北野幸伯

国際関係アナリスト

きたの・よしのり/1970年長野県生まれ。モスクワ在住24年の国際関係アナリスト、作家。その独特の分析手法により、数々の予測を的中させている。1996年、日本人で初めて、ソ連時代「外交官・KGBエージェント養成所」と呼ばれたロシア外務省付属「モスクワ国際関係大学」(MGIMO)を卒業(政治学修士)。1999年創刊のメールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」は現在読者数3万6000人。ロシア関係で日本一の配信部数を誇る。主な著書に「隷属国家日本の岐路」(ダイヤモンド社)、「プーチン最後の聖戦」、「日本自立のためのプーチン最強講義」(共に集英社インターナショナル)など。
2015年、「世界の孤児」プーチンはどうやって米国に「逆襲」するのか?

2014年12月24日

2015年、「世界の孤児」プーチンはどうやって米国に「逆襲」するのか?

3月以来、米ロの対立は実質的に戦争状態と言っていい状態だ。経済制裁と原油価格下落でルーブルの価値が半減、「世界の孤児」とまで呼ばれるようになったプーチンだが、実は中国やインド、トルコなどと独自外交を繰り広げている。2015年、米ロの対...

米中ロ"三角関係"の結末はいかに〜プーチンとオバマが、習近平の「愛」を奪いあう?

2014年12月2日

米中ロ"三角関係"の結末はいかに〜プーチンとオバマが、習近平の「愛」を奪いあう?

ロシアの「クリミア併合」から激化した米ロ対立。両国が争うのを静観し、喜んでいるのが、米国没落後の覇権国家を狙う中国だ。そして、米ロ対立は情けない結果も生んでいる。覇権国家の長・オバマと、剛腕マッチョのプーチンが、習近平に「擦り寄っ...

「香港デモの黒幕は、米国である!」ロシアで流れる「米国陰謀論」の信憑性

2014年10月28日

「香港デモの黒幕は、米国である!」ロシアで流れる「米国陰謀論」の信憑性

「香港のデモは米国の陰謀」。日本人には信じがたい話だが、ロシアでは、これが「定説」だ。単なる独裁国家のウソなのか、それとも多少なりともウォッチする価値のある説なのか?−−。独裁国家であるロシアや中国のみならず、実は欧米も「大ウソプ...

「イスラム国」がロシアを救う?――ウクライナ停戦を巡るプーチンとオバマの思惑

2014年9月29日

「イスラム国」がロシアを救う?――ウクライナ停戦を巡るプーチンとオバマの思惑

ウクライナ政府と、同国からの独立を目指し東部を実効支配する「親ロシア派」は9月5日、「停戦合意書」に署名した。しかし、欧米vsロシアの構図は変わらないまま。今回は、ロシア、米国、欧州など関係各国の意図と現状を見てみよう。

ロシアが国際社会から一気に孤立!マレーシア航空機撃墜事件のインパクト

2014年7月22日

ロシアが国際社会から一気に孤立!マレーシア航空機撃墜事件のインパクト

ウクライナ東部ドネツク州で7月17日、アムステルダム発クアラルンプール行きマレーシア航空NH17便が墜落し、乗客乗員298人が死亡した。ウクライナ政府は即座に、「現場付近を実効支配する『親ロシア派』が、ミサイルで撃墜した!」と発表。米国政...

「集団的自衛権」行使容認は日本の「安全」のため 戦争準備に入った中国を牽制する唯一の道

2014年6月30日

「集団的自衛権」行使容認は日本の「安全」のため 戦争準備に入った中国を牽制する唯一の道

「消費税倍増!」「TPP!」などなど、筆者から見ると変なことばかりやっているな」と思える安倍内閣。しかし、唯一支持したいのは「集団的自衛権行使容認」今回は、「集団的自衛権行使容認で、なぜ日本は『安全』になるのか?」を解説する。

「悪の薩長同盟」中ロが「幕府」米国を滅ぼす!?冷徹な"リアリスト"プーチンの決断と目的

2014年5月27日

「悪の薩長同盟」中ロが「幕府」米国を滅ぼす!?冷徹な"リアリスト"プーチンの決断と目的

5月20日、プーチン大統領は中国を訪問した。中ロが手を組み、米国に歯向かう――。これは、実は9年前にも起きたことであり、2008年に起きたリーマンショックの遠因でもあった。中ロ最接近の歴史的経緯と背景を解説しよう。

ウクライナで内戦が始まる 欧米vsロシア"代理戦争"の行方――国際関係アナリスト・北野幸伯

2014年4月15日

ウクライナで内戦が始まる 欧米vsロシア"代理戦争"の行方――国際関係アナリスト・北野幸伯

3月1日にウクライナ・クリミア半島へ軍事介入を開始したロシアは、クリミア併合を成功。話はここで終わらず、4月7日になって、ウクライナ東部のハリコフ州、ドネツク州がクリミアをまねて独立宣言をした。内戦状態に突入したウクライナ情勢を解説す...

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