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侍と"再会"チェコ代表監督 国内の変化は「初めて野球の本が出版された」フルプ巨人入りは「大変な驚き」

[ 2024年11月8日 16:10 ]

<日本・チェコ 前日公式練習&会見>握手を交わす井端監督(左)とハジム監督(撮影・光山 貴大)
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チェコ代表のパベル・ハジム監督(53)が9日、「ラグザスpresents第3回プレミア12」(13日開幕)に出場する侍ジャパンの井端弘和監督(49)と高橋宏斗投手(22)とともに9、10日に行われる強化試合に向けた共同会見に出席した。

昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で野球を通して友好を含めたチェコ代表。パベル・ハジム監督は「コンニチハ。11月に台湾の試合をしてこちらに参りました。選手全員体調はいいです。大変良いゲームをしなければならないという責任感もあります。プレミア12で日本のチームが素晴らしい成績が収められるように、私たちも支援させていただきたいと思います」と笑顔で語った。

そして、WBC後のチェコ国内での野球の成長について聞かれると「ファンの数も増えましたし、子供たちも野球のことを知るようになっています。日本では当たり前かもしれませんが、チェコで初めて野球の本が出版されました」と実際の本を手にしながら目を見開き、うれしそうに明かした。

また、巨人に育成契約で加入した同国代表のマレク・フルプ外野手(25)については「そのニュースを初めて聞いた時は大変驚きました。こうした日本の高いレベルのところにチェコの選手が加わることができたので、大変な驚きでした。私たちチームのメンバーはみんな日本のようなところ来たいと思っています。ですので、明日明後日のゲームで皆さまに自分たちの実力、ヨーロッパ、チェコの実力をお見せできればと思います。私たちは5回タイトルを手にしたことがありますが、巨人は30回のタイトルを獲得していると聞き、信じられないと思いました。そんなチームにマレクが加入できたのは本当にうれしいことだと思っています」と再び目を丸くしながら語った。

23年のWBCで侍ジャパンと1次ラウンドで対戦したチェコ代表。ほとんどの選手が仕事を持ちながら野球に打ち込むチェコの姿勢が日本国内で大きな反響を呼び、加えて、侍ジャパンの一員だった佐々木朗希が対戦で死球をぶつけ、翌日に宿舎へお菓子を手に謝罪に行ったことが両国で話題となり、野球を通じた深い交友関係が生まれた。

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