[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

成田悠輔氏「民放は報道機能手放しちゃいましたよね」テレビをバッサリ「全局総バラエティ...芸人の天下」

[ 2023年12月26日 12:32 ]

成田悠輔氏
Photo By スポニチ

経済学者の成田悠輔氏(38)がMCを務める25日放送の日本テレビ「夜明け前のPLAYERS」(月曜深夜1・59)に出演。マスメディアの未来を語った。

ゲストで出演したフリーアナウンサーの古舘伊知郎から「民放のニュースっていうのは廃れていくと思います?」と聞かれ、「もう廃れていると思います」と回答した成田氏。「だって民放は報道機能ってもう手放しちゃいましたよね」といい「テレビに関してはもうキツくなりすぎて、全局総バラエティーか、何でもありで、芸人の天下って感じなんじゃないかな」と話した。

古舘は、各テレビ局が13歳から49歳までのファミリーコアに舵を切ったとして「無難なバラエティー。これもファミリーコアという物語のなれの果てだと思うんですよ」とコメント。成田氏は「経済原理の方を、彼らのブランドと信頼を守ることよりも優先してしまったっていうだけじゃないですか。だから、僕はただの部外者ですが、見てると完全に失敗したんだと思います」と切り捨てた。

成田氏は、現在のテレビ番組の方向性について「"ファミリーコアの視聴率が"みたいな、突き詰めていくとだんだんだんだんジリ貧になっていくしかない経済指標を、ビジネス指標に手を伸ばしてしまって、その代わりテレビが持っていたなんとも言えないブランド性とか、権威性とか、信頼性みたいなもの、これを手放してしまったということだと思います。その手放してしまったっていう判断は、多分テレビというものの独自性を守る上では、完全な失敗なんだと思います」と指摘。

「紅白とか、朝ドラみたいなものとか、あるいは民放でも『情熱大陸』とか、そういう番組って、あんななんのギャラももらえないようなもので延々と密着されたりして、コスパとかタイパの悪さで言えばあんなにないものに、みんなすがるようにして出たいわけじゃないですか。それだけがテレビが持ってる価値だと思うんですよ。それを守るためだけに集中して、古き良き番組をひたすら小さく守り続けるみたいなことやるのが、多分テレビの正しい戦略だったんじゃないかなと僕は思います」と語った。

しかし「それをバンバンバンとリニューアルして、若者ウケしそうなちょっとポップな情報バラエティー番組みたいなものばっかりにしちゃった結果、誰の支持も取れないみたいな」と、現在のテレビ番組が抱える問題を考察した。

続きを表示

「美脚」特集記事

「中山美穂」特集記事

芸能の2023年12月26日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /