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「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2021年10月

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

近頃は中国オタク界隈でも注目を集める「吸血鬼」的なキャラの出てくる作品が幾つかあるそうです。しかし中国では近頃の諸々の規制強化でバイオレンスネタやホラーネタがいよいよ難しくなってきているのもあり作品自体が直接入ってくるのは困難ということで、中国オタク的になんとも歯がゆい状態になっているとのことです。
しかし作品関連のネタとしては相変わらず意識されているそうですし、改めて吸血鬼関連のイロイロな話題も出ているのだとか。

中国オタク界隈ではそんな話題の一つとして
「吸血鬼が格の高い強キャラとして扱われるようになったきっかけや過程」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


吸血鬼って強キャラが多いと聞くが、どんなキャラがいるの?二次元ではどの辺りからハッキリとした格の高い強キャラになったの?
ネタ成立の過程や影響を及ぼした具体的な作品などを知りたい。

吸血鬼って怪物だけど美形、貴族設定がテンプレでつけられるから昔からということで間違いないとは思うが......どんな作品かとなるとすぐに出てこないな。

すぐ死ぬ吸血鬼がネタとして笑いを取れる、キャラが立って人気作品になるくらいだから、二次元では確固たる強種族、強属性のイメージを確立しているのは間違いない。

私が思い付くのはDIOだったが吸血鬼として強いイメージがあまり無いかも......

DIOも初期は吸血鬼としての強キャラではあったんだけど「ジョジョ」はその後にスタンドによる独自の世界観や強さが確立されてしまったからね。

「悪魔城ドラキュラ」は昔の作品では珍しい吸血鬼が絶対的なラスボスの作品だが、これが出たのが1986年だ。
このシリーズの吸血鬼は設定がインフレしてトンデモナイことになっていく。

日本の二次元妖怪ネタの大元である水木しげる作品はどうなんだろう?

ぬらりひょんの強キャラ化は水木しげるだという話だが、吸血鬼は欧米の映像作品や舞台、小説の時点で強キャラだからたぶん違う。

「鬼太郎」にも吸血鬼は出ているけど中ボス的な存在だったような?弱くはないんだけど、今のような主役級の扱いではない。

「血界戦線」の吸血鬼はハッキリとした敵で、真祖は無茶苦茶強いという設定だったな。

「血界戦線」ではいわゆる真祖的な存在はいるけど真祖呼びはしていなかったはず。
......そう言えば日本の二次元で「真祖」という言葉や概念を広めた、定着させた作品に関しても諸説があるらしいな。

「トリニティ・ブラッド」も突出して強い吸血鬼のイメージで作られた世界観の作品だったけど時期的には吸血鬼ネタとしての「真祖」がもっと前にある作品かね。

二次元の吸血鬼キャラで分かりやすい記号的なのは、例えば「ネギま」のエヴァンジェリンなんかだと思うけどネタや作品内の格といった扱いの影響を考えるとよく分からん。
「ネギま」という作品自体がテンプレ、同人ネタの集合的なものになっているはずだから以前以後的に見ていくこともできるのだろうけど。

ウチの国だとあまり意識されないけど「BASTARD!!」も吸血鬼ネタの影響は大きいとか。「真祖」という言葉、概念を広めた作品の有力候補とされている。

二次元の突き抜けた強キャラな吸血鬼だと「月姫」以前を探せば良いのでは?
型月はイメージを広く拡散、固定するけど同人出身なのもあってか元ネタが存在するオマージュな部分も多いから。

同意したくなる話だな。
私も強い吸血鬼のイメージはアルクェイドからだ。初見のときは吸血鬼が最強の世界観に驚いたのを覚えている。

たぶん「吸血鬼ハンターD」の世界観からだろうね。貴族的なキャラだけでなく、明確に支配者たる吸血鬼と家畜と見做される人間という関係に加えて吸血鬼が世界の支配者的で、しかもホラーと中世ファンタジーとSFの混じった強さだから超強い。
この作品が日本の二次元の伝奇世界観に与えた影響は極めて大きいとされている。

菊池秀行作品はかなり有力だろうね。
真祖(日本語では「神祖」と発音が同じ)設定への影響もあると思われる。

昔の日本の伝奇系作品だと武内崇が再刊のときに挿絵を描いた笠井潔の「ヴァンパイヤー戦争」ってどうなんだろう?
月姫の元ネタだったりするの?

私も全部読んだわけじゃないけど、設定の印象では月姫の元ネタとしての影響が大きいのは「吸血鬼ハンターD」の方だと思う。
ただ「ヴァンパイヤー戦争」の方が「吸血鬼ハンターD」より丸1年早く出ている上に、最初のバージョンの挿絵がどちらも天野喜孝なんだよね。だから「ヴァンパイヤー戦争」の影響を受けたかその人気の路線を狙って「吸血鬼ハンターD」が書かれたことは否定できないと思う。

「ヴァンパイヤー戦争」の最初のバージョンのイラストは天野喜孝じゃなくて生頼範義だな。この絵師も当時の日本の伝奇小説のイラストをたくさん描いている。天野喜孝になったのは文庫版からだ。

そうなのか。教えてくれてありがとう。
しかしそうなると俺の思い込みがかなり怪しくなってきたなあ......

個人的には日本の二次元というか娯楽分野で吸血鬼がミステリやSFから伝奇のモチーフ移行した流れが気になるかな。
「ヴァンパイヤー戦争」や「吸血鬼ハンターD」の時期は作家のスタイルに加えて内容に関してもまだ何と言うかSFのモチーフに吸血鬼的な何かを持ち込んだような印象が。

真祖設定はさておき、強い吸血鬼というなら「HELLSING」の影響は無視できないだろう。

確かに。アーカードより設定上スゴイことになっている吸血鬼というのはいくらでもいるけど、アーカードほど強いという印象を刻み込んでくるのはなかなかいない。

最強談義みたいな場面でなければ吸血鬼の強キャラということでアーカードを出したら皆納得するからな。

90年代後半以降の二次元における吸血鬼の地位向上は「HELLSING」と「月姫」の影響が大きいと考えていいと思うのだが、それ以前はやはり曖昧に感じられるね。
そう言えばウチの国の二次元だと吸血鬼関係で影響が大きそうなのは他にどんなキャラがいるだろうか。

ウチの国だと東方シリーズの紅魔館の面々は影響が大きいな。
あとは昔だと「吸血姫美夕」から吸血鬼キャラに憧れていった人が多かった。その後は「ヴァンパイア騎士」「ロザリオとバンパイア」かな?他のジャンルと同じく、ウチの国では基本的にはアニメの影響が強いと見ていいかと。

一応「物語シリーズ」もウチの国に吸血鬼キャラ方面の影響を与えた作品と見ていいだろう。
ただ「傾物語」の忍野忍の完全体的な強さについてはそれほど突飛なものとは感じなかった気がするし、あの当時で既に自分の中では今の強キャラで格の高い吸血鬼ネタは入っていたのかも。

この数年だと「となりの吸血鬼さん」で吸血鬼系ヒロインに改めてハマった自分みたいなのもいるよ!

そしてこの話題の流れの先が今の「鬼滅の刃」になるとしたら......和風吸血鬼というネタに関しても気になってきたなあ



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈で知られている吸血鬼系キャラの名前と共に考察が行われていました。

またこのネタを教えてくれた方からも
「時期的なものは私も記憶が曖昧ですが、昔の中国では男性はアーカード、女性は美夕で二次元的な吸血鬼のイメージが形成されていたように思います」
といった話がありました。

今回の吸血鬼に限らず、中国オタク界隈における人外系種族のイメージの変遷や現在の認識といったものは気になりますね。例えば今では国産狐耳によってほぼ淘汰されてしまった獣耳持ちの獣人キャラなど、イロイロと気になる所が思い付きます。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

やはり何かと難しいことになっている中国における日本の10月新作アニメの配信ですが、中国オタク的な期待作話題作が配信されない中で、事前に全く予想されていなかった作品に注目が集まったりもしているそうです。そんな作品の一つが
「王様ランキング」

なのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「王様ランキング」
に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


見るものないから消去法で何となく見た「王様ランキング」が予想外に面白い。正統派なストーリー展開やキャラの背景に感情移入してしまった。

まだ二話までしかないけど優秀な作品になりそうだよね。
ストーリーの構成やロジックも合理的になっているし、画だけでなく音の演出も良い。キャラの方もテンプレと思いきや、良い意味でテンプレを利用してキャラが立っている。

まさか俺が今期初めて泣いた作品がこれになるとは。

面白いよね。ただ一部で評価が過熱し過ぎなのは少々不安。そういうのって容易に反動や反発につながるから......

