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【リーグワン】BR東京を初勝利に導いた世界的名SHペレナラ、"誤審"にも「ミスはお互いさま」

[ 2024年12月28日 19:30 ]

NTTジャパンラグビーリーグワン1部第2節 BR東京 33ー32 東京SG ( 2024年12月28日 秩父宮 )

TJ・ペレナラ
Photo By スポニチ

今季加入したニュージーランド(NZ)代表SHのTJ・ペレナラ(32)がBR東京の今季初勝利に貢献し、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出された。狙い通りのボックスキックで試合をコントロールし、長く速い華麗なパスでトライを生み出し、判断が早く正確なタックルで未然にピンチを防いだ。何よりも80分間、あらゆるポジションのメンバーへ声掛けを欠かさず、1点差のゲームを勝ちきる原動力となった。

今月上旬に合流したばかりだが、チームメートはもちろん、メンバーが入れ替わった相手チームについても情報を入手し、分析して試合に臨んでいる。「勝ちたいからね」。NZ代表キャップ89の世界的名手は即答し、声掛けについても「ラグビーは15人でするもの。自分の仕事は9番(SH)だから、より(メンバーと)つながらないと」と、こともなげに答えた。開幕戦は攻守に奮闘しながら三重にラストプレーで逆転負け。それでも「かなり自信やポジティブなものを持って準備できた」と2戦目へ向かうチームに手応えを得ていたと明かした。

前半33分、自軍モール最後方に付いていた場面で、塊を割ってきた相手選手に何度も手をかけられ、キックの際にはチャージされて仰向けに倒された。今季からの試験的ルールでは、モールなどからボールを出そうとしているSHを妨害した選手にはペナルティーが与えられるが、川原佑レフェリーはそのままプレーを流したためペレナラは猛抗議した。だが、ペレナラは「ハーフタイムに彼がやってきて"あれはミスだった"と言ってきた」と明かし、「誰だってミスをする。自分だってミスをするからお互いさまだ。大事なのはレフェリーをリスペクトすること。リスペクトしていれば会話を通じて良い関係を築ける。ミスが起きたときにどう対応するかで人間が試される」と力説した。

21年にはトップリーグのNTTドコモ(現2部大阪)で1シーズンプレー。当時も楽しかったというが、今回は最初から家族を連れてきていることで、より楽しくプレーできているという。東京での生活もエンジョイしているそうで「家族が住むにはいい場所。子供たちも楽しく遊んでいる。クラブにも毎日、誰かしらの家族がやってきている」とチームに溶け込んでいる様子をうかがわせた。

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