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名盤撮影の鋤田正義氏 旅立った多くの同志をしのぶ「彼らは写真の中で生きている」 回顧展開催の思いも

[ 2023年12月26日 06:25 ]

上半期著名人レクイエム

2002年に行ったコンサートの楽屋を訪れた時の1枚。(前段左から)細野晴臣、高橋幸宏さん、(後段同)鋤田正義、坂本龍一さん(C)Sukita
Photo By 提供写真

【激動2023】写真家の鋤田正義氏(85)はYMOとして活躍する前から親交があった2人を「同じ時代に活躍した同志が去ってしまった寂しさがある」としのぶ。

アルバム「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」のジャケット撮影では「幸宏さんが考えた赤い人民服のような衣装に合わせ、僕の事務所にあった(ネガを見る)ライトボックスを麻雀卓に見立て、アジアっぽさがあるよう撮った」。彼らの自己演出力の高さ、それにかき立てられる自身の想像力に驚いた。音楽、写真と表現方法は違えど「共通する好奇心があった」。発売から40年以上たった今も人の心を捉え、新たな表現者を生み出している。

「良い表現は言葉を超える」。今年は同じ福岡出身のギタリスト・鮎川誠さんら撮影した表現者が多く旅立った。「彼らは写真の中で生きている」と回顧展を開きたいと思っている。

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