この作品に期待していた人って少ないだろうし発見した意外な良作を持ち上げたくなるのは分からなくもない。
私も去年までだったらこの作品を見ていなかったか、見ていたとしてもかなり後回しにしていたと思う。

しかし引き付けられるのは確かだけど、ストーリー自体は古典的な組み合わせでもある。
あと前提となる描写がそんなにしっかりしていないから、実感の有無というか没入できるかが人それぞれになっているような?

周りを見ると受け止め方、解釈にも個人差が出ているのが興味深い作品かな。
第二王子との剣術試合に関しても不当にボコられることを強いられたと見る人と、王の剣の意味から現時点では無理もないと見る人で分かれている。どちらが多いかは分からないけど。

それは理解できる所だ。カゲの過去についても母親との関係は分かりやすいが、その次の自分を利用するだけの飲んだくれとの関係をどう見るかとかね。

国の成り立ちがまず国民をモンスターの大軍から守った結果だからな。王は臣民を守らなければならない。
だから回避しまくる戦い方が王の剣ではないというのも間違いない。回避したらその後ろにいる臣民が被害を受ける。

テンプレで分かりやすいが考えられる描写も良かったが、手話で語る主人公や、手話で主人公に意見が飛ぶという展開や周囲のキャラを通しての解説も新鮮だった。
喋れない耳も聞こえないのに純真なキャラというのをこんなに上手く描写できるのを見れただけでも価値がある。

今の時代に障がい者を主人公にするのは何かと有利だろうというゲスな考えが私の頭をよぎってしまったが、それと同時にこういう押し付けがましさを感じないやり方もあるのかと感心したよ。

五体満足ではない王子だからこそ引き込まれるストーリー展開が多いからね。剣術試合とかもし普通の人間だったら薄っぺらで印象に残らない描写にしかならなかったと思う。

久々に出会った、クオリティと演出で衝撃を受ける作品かもしれない。全く意識していなかっただけに第一話は衝撃的だった。

ストーリー描写に関しては今期のトップクラスかもしれない。
「オッドタクシー」はこっちで配信できなかったが「王様ランキング」は配信できているのが嬉しい。

キャラの名前も設定も単純なテンプレだけど、実際に作品を見るとキャラの印象が強く刻みこまれる。
作中の短い描写で各キャラの特徴をとても上手く表現していた。剣術試合の所は本当に感心したよ。キャラが立っている、設定だけの背景ではないというのはああいうことなのかも。

テンプレの使い方の上手さ、独自色の強め方という意味で感心する作品だ。
私も今期の意外な拾い物だと感じている。

ストーリーもキャラも古臭いテンプレ的ではある。でもそのテンプレが活用次第で別物になるということが分かる作品だ。
テンプレなのに泣けて温かさも感じられるストーリーなんだよな...・・

キャラがストーリーのためのツール、いわゆる「工具人」になっているのは意図的なものなんだろうね。あえてそれを狙ってくるとは。

キャラの名前が地位や特徴をいじったものになっているし間違いなくそうだろう。
主人公の「ボッジ」は恐らく日本語の「一人『ぼっち』」で、カゲは見たままの「影」、王様は「boss」から「ボッス」だし、第二王子は野球用語から来ている代役という意味もある「代打」
四天王なんかソードマスター、蛇(へび)、盾(シールド)、槍(スピア)だ。これは童話的な単純さを狙っているんじゃないかと。

でも俺はストーリーに盛り上がりや補足となる描写が不足しているのは気になったな。テンプレで流されて泣くのを強要されているような気もしたよ。例えば細田守の作品なんかは丁寧に話を積み重ねて最後に導火線に火をつけて爆発させるんだが......

そこは個人の好みや感性も影響するし、そもそも1話ごとに区切りのあるTV作品なんだから一概に悪いとも言えないだろう。細田守作品はその過程描写で価値観のズレが露わになって脱落する人も少なくないわけだし。

予想よりも随分良かったけど、あえて不満な所を言うなら原作から削られているエピソードが見受けられることだね。特に第二王子が試合の後に主人公の戦い方を見て訓練を増やすというのが抜けているのは気になった。
第二王子も単純に傲慢なだけの嫌なキャラではなく魅力的な側面もあるキャラなんだが。

そこは私も気になった。原作だと後の方で第二王子がかなり面白いキャラになっていくからね。
ただ後でまたやる可能性もあるんじゃないか?アニメ化の際に構成変えるのはあちがちだ。

「王様ランキング」を古臭いテンプレという人は結構いるけど、これは王道と言ってもいいのでは?

作品の空気が王道ともまたちょっと違うし、実際古臭いのは否定できないからなあ......それにアニメとして丁寧に作られている作品ではあるんだけど、ストーリーはテンプレの組み合わせで掘り下げや背景描写に力を入れているわけではないからね。そこに引っかかる、物足りなさを感じる人が出るのは仕方が無い。

これまでの新番とはちょっと違う形で人気が高まっていった作品だしオタク界の評価も混乱しているように感じられる。
言っては何だが風向きが最悪で版権獲得どころか配信できるかもわからない作品が多いこんな状況でなければ見向きもしなかった人は多いんじゃないか?

よく言えば童話的、悪く言えば幼稚な子供向けだからね......それに絵柄が明らかにこっちのオタク受けするものではないし美形キャラも皆無。

童話的な世界観を狙っている作品ということでいいのかな?
定番要素は多いが二次元の定番要素とはちょっと違う世界観に思えるし、なんだか不思議な作品だ。

原作者が商業誌出身ではなく投稿サイト出身という特殊なタイプだから、作品の構成やテンプレの使い方、文脈的なものがなんだか普通の二次元作品とは違うんだよね。

ヒットしてアニメになるまでの経緯も特殊なんだっけ?日本のオタクの反応も安定しないから日本の評価もよく分からない作品。
とりあえずアニメは今のところ悪くないし、私は引き続き追いかけていくつもりだ。



とまぁ、こんな感じで。
意外な所で出会った続きが楽しみな作品という扱いになっている人も多いようです。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「これまでであれば絵柄も設定も中国のオタクが注目するような作品ではなかったのですが、期待作が配信されないので狙いを定めずに新作を見ていくうちにぶつかって面白いと感じて追いかけるようになった人は少なくないと思います。私もその一人です」

「タイトルの『様』の字が簡体字には無いので「样」で代用せざるを得ないのが悩み所ですね!」

といった話もありました。

正直な所、私もこの作品に関しては広告でよく見かける作品というくらいのイメージしかなかったので、アニメの出来や中国での人気には驚きました。中国の反応も含めてちょっと追いかけてみようと考えております。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
ありがたいことに
「どんな作品が中国で配信できなくて落胆されているのか?」
といった質問をいただいておりましたが、先日ちょうどいいネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「中国国内で配信されなくて残念に思った作品」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ウチの国で最近配信されなくてガッカリした作品ってどんなのがある?この所新作アニメの配信に希望が持てなくなっているので皆と愚痴りたい。
ちなみに自分は現在「無職転生」がやっぱり国内配信無かったことにガッカリしている。あと「無職転生」は大体誰もが思い浮かべると思うので、それ以外で頼む......

