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パドレス 佐々木朗希獲り狙う!GMが絶賛 調査継続中の宿敵・ドジャースと争奪戦へ

[ 2024年11月8日 01:30 ]

ロッテの佐々木朗希
Photo By スポニチ

パドレスがロッテからポスティングシステムでメジャー挑戦する可能性がある佐々木朗希投手(23)の獲得へ準備を整えていることが6日(日本時間7日)、分かった。テキサス州サンアントニオで2日目を迎えたGM会議で、A・J・プレラーGM(47)がスポニチ本紙の取材に応え獲得調査を継続していると明言。ダルビッシュ有投手(38)ら日本投手が在籍する環境面にも自信を見せ、有力候補とされるドジャースも含めた争奪戦へ意欲を見せた。

ライバル球団が、ストーブリーグでも激突する可能性が出てきた。ちょうど1カ月前に、熱戦が繰り広げられたナ・リーグ地区シリーズ。ドジャースに敗れたパドレスのA・J・プレラーGMが、ロッテ・佐々木について、注目の発言を行った。

まだメジャー挑戦が確定していない状況に「まずはこの数カ月でどうなるか、様子を見なければいけない」と前置き。だが、日本選手について「注目しているし、何人かの選手たちがマーケットに出てきた場合、(獲得への)準備はできている」と明言した。特に佐々木については「私たちは朗希がU18代表の時代から注目してきた。アマ、プロを通じてずっと目をやってきた。NPB、WBCでやり遂げたことは見ていても楽しかった」と絶賛。今季も9月15日の西武戦(ベルーナドーム)を自ら視察するなど、高校時代から密着マークを続けてきたことを強調した。さらに「ダルビッシュ有、松井裕樹がロースターにいる」とし23年のWBCで、侍ジャパンの一員としてさまざまな助言を仰いだダルビッシュの存在など、日本投手2人が在籍する環境面の強みをアピールした。

GM会議初日だった前日。スポーツ専門局「ESPN」がFA選手ランキングの投手トップ、全体でも2位に佐々木を挙げるなど米国でもすでに注目度が高まっている。移籍先候補についてESPNは「やはり今回もドジャースが有利なのか」と記事を展開。パ軍にとっては同じナ・リーグ西地区で、昨オフも山本、大谷争奪戦でいずれも敗れたド軍と、再び争奪戦で激突する可能性がある。

昨年12月、ダルビッシュは、公開した音声配信プラットフォームアプリ内で佐々木について言及。WBCで共闘した佐々木とメッセージのやりとりを続けていると明かし「一番倒したいって思っているチーム(ド軍)に(佐々木も)行った時に僕は泣きます。泣きながら投げます。試合で」「本当にパドレスに来るんやったらOKです」などと話していた。

メジャー首脳も注視する最速165キロ右腕の動向。争奪戦のゴングが鳴り響くのを、じっと待ち構えている。(杉浦 大介通信員)

≪メッツも高評価「ユニークな才能」≫メッツのデービッド・スターンズ編成本部長が米メディアの取材に答え、佐々木について「彼はユニークな才能だ。23歳で、100マイル(約161キロ)を投げるし、すさまじいスプリットを持っている」と高く評価した。同編成本部長も今季、来日して佐々木を視察。「我々が彼を見るために熱心な努力をしていることを示すために、関心と敬意を表明することが重要だと思う」とラブコールを送った。

≪「25歳ルールの対象≫現在23歳の佐々木は25歳未満の海外選手獲得時に契約金や年俸総額が制限されて、マイナー契約しか結べない「25歳ルール」の対象。米メディアは、12月15日までに契約する場合は約250万ドル(約3億8500万円)と予想しているが、同日以降は制限の総額が一度リセットされるため約700万ドル(約10億7800万円)になるとしている。ポスティングシステムの申請手続き締め切りは12月15日で、交渉期間は米球団への通知から45日間となっている。

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