2005年02月23日
長〜い無料相談
前回の記事に対し、現役の士業の方々からありがたいご意見をいただいた。確かに、人によってやり方はさまざまだから、一概に無料相談がいけない、とか無駄だとかいうことにはならないと思う。新人なら、依頼に応じること自体が勉強になるので、そういう意味ではむしろ貴重な機会になる。要は、どの程度までやるか、という線の引き方か重要ということかな?
よくいわれるように、形あるものと違って、情報はタダで手に入るもの、という意識をもっている人がまだまだいる。そんな人は、ちょっとした質問には無料で答えて当然、と考えるだろう。で、悩むのが、どこまで無料で教えていいものか、という程度の問題。
また英語教室の例になってしまうけど、ときどき、電話かメールで問い合わせがある。どんな授業なのかいろいろ聞きたいだろうし、それには当然、ひとつひとつ丁寧に回答している。でも、ごくたま〜に極端な人がいる。かなり前になるが、ある男性から電話がかかってきた。最初は教室のカリキュラムについての質問に答えていたのが、しだいに、話題の中心が英語学習そのものへと移っていった。その男性は、普段の勉強方法から、お勧めの教材、学習内容と年齢との相関関係など、次から次へといろんなことをきいてきた。どうも、紙に質問項目を前もってメモしているようだった。
快く応じていた私もだんだん疲れてきて、そのうち、(いつ終わるんかな)なんてちょっと嫌気がさしてきた。結局、電話を切ったときには小一時間ほどたっていて、やりかけの仕事があったのですっかり予定が狂ってしまった。メールでも、同様の内容で、いきなり30項目ほどの質問状を送ってきた人がいる。中には、HPにはっきり書いてあることまで含まれていたので、たぶんこの人は、HPなどをきちんと見ずに、目をつけた英語スクールにかたっばしから同じメールを送信しているんじゃないかと疑った。それをどう処理したか忘れたが、数時間かけてひとつひとつに回答するなんてことはしなかった。
士業の場合は、まさに相談料をいただいて依頼に応じることが多いと思うので、このあたりの対処の仕方をきちんと考えておく必要があるだろうなあ。
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この記事へのコメント
そのスクールでは外国人講師とのマンツーマンでの無料体験レッスンをしていたのですが、クレクレ星人は、そのレッスン前の営業担当者がスクールのシステム(授業の予約の仕方等)を説明しているときから、なんとなくわかりますね。中には、無料レッスンのときに担当した外国人講師と直接契約(講師が休みの日にスクールを通さず直接レッスンを受けようとする)が目的の人とかもいたようで、営業担当者がいつも頭を抱えていたようです。
無料相談に関してですが、法律問題の場合、アドバイスした内容を乱用される恐れなどを考えたら、迂闊なことはできませんよね。あくまでも、一般的な内容に留めるか、FAQ集のようなものをHPに掲載して、そっちを見てもらう、BBS内だけに留める(もっとも、BBSの場合、無資格者で知識のある人(例えば、司法試験等の受験生)に揚げ足を取られたり、あらされることも考慮しなければなりませんね。
PS:別のHNで書き始めた(1ヶ月も放置していたけど)ブログのURLを載せました。行政書士や英語の話は出てきませんが、よかったら覗いてみてください。
法律相談では確かに責任が大きいので注意が必要ですね。ブログのURLを教えていただきありがとうございます。お互い、無理しない程度に書いていきましょう。