第3回 十三峠トレッキング(高鼻・朴ノ木・萱野峠)が開催されました
快晴の朝、小国町玉川には「22名の参加者と7名のスタッフ」が集合、本日のガイドは小国町白い森案内人の「三須一郎」さんだ。
9時に開会式、自己紹介、開催毎に増える参加者、改めてこのイベントの人気を実感。 一行は一度小国町杉沢に向かう。
10:00 杉沢十字路出発 「高鼻峠」は道形が残っておらず、舗装道路を歩く。
今はアスファルト道路 写真左側が峠の頂上あたり
10:50 「 朴ノ木峠」へは小国町小国小坂町の水上屋さんの裏から入る。
途中まで八木沢添いに歩き、又兵衛田(またべた)に出る。あとは舗装道路を歩き、追分石を見る。
朴ノ木峠敷石道
11:40 健康の森で小休止、小国小学校5年生の親子行事なのか、テントでの昼食時間で賑わっていた。
もうブナの種が沢山落ちている。ブナの実が大豊作らしい。 今年は熊も里に落ちる必要がないか、そういえば「熊が出た話」
はあまり聞かない。
朴ノ木峠の「化け物杉」を過ぎると「わずかに残る敷石道」を通る。以前はどこにも沢山の敷石があったらしいが「炭焼きの窯づ
くり」に使用したとか。敷石道も炭焼き窯もその時代時代の生活や経済活動の必要手段か、いたしかたないかと思いつつ「朴ノ
木峠頂上」 到着
12::50 昼食:今日は「豚汁」の振る舞い。さすがに頂上は風もあり、空気も冷たい。雲がじゃまして飯豊連峰が見えない。残念。
誰かが話していた。「1回目は山菜汁」「2回目は芋煮」、四回目は何だろうね?
13:00 全員で記念撮影
「朴ノ木峠を下る」
途中、道がぬかるみがあったが、歩行には支障ない。それより「ブナの森の美しさ」は十三峠の中でも一番ではないだろうか?
朴ノ木峠足野水側の大部分がブナ林だ
13:50 足の水集落に降りる。 「バーン・バーン」猿追いの花火が歓迎してくれた。
14:10 県道脇の萱野峠の看板で現在地を確認し、いざ「萱野峠へ出発」
ほどなく5分も歩くと、きれいな敷石が現れる。一同感嘆の声。
ここも10年以上前から多くの敷石掘りボランティアによって掘り起こされたもの。看板にはそのボランティアに参加した方々の
名前が。ここも多くの方の力によって守られているのだ。感謝である。
15:00 「萱野峠頂上」見晴らしは無いが、3つ目の峠の頂上ということもあり、皆笑顔である。それに手には白い買い物袋、その中に
は秋の「山の恵み」がどっさり、笑顔はそのせいか。
ちなみに「きのこ各種」「山ふどう」「あけび」「くり」は定番のようだが、その他にも何かいろいろと詰まっている様子だが仕分け
や食べ方、保存は皆さん大丈夫だろうか? 秋は山の恵みが多い。
ゲット、満面の笑み
栗拾い大会の様子
やまぶどう 甘い とにかくおいしかった。
途中、蜂にさされたという参加者、山の恵みは蜂とて同じ、きっと蜂は自分のものを盗られたと思ったに違いない。小さな土バ
チのようで、冷やして薬を塗った。
「姥杉(うばすぎ)」とやら、ひとつの根本から杉が10本も出ているではないか?この地域でもめずらしい木だそうだ。
15:45 玉川大橋を渡る。玉川はコバルトグリーンの清流、こんなにきれいな水が見える場所は飯豊山荘下とここだけだ。
15:50 玉川コミセンにて閉会式、アンケートを記入していただいた後、本日のガイド三須さんから講評をいただいた。
とにかく全員無事で良しとする。又参加してくださいね。
萱野峠頂上にて
今年4回全部参加すると、なにやら素晴らしい景品がもらえるとか。8人の方がリーチだそうだ。 景品は何なのか?
皆さんご苦労様でした。また一緒にあるきましょう。
次回は11月7日(土) 主に新潟県側になります。 小国町玉川から「大里峠」「榎峠」「鷹巣峠」を歩きます。
晩秋の峠みち、「晴れたらいいね」