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村上春樹さん、ノーベル賞オッズ3番人気 ついに受賞なるか

[ 2020年10月3日 05:30 ]

村上春樹さん
Photo By 共同

今年のノーベル文学賞は8日に発表される。毎年受賞の期待が懸かる村上春樹さん(71)は、英ブックメーカー(賭け屋)ナイサーオッズの1日現在の受賞者予想で3番人気となっている。トップは、カリブ海のフランス海外県グアドループ出身の女性作家マリーズ・コンデさん。

コンデさんの賭け率は5倍で、次いでロシアの女性作家リュドミラ・ウリツカヤさんが6倍。村上さんと、カナダの女性小説家で詩人のマーガレット・アトウッドさんがともに7倍、ケニア出身の作家グギ・ワ・ジオンゴさんが9倍と続く。

予想に村上さん以外の日本人は含まれていないが、アジアでは韓国の詩人・高銀(コ・ウン)さんや中国の作家・閻連科(えん・れんか)さんらも名を連ねた。

村上さんがノーベル賞候補の常連となったのは、06年にチェコの文学賞フランツ・カフカ賞を受賞して以来。04、05年の同賞の受賞者がノーベル賞も射止めたためだ。カフェなどに集うハルキニストが15年越しの歓喜に浸れるか注目される。

《日本人2人が受賞有力候補》米情報会社クラリベイト・アナリティクスによると、ノーベル賞を受賞する可能性がある日本人は、がん治療の個別化に関し先駆的な研究をした中村祐輔東京大名誉教授(67)と、分子の部品が自然と集まって複雑な構造をつくる「自己組織化」の研究で業績を上げた藤田誠東大卓越教授(62)の2人。今年のノーベル賞発表は5日の医学生理学賞から始まる。

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