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甲本雅裕「待って、待って、待って、待って...」 コロナの影響で約2年遅れた初主演映画がようやく公開

[ 2022年2月11日 17:03 ]

約2年遅れで公開された映画「高津川」の舞台あいさつを行った(左から)錦織良成監督、甲本雅裕、戸田菜穂
Photo By スポニチ

俳優・甲本雅裕(56)が11日、大阪市内で初主演映画「高津川」(監督錦織良成)の舞台あいさつを、共演の戸田菜穂(47)とともに行った。

同作は新型コロナウイルス感染症の影響で約2年、公開が遅れこの日、ようやく初日を迎えた。甲本は「待って、待って、待って、待って...。でも、こうやって公開を迎えられて今日がベストと思える」と胸を張った。

「日本一の清流」とも言われる島根・高津川を舞台に歌舞伎の源流ともされる「石見神楽」の伝承を続けながら、懸命に生きる人々を描く。

牧場主を演じた甲本は映画に入り込みすぎ「撮影終了後、その足で逃げるように東京にかえりました。あそこで立ち止まると、ここの住人になるな、と思うほど。今、牧場主になっていたかもしれない」と冗談交じりにあいさつ。戸田も「撮影終わりたくないなあ、と思いながら撮影して。俳優としてもすごく幸せな現場でした」と振り返った。

ただ、美しい雲海を背景に芝居するシーンでも苦い思い出が。「いいシーンが撮れた、と思ってホテルに帰ったらドアの下から"明日、朝4時。シーンナンバー同じ"って書かれた紙が...。結局、3日連続撮り直しした」(甲本)。これには2人とも苦笑いだった。

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