とりあえず「無職転生」は確定だから除外と。分かった。
思い付いたのは「86」かな。

字幕組とかクラウドのアレなダウンロードとかがあるから見れないわけじゃないけど、やはり動画サイト上の配信と弾幕コメントで盛り上がりたいからなあ。
そういう意味ではオタク向けのラブコメがフェミニズム方面の批判を受けそうなので軒並み獲得回避されているのが自分にとっては痛い。

残念に感じた記憶が残っているのはこの間の「メイドラゴンS」かな。bilibiliで特設ページまで作られていながらいつになっても配信が始まらずそのまま......

私も「メイドラゴン」の時の気分はよく覚えている。ただその後に配信されている作品の中で「迷宮ブラックカンパニー」に出会って結果的にはコチラの方が自分には当たりだったのでちょっとヤヤコシイ。
実際の所、最後まで把握してから振り返ってみると別に絶対に見なくても良かったかな?という作品も少なくない。でも何となく見たくなって気軽に見るというのができないし、ネタなどに関して調べるために見るのが手軽にできないというのもキツイんだよね......

それには同意する。
後から考えてみると、本当に見る価値があったのかという作品が結構出てくるんだよね。でもそういう作品でも追いかけていて盛り上がった可能性を考えるとなんだか残念に感じたりするところはある。

「小林さんちのメイドラゴンS」は再生数は爆発しただろうけど内容的にはどこまで刺さったかは怪しいし、見れなかったことがとても残念というレベルではないかも。配信で見れたら嬉しかったのは間違いないんだが。

個人的には「ラブライブ!スーパースター!!」の配信が無かったのは複雑だ
仮に配信されていても昔のような盛り上がりは無かったろうし、シリーズの凋落を突き付けられてそのまま界隈が盛り下がっていった可能性も否定できない。
(訳注:コメントなどでいただいた情報によると「ラブライブ!スーパースター!!」はbilibiliで遅れて配信が始まり10/29時点では6話まで配信されているそうです)

ラブライブは近年珍しい前向きな中国人キャラの唐可可がいるからもしかしたらというのは考えるけど、ウチの国の二次元における「偶像」という言葉のデバフを考えると厳しそうだよな。

今の状況を見ても、百合好きはウマ娘で養分を摂取しているような所があるからね。同人の供給も多いから。
しかしウマ娘の第二期までこっちで配信できていたのは本当に良かった。元ネタ賭博だし需要もよく分からないから難しい空気になると回避されそうな作品だったから。

「オッドタクシー」がこっちで配信されないのは本当に残念だった。あれは良い作品だった。

「オッドタクシー」には同意する。個人的にはあのシーズンのダークホース。動画のコメントで皆で考察したかった。
ウチの国でもいけそうな外観だし、期待していたんだが。

最近のだと「吸血鬼すぐ死ぬ」が版権取った所無かったのが残念。ギャグだし弾幕コメントで盛り上がりたかったね。

分かる。私も配信されるならとりあえず追いかける枠で考えていたよ。
しかし今の空気だとウチの国ではホラー系、迷信系は避けることになるだろうし無理だったんだろうね。昔から封建迷信は政治的に叩かれやすい要素だし・

「吸血鬼」は動画サイト側も痛手だったかもね
ギャグ系は定番の人気作品になったら新番の時期以外にもアクセス数稼ぎ続けるし、一般層や女性層のファンも獲得できた可能性がある。

原作を見てウチの国における「銀魂」や「斉木楠雄のΨ難」みたいな感じになるのを期待するのは分からなくもない。

でもやはり題材がホラーだから無理な話だったのかもね
直近でも「入間くん」の二期がなかなか配信開始されず開始後も更新が不安定だったから、ウチの国の封建迷信、ホラー規制にかかった可能性は高い

俺も「86」を配信して欲しかったし皆で弾幕で盛り上がりたかったけど、「無職転生」の大炎上やその後の風向きの悪化が無くても難しかったろうから残念というのは無かったな。諦めていた。

盛り上がると言えば「PUI PUI モルカー」が配信されなかったのは痛手だった。
あの時期にあのジャンルと1話数分の長さの番組を事前に把握して版権確保するというのが難し過ぎたのは分かるけど。

私は「PUI PUI モルカー」に関しては日本のネットで盛り上がりを追いかけていたな。日本のオタク界隈どころか十二国記の小野不由美までハマっているというのには笑う。

まだ「異種族レビュアーズ」が出てないぞ。エロの皮をかぶった正統派にして深いファンタジー世界観の作品。
規制なくてもウチの国だと無理だったろうけどね!

「異種族レビュアーズ」は確かに。あと同じ作者の「韋駄天」も

「平穏世代の章駄天達」って評価高いよな。レビュアーズはエロだから敬遠されていた所もあるけど、「韋駄天」は真っ当な高評価という感じだ。
ただレビュアーズ程の爆発力や拡散力は無いかも。

「韋駄天」はレビュアーズと違って含蓄のある作品を求める層にかなり刺さっている印象。どちらにしろ配信されていたら結構伸びていたんじゃないかな。

「いじらないで長瀞さん」
糖分が欲しかった

ラブコメは皆で甘さに悶えながら見たかったよね。
特に「長瀞さん」は不快感少ないし。

俺は「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」は配信無いのが少し残念だったが、無職転生の大炎上を考えると無くて良かったとも思う。ウチの国の価値観だと有害な作品扱いされたろう。

同感だ。今の空気だと「子供への悪影響」みたいな話になりかねんからな......

10月新作だと「古見さんは、コミュ症です。」が配信されなくてガッカリ。ラブコメはもうダメなのかなあ......

香港や台湾向けの配信というルートがあるけど、近頃はそっちに見に行くのも厳しくなってるのが感じられるし何かと不安だ。

見れないわけでは無いが、acfun独占だからbilibiliでは見れないという作品はちょっともどかしさがあった。話題の拡散力的にどうしても不利だったしね。例えば「映像研には手を出すな!」とか
そして今年はacfunが版権取ったけど結局配信始まらなかったという作品の中に期待したのが結構あった......

acfunは持ってるパイプも交渉力も弱かったのかね。
私が期待してた「スーパーカブ」もacfun予定で配信未定のままだ。

「長瀞さん」も「スーパーカブ」もacfun予定だったからね
3/31以降新作アニメが全く更新されないのを見ると何とも言えない気持ちになる。

まだ出ていないのだと「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」
ずっと待っていたんだが。

その気持ちは分からなくも無いが、さすがに無理だろ。
パンツじゃないという理屈は我が国では通用しない!

そう言えば配信されていたけどいつの間にか消えている作品、見れなくなって残念な作品というのもあるよね。版権の期限切れというのもあるだろうけど、それ以外にも理由がありそうな作品も少なくない。
「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」もそんな作品の一つだけど、今ではエロ以外で「無理だろう」と感じるような環境になっているのはなんとも複雑だ。



とまぁ、こんな感じで。
近頃の新作配信事情や作品に期待されていた所などイロイロと出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「近頃のオタク界隈では新作に普通の期待作が少ないので、今までは見ようと思わなかった作品を見始める人も増えています。例えば中国で今配信されている中では『王様ランキング』が予想外な高評価ですが、以前の環境であれば絵柄でまず否定されていた作品だと思います(もちろん今でも絵柄で見ないという人は少なくありませんが)」
という話もありましたし、配信環境が厳しくなったことによる変化がイロイロな方向に出ているのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

10/29追記:「ラブライブ!スーパースター!!」の配信に関して追記しました。情報ありがとうございます。
ありがたいことに
「中国では推しヒロインの勝ち負けでやたらと熱くなるようですが、勝ち負け以外のヒロインの扱いに関する反応はどうなのでしょうか?」
という質問をいただいておりましたが、先日ちょうど良さそうなネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「ヒロイン交代が起こった作品」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


主人公交代はそれなりに聞くがヒロイン交代する作品ってどんなのがあるかな?
いわゆる毎回のゲストヒロイン交代ではなく、メインキャラとしてのヒロイン交代で。

シリーズ作品で主人公が交代すればヒロインも交代するのがほとんどだが、そういうのではないんだよな?

