北野幸伯

国際関係アナリスト

きたの・よしのり/1970年長野県生まれ。モスクワ在住24年の国際関係アナリスト、作家。その独特の分析手法により、数々の予測を的中させている。1996年、日本人で初めて、ソ連時代「外交官・KGBエージェント養成所」と呼ばれたロシア外務省付属「モスクワ国際関係大学」(MGIMO)を卒業(政治学修士)。1999年創刊のメールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」は現在読者数3万6000人。ロシア関係で日本一の配信部数を誇る。主な著書に「隷属国家日本の岐路」(ダイヤモンド社)、「プーチン最後の聖戦」、「日本自立のためのプーチン最強講義」(共に集英社インターナショナル)など。
プーチンの「核使用の可能性」が、5月9日を前に高まっている理由

2022年4月27日

プーチンの「核使用の可能性」が、5月9日を前に高まっている理由

ロシアによるウクライナ侵攻が始まって、2カ月が過ぎた。戦いは長期化し、プーチンの思惑とは違う結果になっている。これまで戦争に連勝することで人気を維持してきたプーチン。追い詰められた彼は、「核」使用を決断するのだろうか。

「ロシア軍のウクライナ侵攻」で、首都キエフが制圧されるシナリオとは

2022年2月25日

「ロシア軍のウクライナ侵攻」で、首都キエフが制圧されるシナリオとは

ロシア軍がウクライナへの侵攻を開始した。ロシアは2月21日、ウクライナ東部ルガンスク、ドネツクの独立を承認。そして、両地域に「平和維持部隊」を送ることを宣言した。筆者は「ウクライナ侵攻をもくろむプーチンの『本当の狙い』はどこにあるか...

ウクライナ侵攻をもくろむプーチンの「本当の狙い」はどこにあるか

2022年1月29日

ウクライナ侵攻をもくろむプーチンの「本当の狙い」はどこにあるか

ロシアによる「ウクライナ侵攻」の可能性が高まっている。米国務省は1月23日、在ウクライナ米大使館職員の一部と職員の家族に退避命令を出した。なぜプーチンは、ウクライナに侵攻したいのか。そして、いったい何を望んでいるのか。

クリーンな愛国者「プーチン神話」が崩壊、ロシアは力と恐怖の国になる

2021年2月8日

クリーンな愛国者「プーチン神話」が崩壊、ロシアは力と恐怖の国になる

ロシアで大きな変化が起こっている。「反体制派の指導者」「ロシア一の政治ユーチューバー」アレクセイ・ナワリヌイが投稿した3本の動画が、「プーチン神話」に大打撃を与えているのだ。ロシアで今、何が起こっているのだろうか?

「親中」政権なら短命に、菅氏が偉大な首相になるための条件とは何か

2020年10月12日

「親中」政権なら短命に、菅氏が偉大な首相になるための条件とは何か

総裁選に圧勝し、首相に就任した菅義偉氏。秋田県のイチゴ農家に生まれ、自力で大出世を果たした。菅氏は、これからどうなっていくのだろうか?正しい方向に進めば、長期政権を実現できるだけでなく、偉大な首相になる可能性もある。

ポスト安倍は誰が適任か?「親中派」首相だけは絶対に避けるべき理由

2020年9月4日

ポスト安倍は誰が適任か?「親中派」首相だけは絶対に避けるべき理由

安倍晋三首相が8月28日、辞意を表明した。これを受けて、次期首相をめぐる争いが活発化している。一方、世界を見ると、「米中覇権戦争」がますます激しさを増している。「激動の時代」の新リーダーにふさわしいのは、誰なのだろうか。

トランプの「反人種差別デモ」対応を中国も批判、米国は国家崩壊するか

2020年6月10日

トランプの「反人種差別デモ」対応を中国も批判、米国は国家崩壊するか

米国ミネアポリスで、黒人のジョージ・フロイドが白人警官に殺された事件をきっかけに、全米で「反人種差別デモ」が起こった。デモ参加者の一部は暴徒化し、破壊、略奪を行っている。「軍を投入してデモを鎮圧する」と宣言したトランプ。米国は、こ...

