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あー夏祭り!TUBE夏恒例の横浜スタジアム公演で4年ぶり声出し解禁 前田亘輝「みんなの声、いいね!」

[ 2023年8月27日 04:00 ]

浴衣姿で登場したTUBEの前田亘輝(右上)と(左から)角野秀行、松本玲二、春畑道哉(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

ロックバンド「TUBE」が26日、横浜スタジアムで夏恒例の野外ライブを開催した。

バンドの"ホームグラウンド"のハマスタで、4年ぶりに観客の声出しが解禁。ボーカルの前田亘輝(58)は「久しぶりに聞いたみんなの声、いいね!」と満面の笑み。日本の夏祭りやラテンの雰囲気を感じるセットリストで、まさにお祭り騒ぎだった。

夏空広がるハマスタに「TUBEコール」が響いた。ファンにとってはライブ前のお決まりの一幕。4年分の思いが乗った大歓声の中、前田らメンバーは浴衣姿でやぐらに乗って登場。ギターの春畑道哉(56)が「みんなとコール&レスポンスをしたくて作った曲」と話す「日本の夏からこんにちは」から始まった。

さらに北島三郎本人から「頑張れよ」と"お墨付き"をもらい、「まつり」もカバー。ベース角野秀行(58)は「とにかく楽しんでほしい」という願いを込め、花火、噴水とド派手な演出も健在。2019年以来4年ぶり8月開催となったハマスタライブを盛り上げた。

バンドの聖地は今年"パワースポット"にもなった。今夏の全国高校野球選手権で107年ぶり2度目の優勝を飾った慶応(神奈川)は、ハマスタで開催された県大会決勝で甲子園への切符をつかみ取った。前田は「慶応パワーを分けてもらいたいね」と話し、ステージに飛び出していった。

開演前にドラムの松本玲二(57)は「俺たちも忘れちゃってる部分あるけど、みんな声の出し方覚えているかな」と話していたが、本番では会場を揺らすコール&レスポンスが巻き起こる。代表曲「あー夏休み」では、演奏を止めて観客だけの「あー!夏休み!」の掛け声を聞き、メンバーは感無量の表情で酔いしれた。

TUBEは再来年の6月1日、デビュー40周年を迎える。MCで前田が「TUBE40歳の誕生日、ハワイで会いませんか!」と呼びかけると、客席からは喜びの大歓声。すでに会場は押さえているといい、実現すれば05年以来20年ぶりのハワイ公演。「皆さん一生懸命貯金してくださいね」と話したが、「でも米国の、とは言ってないからね」と含みを持たせた。

この日集まった観客は3万4000人。大ヒット曲「シーズン・イン・ザ・サン」も熱唱し、全22曲を届けた。ハマスタ公演は今回で34回目で、自身の単独ライブ最多開催記録を更新。最後はメンバーが「ありがとう!」と叫ぶと、観客からも「ありがとう」と"感謝"のコール&レスポンス。終演時刻には夏の夜風が吹き始めたが、ハマスタの熱気はいつまでも冷めなかった。

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芸能の2023年8月27日のニュース

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