そうだね。ヒロインだけ交代するようなのが知りたい。
あとヒロインレースの最後にメインヒロインが負けてヒロインの地位にいるキャラがかわるというのでもない。

「ポケモン」は実質的にそんな扱いかもしれないね。交代するのはヒロインだけではないけど。

「NARUTO」は出番が消えたというわけではないが、サクラからヒナタに移行していたしファンの認識もそうなっていったような。

「換妻塔」の異名をもつアニメの「ドルアーガの塔」は最終的な収まり方はさておき、一期二期で分かりやすくヒロインが変わっていたな。

当初のメインヒロイン敗北で有名な「いちご100%」はヒロイン交代なんだろうか?

そこは受け取り方次第かなあ
西野がメインヒロインに昇格したのは間違いないが

「テイルズ オブ ゼスティリア」の真の仲間......はなかなかアレな話だが、ヒロインに見せかけたキャラをいきなり退場させるという手法はそれなりにある。例えば「ダンガンロンパ」とか。

ストーリー上のギミックもあるけど「シドニアの騎士」はヒロイン交代で良いよね?

同感。「シドニアの騎士」はアリだと思う。

古典で有名なのは「うる星やつら」だろう。
ラムはゲストキャラだったのがヒロインに昇格して二次元の一時代を代表するキャラに。

ところで「犬夜叉」はどう?

あれはファンの人気の問題でヒロインはずっと桔梗ではなくかごめの方だろ。

ファンの認識と言えば「BLEACH」は作者は織姫がヒロインのつもりだったんだろうけど、最初の展開でルキアをヒロインとして認識していた人も多かったよね。
そして結局ルキアをヒロインだと認識、そちらの糖分を欲している人が多いままだった

「BLEACH」は連載が続くことによって作者の趣味や構想がハッキリしてきたのと、アニメ版では原作と比べてルキアがヒロインっぽく描写されていたというのも影響してそうだ。ウチの国で影響が大きいのはやはりアニメ版の方だからね。

「SEED DESTINY」はステラがヒロインだと思っていたんだが......

あれはTV版ガンダムの定番の途中で死ぬヒロインというタイプだろう。メインではあるが、元々死ぬ予定で配置されたキャラだし、シンがキラに主人公交代させられたのとは違うかと。

ガンダムなら「AGE」かと思ったが、世代交代で主人公もヒロインも入れ替わるパターンだからこの話題で想定しているものではないかな。

ヒロイン交代か金庸作品はわりとそういうのあるね。二次元でも連載中に人気とかストーリー展開でうっかり殺したとかいうので発生しているように思う。

「ぬらりひょんの孫」は人気でヒロインが交代したと思っている。

「風夏」の作者は何を考えてあのヒロイン交代をやったんだろうなあ......

「ようこそ実力至上主義の教室へ」は複数のヒロインを配置しておいた作品だとは思うが、当初メインヒロインとして想定していたキャラとは別のキャラがメインヒロインになっているように感じる。

私が思い付いたのは「はたらく魔王さま!」だけど「ヒロイン交代」と言われることに関しては作中の扱いに加えてファンの認識というのもあるから少々混乱する。

ファンの認識や要求が絡むとゴタゴタするよね。そのまま各ヒロインファンによる党争につながったりすることもあるから。
そう言えば「頭文字D」のヒロインは援助交際しているのからゴルフやってる金持ちの家の子になったが、ヒロイン交代については無理もないと納得している人ばかりなのが珍しいかもしれない。

性別関係なくていいなら「マクロス7」はメインヒロイン存在感微妙でいつの間にかシビルやクジラの方がヒロインの印象になってるな。
あとはガムリン木崎もミレーヌよりヒロイン感が。

私は初代の「マクロス」をヒロイン交代だと思っていたな。制作者の意図はさておき、最初は皆リン・ミンメイヒロインの話で見たりしない?
もちろん、三角関係が定番のシリーズという評価も把握してはいるんだけど。

「グレンラガン」はどうだろう?

ヨーコはずっとカミナ兄貴の女という扱いだったし、ヒロインとは別では。作品の顔的な意味ではずっとヒロインだったと思うが

まだ出ていないのだと「To LOVEる」がダークネスの方になってヒロイン交代になったと見て良いと思う。
あと「BLACK CAT」もヒロイン交代なのかね。

「To LOVEる」は一応主人公は最初から好きな子を選ぼうとしたとは言え、ヒロイン選択ルートからハーレムルートに移行してメインヒロイン格が消滅したような気もする。

しかしこうやって考えてみると、意外にヒロイン交代って問題視されていないのかね。勝ち負けに比べるとあまり強烈な戦いの火種になっていない気がする。

ヒロイン交代って主人公交代と比べると扱いの変化や出番の減少はひどくないからね。
それから複数のヒロイン出して作者の嗜好や人気でルート選択みたいになっていることも少なくないから、誰とくっ付くかの勝ち負けと比べると意識されることも少ないのでは。

ラブコメやハーレム系で複数ヒロインの出る作品は勝ち負けはあっても大きく扱いが変わるとまではいかないからヒロイン交代として話題になるのは少ないんじゃないかな。
それに対して作品のメインテーマが恋愛部分の所にあるとかで、初期ヒロインは何となく出しておいたケースだと、作者が動かしにくいとか後で出した新キャラの方がヒロインとして人気が出たとか、ヒロインが必要なかったり嫌われたりとかで交代になる、或いは存在が消えてしまうというケースが出て注目も集まるとかでは。

それは道理かも。スポーツ系作品だと人気が出るとヒロインの存在が消えることは多いからね



とまぁ、こんな感じで。
今の中国オタク界隈でヒロインの存在が何かと意識される作品に関してイロイロと出ているようでした。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「ヒロインに関して当初の地位、メインヒロインと女二号(サブヒロイン)についてはかなり意識されますが、メインヒロインかどうかについてはそこまで大きな問題にならないような気もします。特に中国では推しヒロイン(×ばつ党)を決めて対立する別ヒロインの党と争う『党争』をしながら作品を楽しむ人も少なくないので」

「しかし作品紹介などの時の公式のキャラの扱い、メインとそれ以外の上下関係はそれなりに気にされているような気もします......」

などといった話もありました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
オタク関係からは少々外れますが面白いネタを教えていただいたので今回はそれについてを。

人の名前の呼び方、名字で呼ぶか名前で呼ぶか或いはフルネームで呼ぶかというのは文化や言語ごとにイロイロと異なる習慣があるかと思いますが、中国オタク界隈でも日本の作品におけるキャラの呼び方の違い、変化などからその辺りの感覚についてちょっとした話題になることもあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「中国で姓名フルネームではなく名だけで呼ぶ」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の二次元っぽい感じで下の名前だけ呼ぶのってウチの国ではどうなんだろう?
日本と比べると親密さの区分としてはやや弱い気もするんだが、個人差も大きい気がするので皆の名呼びの感覚について教えてほしい。

それはまさに文化の違いというやつだろうからなあ......

中国語環境だと姓名で二文字の人を下の名前で呼ぶとヘンな感じになる場面多いからねえ。

一般的には二文字だとフルネーム、三文字だと下の名前二文字だけで呼ぶことはある。これは日本語とは違うと思う。
親密さ、距離感については個人差もあるから何とも。

こっちでも名で呼ぶのは無いわけじゃないが、感覚の違いはあるだろうな。
あと姓に「先生」や「同学」をつけて呼ぶこともあるが、日本語の「さん」「先輩」とかとは異なる部分もあるようだし。あと親しくなったらあだ名というのもあるか。

例えば学校であんまり親しくない人に姓無しの名だけで呼ばれたらヘンなやつだと思うかな。

日本社会の場合は下の名前で呼ぶよりも敬称の有無の方が大きいと聞いたことがある。
一般社会では「さん」で呼ぶ段階の次になるのは結構仲良くならないといけないとか。あとはあまり友好的ではない場合も「さん」はつけない。

日本語の「さん」は便利な呼び方だとは思うけどね。ただその場合も基本的には姓の方を呼ぶんじゃなかったかな?
親しい場合や同姓の人が他にいる場合は下の名前で呼ぶこともある、親しい同輩とかだと敬称をつけないとかになるんだったか?

