六角川水系の淡水域付近でよく見られる生き物

六角川水系の淡水域の河川環境(六角川、牛津川)

底生動物:水中で確認された貝類、昆虫類など

ミナミヌマエビ

(エビ目、ヌマエビ科)

[画像:ミナミヌマエビ]
生息場所
平瀬や淵(水中の植物等)
大きさ
3〜4cm
分布・生活場所
本州中部以南。下流域〜中流域、用水路。
生活型
繁殖期は初夏〜秋。大型の卵を少数抱く。
六角川での確認状況
深い所や水中の植物等で確認されている。
見分けるポイント
体色は透明感のある個体から褐色、まだら模様などいろいろ。雄より雌のほうが大型になる。
釣りのエサとして‘タエビ’の名前で売られている。本来分布域でない場所での生息も確認されているが、釣り人が余ったエサを捨てているためと思われ、問題になっている。

コオニヤンマ

(トンボ目、サナエトンボ科)

[画像:コオニヤンマ]
生息場所
小河川
大きさ
31〜35mm
分布・生活場所
北海道〜九州。丘陵地や山地を流れる河川。
生活型
5〜9月の頃産卵。浅い砂礫底の上で行う。
六角川での確認状況
水中や水際の植物で確認されている。
見分けるポイント
赤褐色か黒褐色でいちじるしくへん平な広葉形かうちわ状の大きなヤゴ。
幼虫は挺水植物の根元か流れの緩やかな砂礫の底に潜っているか、じっとしている。

タイコウチ

(カメムシ目、タイコウチ科)

[画像:タイコウチ]
生息場所
池沼 小河川
大きさ
30〜38mm
分布・生活場所
本州〜九州。池沼、水田、小川。流れが緩やかな浅い水場。
生活型
5〜6月頃産卵し、5回脱皮を繰り返して7〜8月頃成虫になる。
六角川での確認状況
水際の植物や河岸で確認されている。
見分けるポイント
成虫はへん平、全体に暗褐色でほとんど光沢がない。幼虫はハネがないことを除けば、ほとんど成虫と変わらない。
成虫で越冬し、水中昆虫のわりに泳ぎが苦手でふだんは水藻の間を静かに歩く。夜間は明かりに飛んでいく。食肉性で水中の昆虫や幼虫、オタマジャクシや稚魚などを食べる。

ヘイケボタル

(コウチュウ目、ホタル科)

[画像:ヘイケボタル]
生息場所
水田等
大きさ
2〜17mm
分布・生活場所
北海道〜九州。流れのゆっくりとした用水路や水田。
生活型
産卵は6〜8月。ふ化後幼虫は翌年の5〜7月まで水中で生活し、岸にあがり湿った場所の土の中にいる。
六角川での確認状況
河岸で確認されている。
見分けるポイント
黒褐色で腹節に鰓器官がある。
幼虫はヒメモノアラガイ、サカマキガイ、カワニナなどを食べる。特に水田に多くいるヒメモノアラガイを好む。ゲンジボタルより流れの緩やかな場所にいる。

ハイイロゲンゴロウ

(コウチュウ目、ゲンゴロウ科)

[画像:ハイイロゲンゴロウ]
生息場所
水たまり
大きさ
10〜16.5mm
分布・生活場所
全国。荒れ地の水たまり、プール、汚い池など。
生活型
-
六角川での確認状況
深いところで確認されている。
見分けるポイント
触角、足は淡黄褐色。体には黒い斑紋があり腹の端部が突出する。中足の爪が長い。
日本全国、どこでも見られる極めて普通種。夜間明かりに飛んでくる。

参考文献:

  • 「日本産淡水貝類図鑑」 ((株)ピーシーズ)
  • 「干潟の生きもの図鑑」 ((株)南方新社)
  • 「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方」 ((株)南方新社)
  • 「原色日本昆虫図鑑 上」 ((株)保育社)
  • 「原色日本昆虫図鑑 下」 ((株)保育社)
  • 「川の生物図鑑」 ((株)山海堂)
  • 「日本産トンボ幼虫・成虫検索図説」 (東海大学出版社)
  • 「河川水辺の国勢調査のための生物リスト」(平成24年9月 国土交通省)

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