流域の生物(松浦川周辺)

松浦川は青螺山(標高599m)に源を発し、厳木川、徳須恵川などの支川を合わせて北に流れ、唐津市で玄界灘へ注ぐ幹川流路延長47.0km、流域面積446km²の一級河川です。

松浦川本川と徳須恵川は、源流部の標高が低いため上流域に渓流区間が発達せず、広い間隔で早瀬と平瀬が連続する比較的緩やかな河川となっています。松浦川の中流域は丘陵地となっており、狭い田園地帯を流下します。徳須恵川の中流・上流域では山地が川べりにまで迫っており、厳木川は、狭い山間部を流れる急流河川で、上流域では瀬と淵が交互に連続する渓流区間となっています。松浦川、厳木川の上流部はホタルの生息地として地域から親しまれており、松浦川中流域には、オイカワなどが広く生息しています。厳木川では、山地の清流に生息するオヤニラミなどが見られます。

松浦川下流では、松浦大堰から上流が湛水区間となっており、河川敷ではイネ科の草本に球巣を作るカヤネズミが確認されています。松浦川の河口には玄海国定公園があり、虹の松原や鏡山等の豊かな自然環境が点在しています。川幅の広い河口域はカモ類、カモメ類の集団休息場や渡鳥の越冬地にもなっており、干潟も露出します。
厳木川には昭和62年に完成した厳木ダムがあり、新たに出現した「さよの湖」(湛水面積0.42km²)周辺は人と自然との触れ合いの場等として親しまれています。

こんな様々な特徴をもった松浦川の生き物について紹介します。

近年確認された松浦川水系の生き物たち

項目 これまでの調査で
確認された種数
代表的な種
魚 類 80種 オイカワ、カワムツ、カマツカ、イトモロコ、ウグイ
底生動物 413種 ミゾレヌマエビ、ミナミヌマエビ、ゲンジボタル、カワニナ
植 物 833種 ハママツナ、ミゾコウジュ、ウラギク
鳥 類 146種 カワウ、セグロカモメ、ヒヨドリ、カシラダカ、カワラヒワ
哺乳類・爬虫類・両生類 38種 コウベモグラ、カヤネズミ、アカネズミ、ヌマガエル
陸上の昆虫類 2,032種 シオカラトンボ、ナナホシテントウ、ヒメウラナミジャノメ
松浦川水系の生き物マップ

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