日本社会では姓名ではなく名だけで呼ぶことの距離感についても気になる。色んな作品を見ているのでなんとなく距離感を表す分かりやすい表現になっているのは分かるんだが、たまに自分の認識が合っているか不安になるときもある。

日本ではそれほど親しくなければ大体は姓にさん付けで呼ぶ。名の方で呼ぶのは結構特殊だし、プライベートな場面が多いようだ。
実際、私が以前仕事していた所では一時期「渡辺」な人が二人いたんだが、区別する時は「どこの所属の渡辺さん」と言っていたな。名の方で呼んだことはほぼ無かったから今は渡辺達の名が思い出せない......

なるほど。そういうことがあるから二次元とかの創作ではキャラの距離やその変化を強調する手頃な要素になるわけか。
国内でも例えば親しい先生や上司から名だけで呼ぶのは珍しくはないと思うが、やはり違いはありそうだ。

名で呼ぶ場合か......俺が大学の頃は普通にクラスメート同氏は姓無しの名呼びでやり取りしていたね。

日本留学中に知り合った日本人で親しい人はみんな名前で呼んでいたけど特に問題にはならなかったよ。私が外国人だったからスルーしてもらえた可能性は否定しないが。

私は日本人は普通に姓+さんで呼んでいたな。自分の感覚では名でも「さん」とかの敬称付きならそれほど問題ないという印象。「さん」「君」なしの呼び捨てだと急激に問題が上がるがこれは姓でも名でも変わらなかったような?
あと日本語環境でなら構わないんだが、中国語環境であんまり親しくない人に名だけで呼ばれるのは想像したらぞわっとするものが。

姓に敬称や呼称をつけるのは中国でも珍しくないけれど......うーむ、名の方か。

中国語環境だと言いやすさも関係するかと。二文字の発音は良いけど、単字の発音だと微妙な印象になったり言いにくかったりするから。

日本語は一つの漢字でも複数の音になることが多いからね。特に名前では。
例えば「明」は中国語だと「ming」だけど日本語では「a」「ki」「ra」だから言いやすくて分かりやすい。そして日本語は姓まで一緒にすると長くなり過ぎる。

それはありそう。場所やコミュニティにもよるけど、ウチの国では一文字の名の前に「阿」をつけて呼ぶこともあるからね。

ウチの国だと親しくない人はフルネーム呼びや姓に先生や女士が無難だけど、日本と比べて名だけで呼ぶことに関するハードルは低い気もするんだが。

そこは人や立場にもよると思うがどうなんだろうなあ......私の経験だと、研究生時代はゼミ内ではみんな名で呼び合ってたしフルネーム呼びの方がヘンという感じだったが、他ではそういうの無かったし。

ウチの大学に一人、生徒を直接名呼びをしてくる教授がいるんだけど私はいまだに何とも言えない気分になる時が......まぁ上でも言われているような感じで文字数的に自分の名前は名だけだとヘンになるというのもあるかもしれないが。

ウチの国ではかなり親しい人じゃないと名呼びはないだろ。先生や同級生はフルネーム、あと歳上から「小」付けて呼ばれるとか?

特に良い関係でもなければ名呼びは無いな。
私のことを地元の友達は名で呼ぶのがほとんどだし私が呼ぶときもそうだが、大学の友達でそういう呼び方になっているのはごく一部だ。

俺の場合はある程度親しくなったらわりと雑に呼んでいる気がするけど、名が一文字なら「阿」付けて二文字なら直接名で呼んでいるかな。
あとは李某とかのように同姓が多過ぎる場合もフルネーム呼びになりがちな気がする

呼び方の習慣に関する背景として、中国では姓がかぶるケースが多過ぎるというのがある。
クラスに李だけで5人前後いるなんてのが普通だから、姓名で呼ぶのが無難だし親しい関係になってからでないと名で呼ぶのも何かとめんどくさい。

この件については場所の空気や組織の習慣による所もあると思うよ。
私は大学に行くまで家族以外からはフルネームでしか呼ばれたことがなかった。だから大学や仕事場でたまに私のことをフルネームではなく名で呼んでくる人に出会うと一瞬固まって反応が遅れることがある。

確かに国内でも個人差があるね。仲良くなっても名で呼ばれることは好まない人もいる。

同意。少なくとも私は名で呼ばれるのは好きじゃない。親や親戚は慣れているがそれ以外だと引っかかりが出てくる。

分からなくもない話だ。まぁ私の場合は仲良くなって名で呼ぶというのは無いまま来たから私のことを名だけで呼ぶのは親だけだ。
毎日顔を合わせるようなクラスメートや同僚でも普通は名だけで呼ぶことはないだろう。かなり仲良くなれば「哥」とか「老」とかつけて呼ぶことはあるだろうけど、そこから更に省略するのは個人的にちょっと......

フルネームの次が「哥」とか「老」付とかで、そこから「阿」になって最後が名だけになる感じかね。
私は年上が多いから「哥」つけて呼ぶことが多いかな。
(訳注:中国語では「「哥哥」でお兄さんという意味になります」

ウチの大学の宿舎では「阿」に名の一文字つけて呼ぶのと「大」に名の一文字つけて呼ぶのがいるな

結局は姓名で二文字なら名だけで呼ぶのはヘンな感じになる、姓名で三文字なら名だけで呼ぶのもおかしくないといった所だろう。

自分の経験でも姓名で三文字だと普通はフルネーム、仲良くなったら名、同じ文字が続く名だと親しくなったら更に減って一文字になったりするが二文字だとわりといつでもフルネーム呼びだ。
ただ文化的言語的な違いがあるから名だけで呼ぶことに関してはやはり日本の二次元と単純に比較するのは難しいだろう。

姓一文字名二文字で三文字の人は名で呼ぶことはある。典故があってつけられた名前の人も多いから言いやすいことも多いしね。
ただこういう中国人の名前を日本語の発音で言おうとすると、発音がこんがらがることも少なくないんだよね......



とまぁ、こんな感じで。
感覚的なものも含めてイロイロな意見が出ていました。

呼び方に関しては公の場でのテンプレ的なものはともかく、ちょっと親しくなってからの変化については日本人同士でも個人差がありますし、それが外国のモノとなったら更に難しくなりますよね。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「名前の呼び方やその変化に関しては難しい所も少なくありません。しかし二次元では名前の呼び方によるキャラの距離の演出が多いですし、シチュエーションを理解して萌えるためにきちん理解したくなりますね!」
といった話もありましたが、私もなんだか納得してしまいました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
例によって遅くなりましたが、中国で配信されている日本の10月新作アニメの状況についてまとめさせていただきます。

中国の娯楽分野の規制に関しては現在も多方面で継続中なようで、ソーシャルゲームや流量明星(ネットで人気の高い芸能人、有名人)といったジャンルごと名指しの主要ターゲットではないもののアニメの方も何かと厳しい状況なのは変わらないようです。

また4月の管理強化以降、配信スケジュールに関しても不安定になっていて全部の作品が始まるのがいつになるのかも分かりませんし、見切り発車でまとめました。
()で括っている作品に関しては告知や版権獲得の話は出ているものの、現時点では配信開始が確認できていない作品なのでご注意ください。
11/3:配信開始確認できた作品を修正
11/14:配信開始確認作品、予告開始作品を追記。情報ありがとうございます。

iqiyi
世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
takt op.Destiny
半妖の夜叉姫 弐の章
ワールドトリガー 3rdシーズン


iqiyiは今期もとりあえず新作アニメの配信は行われている模様です。
プリキュアやワンピースの独占配信や他の一般向けアニメ、ウルトラマンなどの特撮の配信は行われているようですが、1クールごとの新作アニメはやはり不安定のようですね。


テンセント
(カノジョも彼女)
(吸血鬼すぐ死ぬ)
(古見さんは、コミュ症です。)
世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
先輩がうざい後輩の話
半妖の夜叉姫 弐の章


