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2010年3月 8日 (月)
マイクロナノ人材育成プログラムの全国展開 来年度事業の概要
経済産業省の助成によって、マイクロナノ分野の製造中核人材育成事業(実証講座)が産総研を中心とする国内の研究機関や産学連携組織が協力し合って、3年間実施されてきました(平成19-21年度)。マイクロマシンセンター(MMC)では、この事業に今年度から加わり、実証講座の経験をベースに来年度からは、講座を統合・改編して体系化し直し、培ったネットワークを生かして全国規模で機会提供するような人材育成プログラムを実施できるように準備をしています。ここではその概要を紹介します。
MMCが中心となって2006年度に実施した産業動向調査では、日本におけるMEMSデバイス・モジュールの産業規模は2015年に2兆円を越えると予測されました(日本企業の生産額ベース、輸出含む)。リーマンショックに端を発する停滞や落ち込み、デバイス価格の急激な低下によって、後年への数年のシフトはあるでしょうが、MEMS市場が大きく成長することは疑いのないところです。
しかしその一方で、産業規模の成長を支える人材の不足も深刻な問題となる可能性があります。むしろ、産業の成長を支える人材育成がシステマティックになされることによって、順調な産業成長が実現できると考えるべきです。
来年度から提供しようとしている人材育成プログラムで重視するのは、設計や製造プロセス、さらには技術シーズを生かした商品化まで、全体を俯瞰できる人材の育成です。そのような人材が企業活動において中心となって回りを巻き込み、自社内での育成も含めて全体の産業規模を支える、という目論見です。目指す姿として、デバイスイノベータ、プロセスイノベータ、システムイノベータの3つを想定しています。
eラーニングによって基本的な知識を得た上で、デバイス設計と製造プロセスの基本を実習も含めて体験し、さらに様々な応用も含めて専門性を高めるような体系となっています。
MEMS協議会では来年度、各拠点からの委員を中心とした人材育成推進委員会を設置して、全体計画の策定や各拠点間の調整を行う予定です。兵庫県の新産業創造研究機構、北九州産業学術推進機構、東北大学中心の産学官連携組織などが各地域運営の事務局であり、産総研つくばが一部講座の実施および全体への助言者です。MMCはこの委員会の事務局であり、関東地域および全国の運営事務局を担う予定です。
整理しなおした講座体系に沿って順次教材開発を進め、本格始動します。人材育成に関しては、多くの期待の声を頂いています。皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。(MEMS協議会事務局)
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