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市川海老蔵 偉大な父・團十郎さんの死への思いに変化 現在は「その感情になったことが悲しいなと」

[ 2022年2月11日 15:31 ]

市川海老蔵
Photo By スポニチ

歌舞伎俳優、市川海老蔵(44)が11日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月〜金曜後1・00)にゲスト出演。父である市川團十郎さん(13年死去、享年66)への思いを語った。

十三代目市川團十郎白猿の襲名を控える海老蔵。司会の黒柳徹子から「お父様がお亡くなりになったときに、感じたことってどんなこと」と聞かれると、「ちょうど病院にいたんですけど、いろんなことを感じましたが、亡くなってすぐに感じたことと、最近感じたことは違いまして」と明かした。

小さい時から、父を亡くした時の苦しみや悲しみを何度も夢で見たとし、「いかに父を大事に思っていたか、潜在的には強く思っていたんですよ」。だが、実際に團十郎さんを亡くした瞬間は「うわ、僕の知ってる歌舞伎がなくなっていくっていう悲しみの方が大きくて、自分の父が死んでしまったという悲しみよりも、自分の知ってる歌舞伎がなくなっていく苦しさの方が大きかったんですよ」と語った。

「それで僕はそのときは良かったんだけど」と海老蔵。だが現在は「その感情になったことが悲しいなと。やはり自分の父が死んでしまったことに悲しめない自分を作りあげて来てしまった。役者として生きすぎた。役者として生きている以上それは必要なことなんですけれども、役者として生きすぎたことによって、自分の父が死んだっていうことより、歌舞伎がなくなっていく悲しみが大きかったことは、ちょっと後悔してます」と思うようになったとした。

黒柳が「それはその年代の時にそう思ってらしたことは偉いんじゃないですか」とフォローすると、海老蔵は「懸命に生きていたということだなと思いますけど」と淡々と話した。

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