テンセントも新作の配信はあるようです。また他にもウルトラマンなどの特撮、一般向けアニメはあるのですが......
そう言えばテンセントでの配信があるにもかかわらず7月新作の東京リベンジャーズが中国本土では日本と比べてかなり大人しめな人気だった(同時期の作品の中では人気はある方だそうですが)のはちょっと興味深い所ですね。

11/14追記:配信開始予告作品が追加されているのを教えていただきました。中国オタク的な期待作も混じっているようですね。


bilibili
王様ランキング
カードファイト!! ヴァンガード overdress Season2
かぎなど
鬼滅の刃無限列車編(遊郭編の扱いについては11月現在の時点では不明)
(境界戦機)
極主夫道 パート2
最果てのパラディン
サクガン!!
進化の実〜知らないうちに勝ち組人生〜
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました
世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
先輩がうざい後輩の話
大正オトメ御伽話
takt op.Destiny
(Deep Insanity THE LOST CHILD)
でーじミーツガール
半妖の夜叉姫 弐の章
ビルディバイド -#000000-(コードブラック)第1期
(ブルーピリオド)
平家物語
MUTEKING THE Dancing HERO
やくならマグカップも 二番窯
結城友奈は勇者である -大満開の章-
ルパン三世 PART6


中国オタク界隈における今期の期待作である「無職転生」などの配信はやはり無いようですが、中国オタクの方の話によると、事前の空気に比べると「意外に多くの作品が配信される」という印象もあるそうです。
しかし作品のページはあるものの、現時点では配信時期未定の作品も少なくないようです。10月の新作以外にも、7月の新作だった「RE-MAIN」が今になって更新されだしていたり、「出会って5秒でバトル」の最後数話が最近になってまとめて更新されるなど、相変わらず配信開始、最新話更新のスケジュールが安定しないようです。


以上です。
気を付けてはいるのですが、まとめる際に度々抜けや間違いが発生しております。

現在の中国では規制の影響もあり配信スケジュールが不安定ですし宣伝に関しても自粛気味なことから、配信状況に関しては実際に動画サイトの方を確認しないと分からない所も少なくありません。
しかしIPの問題や有料会員限定配信などもあり、日本から調べるには限界があるので今回のまとめの正確さに関してはどうにも自信がありません。
そんな訳でいつも以上にツッコミ&情報提供お待ちしております。
そろそろ10月の新作アニメの配信状況をまとめようかと調べていますが、新作アニメは配信が無くなるということにはならなかったものの、やはり「無職転生」などの中国における期待作の配信も無くいまいち盛り上がりに欠けるようですね。

それはさておき、今回はうっかり忘れていた季節ネタを......
中華料理における粽子(ちまき)は、ほぼ季節モノとなっている日本のちまきと比べてかなり存在感のある食べ物となっています。中国のちまきは味や材料に関しても非常に幅広く、更に地方ごとに慣れ親しんだ味の違いもあることから「流儀の違い」的なもので論争が起こる食べ物でもあるそうです。

そういった論争は中国オタク界隈でも勃発するらしく、時折ちまき関係の話題で盛り上がったりすることもあるのだとか。
中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「ちまきが出てくるアニメやマンガが見当たらない」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


もしかしてアニメやマンガにちまきが出てくる作品ってほとんど無いのか?急に気になって調べてみたが、ほとんど見つからない。
以前聞いた話では日本でも端午の節句にちまきを食べるということだったのに......

ちまきは国内ならともかく国外では日常的ではないんじゃないの?

そうだね。日本の二次元に出てくるなら日本の一般常識レベルで知られている中華料理、麻婆豆腐レベルでないと厳しいと思う。

二次元は象徴的なアイテムを季節イベントの演出に使うけど、日本の端午節の食べ物としては柏餅にちまきは淘汰されてしまったようだ。

確か昔読んだ話だとは関西で食べるのがちまき、関東で食べるのが柏餅だったかな?
現在の日本社会でちまきが売られていないわけではないけど、日常的に食べるものではないらしい。

日本は旧暦使わなくなって端午節は実質的に5月5日の「こどもの日」の祝日と合体している。そして「こどもの日」のアイテムに関しては主に鯉のぼりと柏餅、場合によっては武将甲冑の模型だね。
言われてみればここにちまきが混じっているのは私も見たことがないかも......

ちまきが文化と関連する食べもの扱いだと日本の作品ではあまり出ないのも仕方が無いのかね。日常回で使えるものじゃないだろうし。

こっちだとちまきはわりと日常的に食べるものなんだけどね。

ちまきと言えばしょっぱい味。甘いのはありえない!

やめろ!また戦いをしたいというのか!

ちまきは「咸甜之争」が毎年あるからな......定番の形式、味、具が固まっていないのも国外では扱いにくそうだ。

国産作品でちまきが出ないのは、ヘタに出したら味や具や作り方や食べ方で戦争が起こるからだという説を今考え付いた。

あと当然ながら地方によってはあまり日常的に食べるものではないこともあるね。
特に国外においてちまきはさすがに餃子とかに比べると文化的な影響力では劣るかと。そして中国国外では文化要素の記号的な道具としても活用されるから一番有名なもの(或いは現地で常識的に知られているもの)以外は厳しい。

北方が甘くて南方がしょっぱいという傾向はあるが、具まで言い出したら本当に戦いが終わらなくなるからな......

ちまきを語る人間は中国人が皆ちまきを好みという前提で語るのがおかしい。
俺はちまき好きじゃないし、日常的に食べることもない。さすがに端午節に食べる伝統までは否定しないけど......

気の毒に本当においしいちまきを食べたことが無いのだろう
広東の方だと普通に朝食で並んでいるぞ。

だからやめろって!

自分の好みと自分の地方の季節イベントの伝統的な食べ物が合わないとかなり厳しいよな。
私は甘いのが苦手なのに地元の伝統的な食べ物は甘い物ばかり。ちまきもナツメ入りでガツンと甘い。かと言って俺は南方の肉ちまきの方が好きなんだなんて言うわけにはいかないし!

伝統系はね......月餅も近頃はアイスクリーム月餅とか現代向けのも出てきたが一昔前はヘビー過ぎて私も私の同年代の子も「我慢して食べる」もの扱いだったよ。

伝統文化系の料理って特定イベントには強いから、グルメ系作品で中華街や中華料理をテーマにした回を探せばありそうな気はするんだが。

月餅そのものではなく、月餅という名前のキャラはいるよ!

そもそも国外だとちまきはどれくらい流通しているの?
国内だと簡単に買えるけど、日本では売っているのを見た記憶が無い。「探せばある」くらいだと珍しさが足りなくて逆にアニメやマンガでは扱われなくなるぞ。

うーむ、自分が昔学んだ知識では日本人も普通にちまきは食べるということだったんだが......当時はあえて日本のちまき事情なんて調べようと思わなかったし、今は逆に調べても検索で引っかかるのが中華料理専門系でよく分からない。

私も言われてみるまでアニメにほぼ出ていないというのは意識しなかったよ。
日本の童謡の「背くらべ」では兄がちまきを食べながら弟の身長を測って柱に目印を刻んだという内容だし、多少の違いはあるだろうけど日本でも普通にちまきは食べられているものだと思っていた。

うろ覚えだけど「将太の寿司」にちまきネタがあったはず。あと同じ作者の「ミスター味っ子」にもちまきネタがあるらしいがこっちは見てないので詳細不明。

しかし日本の二次元はともかく、国産二次元でも意外に思いつかないな。グルメ系作品が国産には珍しいというのもあるのかもしれないが、ちまきってそこまで珍しいものではないはずなのに。

ちまきは食べる際に包装を外さないといけないから描きにくいし、形も一定しないのがね......他の料理に比べて食事シーンが特殊な描写になってくるから。

国内だと味や具の定義で荒れそうだから扱いにくい。個人的にはどっちも食えるからおいしければ甘くてもしょっぱくても構わないんだけど。
あと日本の二次元に関しては広まっている規模の問題だろう。作品としてはちまきを出すくらいなら餃子や包子を出したいだろうし。

一応ラーメンのように日本で現地化したちまきというのはあるよ。ただそんなに美味しいものにはならなかったようで、ラーメンのような存在感は無い。
言ってみればちまきは日本社会においてはそこまで人気の料理ではないということなんだろう。

しかし日本から作品経由で入る食べ物ネタはあっても、こっちから日本に入る食べ物ネタってなかなか無いよな......

