に両前足をかけて隙間を広げる段階の写真。
1段階目は,きっちり閉まっている引き戸に爪をこじ入れる。
2段階目は,前足の片方を思い切り差し込み,隙間を広げる。
最後の段階では顔をこじ入れ,頬で自分が通れる幅に広げ,悠然と出てくる。
この茶トラ猫は生後15ヶ月。
自分が開けられるところなら,閉じ込められても平然としている。自信があるのだ。場所に依るが,5秒で出て来れる場所もあるのだ。前回の記事以降ずいぶん作業が早くなっている。猫のこの技術により,洗面所を含む5部屋は完全に猫のテリトリーになってしまった。猫害対策は相当やってあるが,完全ではない。軽い引き出しも開ける技術も持つこの猫賢いのかも・・・・。
アナログエンジニアの書斎に入られるのは時間の問題か。ここにはオシロスコープのプローブなど,この猫の大好きなものが沢山ある。既に,猫サイドとしては目をつけている。
ただし,ここに通じる引き戸はデコラ張りで滑るので,現在のところ安泰ではある。ここを一度でも突破されたら,当方としても不便を覚悟して,鍵をつけなければならない。
ニャロメ!アナログエンジニアも犠牲を覚悟して猫知恵と本気で勝負するつもりだ。
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_2635 ←猫が靴に入って寝ている小さな置物。フランス土産。我家の家猫もこのような狭い場所で寝るのが大好きである。
我家の飼い猫が寝室の引き戸を開ける現場を目撃した。ニャロメ!!
やり方はこの手順。
まず,閉まった引き戸と枠の間に爪をこじ入れて,徐々に隙間を広げる。前足が入るようになったら,前足の片側を奥まで入れてさらに隙間を広げる。
さらに,横体勢になって,前足2本を入れ全体重をかけて顔が大体入るくらいまで,隙間を広げる。後は顔をこじ入れれば,難関突破という手順。猫ながら良く考えている。感心。
DKと居間の間の幅140cmの洋引き戸を開けられるのも,時間の問題か。これまで,重く非常にすべりが悪かったので幾度か試みて,猫なりに開かずの場所と思って挑戦を諦めていたのだが,最近凹形状のレールにした。非常に軽く開く様になった。どうも,我家の猫はそのことに気付いているらしい。
昔のガラス洋引き戸なので,戸の端ではなく,桟に手をかける技術を覚られてしまったらよい対策案がない。
何しろ,我家の茶トラのチャー君は,軽い引き出しなら開ける技術を持っているのである。
OA機器,オーディオ機器の猫害にはアナログエンジニアは勝利したが,引き戸に関しては猫知恵に負けそうだ。
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