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女子相撲「ドリームガールズ杯」 三女の準優勝に宮城野親方「感動して泣いちゃいました」

[ 2024年2月11日 21:30 ]

(右から)小学1年生の部で優勝した坂本杏花さん、準優勝の白鵬眞結羽さん、応援サポーターを務めた宮城野親方
Photo By スポニチ

小学1年生から高校3年生までの女子を対象とした「第1回ドリームガールズ杯女子相撲大会」(特別協賛・SANKYO)が11日、東京都墨田区のすみだフットサルアリーナで行われた。

女子の相撲競技普及を図るとともに、相撲そのものを子供の頃から身近に感じてもらうことで女性ファン層の底辺拡大を目指すという目的で創設された。少年相撲大会「白鵬杯」を開催する宮城野親方(元横綱・白鵬)が応援サポーターに就任。開会式で「私は夢というものを語ってきた。頭で考え、心で描いていけば夢は必ずかなう」と選手にエールを送った。

大会には約200人がエントリー。宮城野親方の三女・眞結羽さんは小学1年生の部で準優勝。決勝で敗れた直後は悔しくて号泣したが、表彰式を終えると「(宮城野親方に)メダルをかけてあげると言われていて、それがパパの夢だったから、かなってうれしい」と喜んだ。宮城野親方は「一人のお父さんとしてうれしい。感動して泣いちゃいました」と明かした。長女・愛美羽さん(高1)は高校中量級の部に出場し、予選リーグ敗退だった。

能登半島地震で被災した志賀相撲道場の藤嶋由菜さん(中3)は選手宣誓を行った。地震のため祖母の家は屋根が崩れ、自身は断水生活のため満足な稽古ができなくなった。だが、石川・志賀町の地域の人々のサポートで相撲を続けることができた。「ここで相撲をできることに感謝し、少しでも能登の方々に勇気と笑顔を届けられる取組をしたい」と宣言した通り、中学重量級で準優勝した。将来の夢は「救命隊になること」。避難所で救命隊が迅速に任務にあたるところを目の当たりにしたことで、新たな目標ができた。

宮城野親方は「男子に負けない迫力。技もありビックリしています」と女子相撲のレベルの高さを称賛。「また来年会いましょう」と継続開催に意欲を示した。

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