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【高校ラグビー】高知中央がトンガ留学生の活躍で若狭東を下す 2回戦は常翔学園と激突

[ 2024年12月28日 15:23 ]

全国高校ラグビー大会1回戦 高知中央32ー7若狭東 ( 2024年12月28日 花園ラグビー場 )

<高知中央・若狭東>右サイドを独走し、トライを決める高知中央・溝淵(中央)(撮影・中辻 颯太)
Photo By スポニチ

高知中央がトンガからの留学生の活躍で若狭東に32―7で勝って2回戦に駒を進めた。

前半16分に中央付近のスクラムから右に展開してCTBフコフカ・ルカス(3年)が身体能力の高さを見せつけてトライ。後半19分にはゴール前のラックからNo・8ヒキラ・サムエラ(2年)が127キロを生かして突進。ダメ押しとなるトライを奪った。後半12分にCTB坂口莉玖(3年)が負傷し、救急車で搬送されたのは心配だが、チームは試合の流れをキープしたまま若狭東を下した。

梶山修平監督(40)は「坂口は意識はあった」とこの日の4トライ目を挙げた快速CTBを心配。「25人のチームなので、代わりが...」と大事に至らないよう祈っていた。フコフカの活躍については「チームで一番早くグラウンドに出る選手。今までは力づくで行く部分があったが、スペースを見つけて、ボールを動かすようになった」と褒めた。

昨年の1回戦は流通経大柏に6―67と完敗した。「シード校に勝つために体から作ってきました」と主将のSH平田馳空(ちから=3年)は話す。「去年は流通経大柏さんにFWで10キロ以上負けていた。1カ月に1キロ増やすことを目標にして」とFW平均体重が100・1キロになった裏側を明かす。梶山監督は「6月の四国ブロック大会までウエートだけ。その後、走り込んで花園までにキレをつけてきた」と言う。事実、平田主将は「75キロまで増えて、ぶよぶよでした」と振り返った。

その平田主将はトンガ留学生との"つなぎ役"でもある。「英検準2級の語学力と簡単なトンガ語を教えてもらってコミュニケーションしています」と笑った。2回戦はBシードの常翔学園と当たる。梶山監督は「フィジカルでどこまで通用するのか楽しみです」と腕を撫していた。

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