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【高校ラグビー】札幌山の手 リーチからの"激励"に応えられず完敗 古谷主将「申し訳ない気持ち」

[ 2024年12月28日 06:00 ]

全国高校ラグビー大会1回戦 札幌山の手5-31高鍋 ( 2024年12月27日 花園ラグビー場 )

<第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 高鍋・札幌山の手>敗れた札幌山の手フィフティーン(奥)が高鍋をたたえる(撮影・岸 良祐)
Photo By スポニチ

まさかの26点差の完敗。札幌山の手の選手たちが悔しさをにじませた。その中、大阪出身のフッカー古谷飛翔(つばさ、3年)が前半に相手との接触で右足首を負傷しながら同18分に意地の先制トライを奪った。「右足なんかどうなってもいい。倒れるまでやったろ!勢いをつけ、ここから勝つしかない」と痛みをこらえてチームを引っ張ったが、後半19分に右足を引きずって無念の交代となり、ベンチで涙を流した。

先制トライこそ奪ったが、前半25分に同点に追いつかれると一気に相手のペースに持ち込まれた。昨年は1回戦で鹿児島実に敗れており、2大会連続で初戦敗退。就任3年目の黒田弘則監督は「ミスで(得点を)取れなかったことが響き、後半は(相手を)勢いづかせた。選手たちはよくやったが、残念な負け方だった」と振り返った。

大会前、チームは福岡で強豪・東福岡などと合同練習を行い、25日に大阪入りした。宿舎には札幌山の手OBで日本代表のリーチ・マイケル(36=BL東京)から選手全員分のパーカが届いた。古谷主将は「勝てなくて申し訳ない気持ちでいっぱい」と肩を落とした。

卒業後、古谷主将は競技から引退して就職する。初のシード校撃破、8強入りを目標にしてきたが「(後輩には)考えながらプレーできるように」と目標を託した。

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