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25年の芸能界 相次ぐタレントの退所...芸能事務所の実情は? タレント側は独立後の"誤算"も

[ 2025年1月2日 10:00 ]

芸能 覆面座談会
Photo By スポニチ

【芸能 覆面座談会】2024年もいろいろなことがあった芸能界。年明けからダウンタウンの松本人志が週刊文春との訴訟に注力するため活動休止入りし、お茶の間を驚かせました。音楽界では元日にデビューしたNumber_iがブレーク、映画界では日本作品の米アカデミー賞受賞というめでたい話もありました。2025年はどんなニュースが世間を賑わしていくのでしょうか。いつものメンバーが2025年の芸能界を占います。

ワイドショーデスク 2024年も多くのタレントが所属事務所を退所、独立した。大みそかにも女優の比嘉愛未が今年1月末に所属事務所を退所することが発表された。18年間所属していた事務所への感謝を示しつつ、環境を変えたいという思いがあるようだ。

本紙デスク 女優の小芝風花も24年末でオスカープロモーションを退所した。今年から木村佳乃や菅田将暉が所属するトップコートで活動する。オスカーからはここ数年で数多くの女優が退所している。米倉涼子、剛力彩芽、忽那汐里、吉本美憂、岡田結実。それぞれが個人事務所などで活動を続けている。

週刊誌記者 伊藤健太郎も11月に小栗旬が社長を務めるトライストーン・エンタテイメントに移籍した。前事務所には不祥事の際に発生した賠償金を立て替えてもらっていた。その額は移籍時点で2億円以上と言われていた。移籍に際して少しもめたのがこのお金の部分だったと聞く。これから活躍して返していくしかないね。

リポーター STARTO ENTERTAINMENTからの退所者も多かった。特に事務所の色が強いので、退所にはファンも驚くケースが多い。

本紙デスク この傾向は今後も続きそうだ。タレントにとっては、独立すればギャラの大部分が自分の収入になる。売れっ子になれば、取りに行かなくても仕事が入ってくる。事務所に所属する必要性を感じなくなるし、もっと自由に活動したいという人も多い。

週刊誌記者 ただ、個人事務所でやるとなれば、大物になればなるほど経費もかさむ。事務所を借りて、マネジャーを複数人雇って、移動車を用意して...となっていくと、初期投資も維持費もかかる。独立後に生活が苦しくなっているタレントもたくさんいるよ。独立してフリーになった人が、事務所に戻るケースもだいぶ増えてきた。

リポーター その一方で、エージェント契約も増えている。大手芸能事務所で経験を積んだ敏腕マネジャーが独立して、その人脈を武器に活躍している。

ワイドデスク エージェントといっても、ただ仕事を取ってくるのか、私生活のケアまでするのかで異なってくる。マネジャーのように、熱愛報道が出た時の対処までしっかりしている人もいる。結局は信頼関係のもとに成り立つんだよね。何人もの売れっ子を抱えるエージェントも増えてきていて、芸能界が変わりつつあることを実感させられる。

本紙デスク 芸能事務所は時間をかけてタレントを育てていくから、投資したお金を売れた後に回収しなければ成り立たない。それが、売れたと思ったららすぐに出ていってしまうタレントが増えてきた。「こうなってくると新人育成にお金をかけられない。演技のレッスンに自腹を切ってもらわないと」と話す事務所関係者もいる。これが芸能事務所の実情だと思うよ。

週刊誌記者 今年も退所のニュースは何度も書くことになると思う。タレントも事務所もお互いが幸せになる方向を見つけられるといいね。

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