ウチの国の美食系作品は昔と比べて増えているが、日本に入るような作品には無いからな。国産女性向け二次元ソシャゲに中華美食擬人化作品があったはずだから、そっちでもしかしたら......?

「食物語」か。アニメ化の話もあったけど、どうなんだろうな。ただキャラはともかく美食描写を2Dアニメで描ける人や、3Dでわざわざコストをかける人がいるかというのが疑問として出てくる。
そして日本のアニメの食事に対する作画コストの高さが改めて不思議に思えてきたりも。



とまぁ、こんな感じで。
迷走しながらイロイロな話が出ているようでした。

ちなみにこのネタを教えてくれた方によると
「ちまきの味に関する論争はたいへんなことになります!甘い味付けとしょっぱい味付けで争われることが多いですが、日本で例えるならきのこたけのこ戦争の如く戦っています!!」
とのことでした。

それにしても日本のアニメでちまきが出てくる作品って何がありましたかね。確か「アンパンマン」にちまきくんとかがいたような......でも形が三角だったのでおむすびまんとかぶって厳しそうだと感じた覚えも。それと細長いタイプのちまきの方は私もアニメやマンガで見た覚えが無いかもしれません。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
ありがたいことに
「中国のオタクはアニメ作品の評価でお金がかかっているかどうかを気にする発言が目に付きますが、彼等の考えているお金がかかっている作品の認識がどうもよく分かりません。中国では具体的にどのような作品がお金がかかっている作品だと評価されているのでしょうか?」
という質問をいただいておりましたが、先日ちょうど良さそうな話を教えていただきました。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「予算がたくさんかかっている作品、十分な予算があったと感じた作品
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆は予算がたくさんかかっている作品、或いは十分な予算があったと感じた作品ってどんなのがある?
作品批評で金がない、貧乏なアニメというのをよく見かけるけど、その比較対象として逆に予算がたくさんある作品を知りたくなってきたんだ。
大規模予算の作品だけでなく、良い作品になるために十分な予算がかけられているという作品でも構わないので教えてほしい。

そういうのは劇場版が多いね
最近のだと「閃光のハサウェイ」やFate劇場版の「Heaven's Feel」とかだろう

安定して分かりやすいのはufitableかと。あとは京アニやボンズ?
作画崩壊が無くなるわけじゃないが、十分な予算の作品で作られているのが分かる。

「Fate」のZeroもUBWも経費をかなり燃やしたんだろうと思うよ。

ufotableは金もだけどスケジュールも余裕があるんだろうという印象だね。CGも使ってるけど手描きでやっている所もかなりある

個人的には予算と画面のクオリティの関係はどうもよく分からない。例えば「空の境界」はそんなにお金かけたとは聞かないがクオリティは高いわけだし......

予算が足りている的な意味なら「カウボーイビバップ」がオススメ。昔の金があった頃のアニメ業界の良作というのが見て取れる。

「鴉-KARAS-」は作品自体に予算はかかっているが、予算使い過ぎて会社が消えたという伝説がある

「攻殻機動隊」は一話数千万円だったかな?通常の3倍くらいらしいが、確かに昔の作品だとは思えないクオリティではある。

「甲鉄城のカバネリ」なんかは予算十分なアニメ的な評価をよく見たな。ただそれがそのまま作品自体の評価にはつながっていないし、予算が無いと駄作になりがちだが予算がたくさんでも名作になるとは限らないのも分かる。

逆に「まどか☆マギカ」の最初のTVアニメは低コストで大成功した例だろう。

「まどか☆マギカ」は納期の問題は出たけど予算的には特に少ないというわけではないと思うが......成功の規模に比べて少ないのは間違いないだろうけど。

エヴァの新劇場版は?予算十分で高クオリティの分かりやすい例だろ。

私もそれを思い付いた。
あと京アニ関係はだいたい予算十分。分かりやすいのは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」とかだけど、よく見ると予算かかってるのが「メイドラゴン」ではないかと。

「グレンラガン」なんかは日本のアニメの黄金時代で金に困らないで作られたからのクオリティだと思っていたが、そうでもないのかね。
予算の過不足については正直よく分からない

俺はガイナックスの作品では「フリクリ」が金かけて作られてるなと感じた。クオリティもだし製作スタッフも豪華なのが一目で分かる。

近年の作品だと「宇宙戦艦ヤマト2199」が経費使い放題級として分かりやすいかと。元になった旧作版も何かと金を使った作品だがさすがに今の感覚では分かりにくい。

近頃の作品ならば「リゼロ」は?

「リゼロ」は全般的にレベル高いけどそこまで金かけられてないんじゃないの?第三期の話も聞こえてこなくなっちゃったし......

企画が続くことと予算の有無は別だぞ。
そもそも「リゼロ」は全体的に作画崩壊無しで背景まできっちり描いて使いまわしも少ないし声優も豪華だ。現在の環境ではかなり予算に恵まれた作品だよ。

豪華さ、質の高さが印象に残るかどうかってのも人によって違うからこの手の認識のすり合わせって難しそうだ。個人的には近頃のだと「無職転生」は金かけているなと感じる作品だったね。

かなり昔の作品だが「王立宇宙軍」が予算かかり過ぎて初期のガイナックスが消滅しかけたとか。

あれは音楽に坂本龍一起用しちゃったのも予算増大につながったと聞くな。画面のクオリティだけで判断することは難しそう。

予算が派手に使われているということならばとりあえず大友克洋関係を探せばいいのでは。

今思い出したが「REDLINE」はどう?手描きも音楽もスゴイレベルだ。

あれCVに木村拓哉とかの芸能人使ってたし予算かけてそうだよね。それでも知名度微妙だが。

「REDLINE」は広報に金かけなかったから埋もれたという説もあるとか。
アニメの予算って制作現場の他に広報の分もあるから数字だけだとよく分からない。例えばジブリ作品の場合は広報の予算も入った数字だ。もちろん現場で使われる予算は日本のトップレベルらしいが。

「かぐや姫の物語」が日本のアニメ作品ではトップクラスと聞くが......手間がかかってるのは分かるけれど予算たくさんというのは分かり難いよね。
あと上で出ているエヴァの新劇場版って予算不足ではないが豊富というほどではないレベルだったはず。画面のクオリティは間違いなく豪華だけど。

手間がかかっているというなら京アニ系作品は大体そんな感じ。個人的には「日常」が特にそう感じたな
ただ昔の作品の手描きアニメは予算との関係がいまいちハッキリしないのもあるね。何かとコストをかけているのは分かるんだが......

まだ出てないのだと「ワンパンマン」の第一期とかはどう?

「ワンパンマン」は予算がたくさんというほどではないだろ。
あれは高いというよりも上手い方だと思うが。もちろん金が無いわけでもないだろうけど。

こういうのってイメージ、印象と実際が違うことも珍しくないのがね。
予算かかってるイメージのボンズ作品とかも実はそこまでではないことがある。例えば費用十分扱いされることのある「スペース☆ダンディ」も一般的なレベルの予算で制作されているらしいし。

手描き部分が高クオリティで良く動く、崩れないならばコストがかかっている、予算豊富と見ていいんじゃないかな。
例えば「アイドルマスター」のライブのような感じで。あのライブの衝撃が私がラブライブより前にアイドル系アニメにハマっていた原因だ。

予算がたくさんというなら「神撃のバハムート」の第一期だろう。あれは本当に驚いた。なお第二期は......ストーリーが......

