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女子バスケ VSカナダ11日午後11時ティップオフ 勝ってパリ切符必ず 五輪最終予選最終戦

[ 2024年2月11日 04:20 ]

バスケットボール女子パリ五輪世界最終予選第2日 日本75ー81ハンガリー ( 2024年2月9日 ハンガリー・ショプロン )

シュートを決める宮崎
Photo By 共同

21年東京五輪銀メダルで世界ランキング9位の日本は第2戦で世界19位で予選開催国のハンガリーに75―81で競り負けた。勝てば3大会連続の五輪出場が決まる一戦で、痛恨の逆転負け。速攻を封じられるなど研究されて持ち味を出せず、インサイドの戦いでも完敗した。世界4位のスペイン、世界5位のカナダを含めた全4チームが1勝1敗で並ぶ大混戦となり五輪切符の行方は11日(日本時間午後11時開始)の最終カナダ戦に持ち越された。

大歓声に包まれた完全アウェーの状況下で、日本がもろさを露呈した。勝てば五輪出場が決まる大一番で、世界ランクでは格下のハンガリーに痛恨の逆転負け。恩塚亨監督(44)は「研究されている中で(それを)超える準備はしてきたが、出し切れなかった」と唇をかんだ。

序盤は速さと運動量で勝り、第2クオーター中盤で最大13点をリードした。だが、平均身長で約9センチ上回る予選開催国の高さに手を焼き失速。身長2メートル8のセンターらに徐々にゴール下を支配された。リバウンド数は23対43。オフェンスリバウンドは5対15で、シュートを一度外した後の得点数は6対19と大差をつけられた。赤穂は「途中から相手の大きさにひるんでしまった」と認めた。

スピードを生かした攻撃を封じられ、速攻からの得点は2点のみ。外からの攻撃も警戒され、3点シュートは28本中9本の成功と試投数、成功率(約32%)ともに伸びなかった。アウェーの大声援で指示の声が通らず選手同士の連係を欠き、ミスも出る悪循環。シューターの林は「外せない、と気持ちで後手に回った。楽器を使った応援とか外から圧がかかった試合で、自分たちのバスケができてない雰囲気になってしまった」と振り返った。

全チームに敗退の可能性が残る大混戦。中1日のカナダ戦に向け、恩塚監督は「選手たちは勝利に値する力を持っている。自分たちがやってきたことを信じて、仕切り直したい」と必死に前を向いた。白星発進から一転、パリでの金メダルを目標に掲げる恩塚ジャパンが試練を迎えた。

▽バスケットボール女子パリ五輪世界最終予選 中国、ベルギー、ブラジル、ハンガリーの4会場で開催。16チームが4組に分かれて総当たりのリーグ戦を行う。ハンガリー会場は上位3チームが本大会切符を獲得。パリ五輪には12カ国が出場。開催国のフランス、22年W杯優勝国の米国が既に出場権を得ている。

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