[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

【高校ラグビー】倉敷が初戦突破! 花園初トライ決めた宮崎凜は京大理学部を目指す"秀才ラガー"

[ 2024年12月28日 15:38 ]

全国高校ラグビー大会1回戦 倉敷29ー12九州学院 ( 2024年12月28日 花園ラグビー場 )

<倉敷・九州学院>前半、タックルをかわしボールをキャリーする倉敷・宮崎(撮影・中辻 颯太)
Photo By スポニチ

4大会連続出場の倉敷が29―12で九州学院を下し、初戦突破を果たした。

4点を追いかける後半6分から逆転劇が始まった。WTB宮崎凜(3年)が右中間に飛び込み、花園初トライ。同22分には中央に2本目のトライを決めて、勝利をたぐり寄せ「チームのみんなが繋いでくれたボールなので、絶対にこれをトライする気持ちでいきました」と胸を張った。

父の影響で5歳からラグビーをはじめて、兵庫県内屈指の進学校・灘中から「ラグビーと勉強を両立したい」という思いで倉敷高に進学。中高一貫校でほぼ全員が灘高へと進む中で「自分でもだいぶ珍しいと思う」と異色のルートを選んだ。

高校進学後も"文武両道"を貫いている。ラグビー部の朝練が朝5時から始まるため、夜中3時に起床して勉強時間を確保。「ラグビーに対して本気で取り組んだことで、勉強に対しても本気で取り組めるようになった。1日の時間は短いけど、それをどう使うかによって変わってくる。効率的にどんどんメリハリをつけている」と努力を積み重ねてきた。

大会後は大学受験を控える中で、前日は宿泊先のホテルで4時間勉強に励んだという。第1志望は京大理学部。自身がアレルギー体質で甲殻類や魚卵が食べられないこともあり「アレルギーを治す薬を作っていきたい。世の中には好きなものを食べられない人もいるので、そういう人のためにも頑張りたい」と夢の実現を思い描く。

次戦の相手は、近大和歌山。花園初勝利をつかんだ2年前は、2回戦の壁にはね返された。「負けたら終わりなので、自分たちのラグビーを出し切って勝っていきたい」。最後の冬で完全燃焼してから受験勉強に向かう。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2024年12月28日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /