このほど、四川省成都市に「階段の神器」が登場したという情報が、ネット上で広まっており、その情報によると、92歳の高齢者が約1分ほどで3階まで移動できるという。そこでこのほどその「ハイテク」の秘密に迫るため、成都黄再軍病院を取材に訪れた。
まず、医療スタッフが高齢者をステップの上に乗せ、高齢者は両手で手すりをつかみ、ボタンを押す。それから医療スタッフが端末にカードを通すと、この装置がスムーズに階段を上り始め、数十秒で2階に到達する。
関係者によると、同病院内に取り付けられているこの装置は14万4000元(1元は約16.5円)で購入され、1階上がるのに30秒ほどかかり、速度は調節可能だという。その上、操作方法は高齢者が1度試乗すれば覚えられるように極めてシンプル。現在は自分で立つことのできる高齢者しか使用できないが、今後はさらに車椅子の高齢者も利用できるように改善したいとしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年2月24日
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