JR貨物U53A形コンテナ
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JR貨物U53A形コンテナ | |
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両側面にのぞき窓の付いた、試作要素の強いU53A-39501形。内部の上昇式床は、のぞき窓上部付近にセットされている姿が見受けられる。 旧岡山操車場にて、1989年12月撮影。 | |
基本情報 | |
種別 | 有蓋コンテナ |
所有者 |
日本梱包運輸倉庫、北海道西濃運輸、全国通運、佐川急便、三紀運輸 ※(注記)今後、新規他社登録の可能性あり。 |
製造メーカー | 総合車両製作所・パブコ |
製造年 | 1989年 |
主要諸元 | |
全長 | ※(注記) 9,410 mm |
全高 | ※(注記) 2,800 mm |
総重量 | ※(注記) 14.5t t |
備考 | ※(注記) 寸法・重量関係は一例である |
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U53A形コンテナ(U53Aがたコンテナ)は、日本貨物鉄道(JR貨物)輸送用として籍を編入している30ft級の私有コンテナ(有蓋コンテナ)である。また、コンテナの固体構造によっては全長が31ft級の物も多数存在するが、コンテナ上部四箇所に必ず設置されているトップリフター吊り上げ作業用のツイストホールブロックの前後間隔は、厳格に30ftの間隔が確保されている。
形式の数字部位 「 53 」は、コンテナの容積を元に決定される。このコンテナ容積53m3 の算出は、厳密には端数四捨五入計算の為に、内容積52.5 - 53.4m3の間に属するコンテナが対象となる[1] 。形式末尾のアルファベット一桁部位「A」は、コンテナの使用用途(主たる目的)が「普通品の輸送」を表す記号として付与されている[2] 。
特記事項
[編集 ]当コンテナが登場した背景には当時、熊本県内からの出荷が増加していた小型バイクを主とした積載貨物の荷役作業員の労働環境改善のために[注 1] 、屋根板全面の上昇機構の付いたバイク輸送専用コンテナとして1989年度より、基本構造を超えた基準外などの特大コンテナに割り当てられる「39500番台」の付与にて製造・配備された。
番台毎の概要
[編集 ]30000番台
[編集 ]-
U53A-30016 全国通運所有。
佐川急便借受。
- 30086 - 30093
- 三紀運輸所有。全高2641mm(規格外)、全長9410mm(規格外)、総重量13.5t、自重3.5t。
-
U53A-30091 三紀運輸所有。
38000番台
[編集 ]- 38001 - 3800
- 北海道西濃運輸所有。全高2641mm(規格外)、全長9410mm(規格外)、総重量14.5t。
39500番台
[編集 ]- U53A-39501 - 39528
- 日本梱包運輸倉庫所有。
- U53A-39529 ※(注記)スバル純正部品輸送用。
- 日本梱包運輸倉庫所有。
- U53A-39530・39531
- 日本梱包運輸倉庫所有。
- U53A-39532 ※(注記)スバル純正部品輸送用。
- 日本梱包運輸倉庫所有。
-
U53A-39532 日本梱包運輸倉庫所有、スバル純正部品輸送用。
脚注
[編集 ][脚注の使い方]
- ^ コンテナ内部全面には、上昇式の床が設置してあるために内部がある意味、上下二段層に分かれて積荷の積載効率を上げる構造となっている。このために上段と下段の高さが低くなり、積荷を個縛あるいは開放する際の作業員が中腰となり、労働災害増加の一因となっていた。この打開策として、荷役作業時には上昇式床面と連動してコンテナの屋根部位が自動的に上昇して、作業員が中腰になる事もなく通常の作業ができるようになった。
出典
[編集 ]関連項目
[編集 ]8〜12 ft級 |
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20〜24 ft級 |
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30〜31 ft級 |
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40 ft級 |
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