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NHK・Eテレ「手話劇!夏の夜の夢」(下) 目で見て楽しめる工夫もふんだんに

[ 2023年12月26日 07:00 ]

音声と手話を交えながら演技する役者たち
Photo By 提供写真

ろう者と健聴者が共にシェークスピアの名作ラブコメディー「夏の夜の夢」を演じるNHK・Eテレの「手話劇!夏の夜の夢」が、来年1月3日午後9時から放送される。

役者たちは日本語の音声と手話を交えながら演技をし、健聴者とろう者が共に楽しめるような作品。演出の後藤怜亜氏は「手話を知らない聴者(健聴者)が見てもろう者の手話の芝居が魅力的に見えるように、ろう者が聴者の芝居を見ても顔の表現など視覚的に気になるキャラクターになるようにしました」と、目で見て楽しめる工夫を盛り込んだことを明かした。

古舘寛治(55)ら役者たちは、現場で筆談や身ぶり手ぶりを駆使しながら積極的にコミュニケーションを取っていたという。共に演出を務め手話監修も担当している廣川麻子氏は「(ろう者の俳優は)聴者と仕事する機会の多い人たち。おそらく、聴者の皆さんの方が最初は緊張していたんじゃないでしょうか」と現場の様子を明かした。後藤氏は「これからも、聴者とろう者が活躍する場は増えていき、一緒に芝居をしたりする機会が増えたらいいですね」と願いを込めた。(終わり)

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