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【高校バスケ】東山・瀬川 逆転勝利に涙の雄叫び! 40得点16リバウンドで4強入りけん引

[ 2024年12月28日 04:30 ]

バスケットボール全国高校選手権5日目 ( 2024年12月27日 東京体育館 )

藤枝明誠に勝利し、抱き合う東山・瀬川(手前)と松島
Photo By 共同

男子準々決勝が行われ、総体との2冠を目指す東山(京都)は藤枝明誠(静岡)に83―82で競り勝った。エースの瀬川琉久(3年)が40得点、16リバウンドの活躍。連覇を狙う福岡第一は開志国際(新潟)に70―63で勝利。昨年準Vの福岡大大濠は八王子学園八王子(東京)を79―67で下した。女子の準決勝では3連覇を狙う京都精華学園が精華女(福岡)に72―70で勝利。慶誠(熊本)は大阪薫英女学院を78―65で下した。

81―82で迎えた第4Q残り4秒。東山は小野寺星夢(3年)が2本のフリースローを沈めてリードを奪った。最後の相手攻撃を抑えて終了のブザーが鳴ると、瀬川は仲間と体をぶつけ合い、雄叫びを上げた。自己最多タイの40得点で最大13点差をはね返す立役者となり「大接戦を勝ち切れたことはチームにも個人にも財産になる」と涙。総体との2冠に前進したが「まずは準決勝だけを考えたい」と一戦必勝を期した。

U―18日本代表の司令塔は1日の自主練習が約7時間に及ぶことも珍しくない。体幹強化のため、歯が1本のげたを履く独特のトレーニングも取り入れる努力家だ。チームはエースにボールを集める戦術を徹底。この日、瀬川が放ったフィールドゴールは39本に及んだ。2点シュートが19本中5本の成功に低迷したこともあり、大沢徹也監督(43)は「出来はまだまだ」と厳しく評価。その上で「チームを勝たせるために、スコアに向かう姿勢は感じた。明日が楽しみ」と28日の準決勝に期待した。

◇瀬川 琉久(せがわ・りく)2006年(平18)8月14日生まれ、兵庫県出身の18歳。小学1年からバスケを始める。神戸市立本山南中で全国制覇を経験。今年5月には日本協会の若手発掘キャンプに参加し、A代表のホーバス監督の指導も受けた。U―18日本代表として今秋のU―18アジア杯で8強。将来海外でプレーすることを想定し、英語の勉強に力を入れる。ポジションはポイントガード。1メートル84、80キロ。

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