米中「コロナ情報戦」は米国の圧勝か、中国共産党が今後迎える危機

2020年4月7日

米中「コロナ情報戦」は米国の圧勝か、中国共産党が今後迎える危機

今年に入って、人類史に必ず残るだろう災厄が出現した。新型コロナウイルスである。一方、2018年からは米中覇権戦争が勃発している。コロナは、この米中戦争の情報戦に使える「最高のネタ」になっている。かつて、チェルノブイリ事故を隠蔽して国際...

韓国自爆、「日系人の米大使叩き」で米国を敵に回す愚行の末路

2020年2月1日

韓国自爆、「日系人の米大使叩き」で米国を敵に回す愚行の末路

韓国で米国のハリス駐韓大使へのバッシングが強まっている。大使の母親が日本人であることまで問題視しているが、これでは人種差別丸出しである。昨年のGSOMIA騒動に続いて、ますます国際社会での韓国の立場は悪化している。

日本は平和ボケで自滅!?日本人が知るべき米中戦争「アメリカの本気」

2019年9月30日

日本は平和ボケで自滅!?日本人が知るべき米中戦争「アメリカの本気」

いわゆる「米中戦争」が始まってから、1年以上が経過した。これは、ただの「関税引き上げ合戦」ではない。世界の覇権をかけた、米国と中国の真剣な戦いである。しかし、「平和ボケ」している日本政府は、米中対立の本質が理解できない。それで日本...

韓国・文在寅はGSOMIA破棄で自爆、安倍政権に吹いた「神風」とは

2019年8月30日

韓国・文在寅はGSOMIA破棄で自爆、安倍政権に吹いた「神風」とは

韓国への半導体材料の輸出規制強化からはじまった「日韓戦争」。日本のメディアはあまり報じていないが、情報戦で日本は劣勢だった。しかし、文政権が米国の要求を無視して「GSOMIA破棄」を決めたことで、形勢は逆転した。

トランプが間もなく日本に突きつける「踏み絵」、日米同盟は崩壊の危機か

2019年7月22日

トランプが間もなく日本に突きつける「踏み絵」、日米同盟は崩壊の危機か

トランプ大統領は最近、頻繁に「日米同盟は不公平だ」と発言している。これまでのところ、「実害」は出ていないが、間もなく日本は、「踏み絵」を突きつけられることになりそうだ。「踏み絵」とは、米軍がイラン沖で組織する「タンカー防衛有志連合...

「裏切り者」韓国を冷遇するトランプ、八方塞がりの文在寅の末路

2019年5月7日

「裏切り者」韓国を冷遇するトランプ、八方塞がりの文在寅の末路

トランプが韓国の文在寅大統領を見捨てたと話題になっている。最も象徴的だったのは4月11日、ホワイトハウスでの会談時間。その時間は、実質たったの2分だったのだ。なぜトランプは、文をここまで露骨に冷遇したのだろうか?米国に見捨てられた文と...

習近平が大喜びする「日韓・日ロ関係悪化」を全力で回避すべき理由

2019年4月3日

習近平が大喜びする「日韓・日ロ関係悪化」を全力で回避すべき理由

日本とロシアの「平和条約締結交渉」が停滞している。安倍総理は2018年11月、「4島一括返還論」を捨て、「2島返還論」にシフトした。これは、「大転換」で、日本側の「大きな譲歩」である。にもかかわらず、プーチンは、2島返還のために日本は「日...

反中に傾く世界、ジョージ・ソロスが「習近平は最も危険な敵!」と断言

2019年2月27日

反中に傾く世界、ジョージ・ソロスが「習近平は最も危険な敵!」と断言

世界3大投資家の1人、ジョージ・ソロスが最近、習近平を「最も危険な敵」呼ばわりして、話題となっている。筋金入りの「民主主義者」であるにもかかわらず、長年、共産党独裁の中国だけは例外的に支持するほど、中国に入れ上げていた彼に一体、何が...

トランプが中国に仕掛けた逆転劇、世界は一気に反中に傾いた

2019年1月7日

トランプが中国に仕掛けた逆転劇、世界は一気に反中に傾いた

「2018年最大の事件を挙げろ」と質問され、「米中戦争勃発」を挙げる人は多いだろう。それは「貿易戦争」から始まり、「覇権争奪戦」に転化していった。トランプ政権の米国は当初、腰が定まらず、結果的に世界を敵に回すような行動をしていた。しか...

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