近頃の作品で金がたくさん使われているならソシャゲ原作だと思うんだがパッとしないのも少なくない。Netflix系も予算潤沢なはずなのにそういうのを感じられる作品に出会った記憶がすぐに出てこない......予算と作品の質の関係って難しいね!

サイゲームスのアニメは金があるのは分かるが、それが上手くいっていないのも分かってしまう作品があるからな
「グランブルーファンタジー」なんかも線の多い原作キャラをよく動かしているとは思うんだが

作品の質に関しては予算もだけど制作期間、「上から下までの」制作スタッフの確保が関係する。
だからスケジュール的に厳しいTVアニメよりも劇場版やOVAを探すのが良いという傾向はあるはず。しかしそれ以外は何とも言えない......



とまぁ、こんな感じで。
予算については表に出ている情報が少ないですし、判断についても見る方の感覚による部分があるので具体的に考えていくと人それぞれになって来る所もあるようです。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「基本的には綺麗な絵でよく動いて作画崩壊しないのがお金のかかっている作品だと認識されていると思います。ただ誇張表現で歪ませた絵と作画崩壊の区別ができていない人もいますし、CGに混じる手作業といった部分も人によっては制作の難しさや価値を理解していないかもしれません」

「正直に言えば私はお金が足りないことによる影響は分かりやすいけれど、お金がたくさんあることによる影響は分かりにくいと感じています。お金と時間が無かったのは作画崩壊などで分かりやすいです。しかし私は2Dアニメでクオリティが高い、見ていて気分が良いというのは分かってもお金がかかっているかをきちんと把握しているかは自信がありません」

「豪華さである程度把握できる3Dアニメと違って2Dアニメの場合は個人のスキルがすごい作品もありますし、クリエイターがこだわることの金銭的なコストというのもよく分からないもので......」


という話もありましたし、予算によって悪くなる方はともかく良くなる方は一定以上のレベルになると受け止め方や評価に関して個人差が出る所もある模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「なぜ金の無いアニメなのにこんなに面白いんだ!?」私、能力は平均値でって言ったよね!に対する中国オタクの反応
ありがたいことに中国版FGOに関するネタのタレコミや質問をいただきましたので今回はそれについてを。

日本版から約1年遅れで実装が行われている中国版FGOでは10/8から
「超古代新選組列伝 ぐだぐだ邪馬台国2021」
(日本版の「2020」から「2021」になっています)
が開催中だそうです。
中国版告知ページ(中国語)

このイベントでは山場となる全プレイヤー参加型レイドバトルの撃退戦が行われ日本版でもあわや失敗かという事態になりましたが、近頃は規制などによるゴタゴタ続きで意気消沈なプレイヤーも多いという中国版では
「二日目の昼になった時点で一体も凶つ神を倒せていない」
という状態で邪馬台国滅亡待ったなしだったそうです。

しかしその後
「謎の力で討伐スピードが超加速したことにより夕方、村の囲いに各凶つ神が到達する辺りで全部討伐完了」
ということになったとのことです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「ぐだぐだ邪馬台国不思議なことが起こって滅亡回避」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


もう滅亡だと思っていたのに不思議な力で邪馬台国が救われた!

気が付いたら陰兵がたくさん!
(訳注:「陰兵」はゲームの運営が裏でこっそり数字をいじったり運営のアカウントを一般と見せかけて自作自演したりするなどの暗躍を指すネットスラングの意味もあるそうです)

昼頃だと完全に包囲されている状態で滅亡確定な空気だったのに、いつのまにか倒されていた。村の周囲にキレイに倒れていたハニョッブ

二日目になっても全然ゲージ減ってないとか言ってたのにな。

苦労して材料集めて植えた田んぼがノッブに踏みつぶされるのは残念だったが、これはこれで微妙な気持ちになるな

そうか......超古代文明の滅亡とはこういうことだったのか......などと思っていたんだが。

昼頃から不思議な勢力によって加速しだしたらしいな。
仕事から帰ってきたら全部倒されていて、倒された瞬間も見ることができなかった。

裏の加速が入って16時くらいにはほぼ終わりが見えていた模様。まさか晩飯前に余裕で終わるとは。我が国のカルデアは日本のカルデアより強かったとでもいうのか......?

別に調整しても構わんけどやるならもっと上手く調整してくれよ。
俺みたいな社畜は遊べるのが夜だけなんだからそこまで続くようにはできただろ......

日本版は滅亡寸前だったが、こっちは余裕で滅亡回避だったな!昼頃は明らかに滅亡確定だった気もするが。

これが歴史の復元力だか修正力だかの発動というやつか

日本版の時は各ノブが倒れる位置はバラバラだったけど、こっちだと村の壁付近でキレイに倒れていたな......

そもそもこっちの方が人少ないだろうに必要討伐数が日本と一緒になっていたのがおかしい
日本版はカルデアを最も追い詰めたとさえ言われるレベルだぞ!?

このイベントに関しては失敗した時のストーリーが準備されていないから必ず成功扱いにするという話も見かけたんだが、実際どうなんだろう?
あと他にこんな事態になったイベントってあるの?

コレが日本版で唯一倒しきれなかったレイドボスだったような......

危なかったのはこのぐたぐだ邪馬台国だけで他はきちんと倒されているよ。
ぐだぐだ邪馬台国は土壇場で重くなって撃破に失敗したという画面が表示されたユーザーも出たことから疑惑は残っているが、公式では倒された扱い。

やるなら今回のウチの国みたいにやるだろうから、処理の問題はあっても日本版では倒すことはできていたんじゃないかと個人的には思っている。終盤の加速も嵐ノブ撃破時よりは遅く感じたしね。
あと当時の日本版では新素材ドロップの所があっさり殺されて需要の少ない所が残ってピンチになったから今回のウチの国とは状況が異なる。

日本版の嵐ノブは群がるマスターのせいで出現地点の近くで倒されてしまった......惨い。
こっちは防壁到達が見えてきた頃でも嵐ノブはまだ50万くらい残ってたはず。一番不人気の地ノブは210万で他は150万〜180万台くらいだったかな。

中国では長生きできたんだね、嵐ノブ......

嵐ノブ一体だけ山の中に倒れている画像は笑える。
そしてあんまりにも速く倒されたせいで今年の夏イベでネタにされていた。しかしこっちでは全部村の周囲に倒れているから回収忘れはありえない。どうするんだ?

日本版では当時卵が無茶苦茶求められていたという事情がある。
しかしウチの国では先の予定が分かる千里眼だからキャストリア以降の卵の需要がそこまで多くないのが判明している。次に来る大きな需要はコヤンスカヤだからかなり先。
もちろん現時点の需要自体はあるがドロップ率もそれほどよくないから回す人は日本と比べて更に少なくなった

ドロップ率が良いわけじゃないからね。今後のために集めておく必要もないから、そりゃ回らないよ。更に直前が影の国のボックスイベントだからリンゴに余裕があるわけでもない。しかもレイドは平日開催だ。

普通のドロップ率だからね......俺は一晩で卵5個しか落ちなかった。

いや、以前のレイドと比べてQPは同じだが素材のドロップ率は明らかに悪い。日本版でも素材の種類に加えてドロップの渋さがカルデアを危機に陥れた。
今回のドロップの内容、ドロップ率だとショップの交換分終わっちゃったら休みに入ってしまうのも無理はない......

日本版でさえ倒せなかったんだ、中国版で倒せるわけが無い。
この後にサンタカルナのボックスイベントも控えているから今は節約したい人が多いはず。卵だって今年のクリスマスまでのイベントで交換できるしドロップする所もあるからね。

今日中の時間帯に戦えるのは大学生か自営業か無職でもないと......それに報酬も良くないから討伐速度が遅くなるのも当然。

大学生だって国慶節の連休明けだからそんなに余裕無いよ!更に一連の規制でテンションが落ちているから周回する気力も厳しいよ!
クリスマスのボックスが控えているのが分かっているし、リンゴの補給も怪しいから私の周りでも今回は控えめな人が多い。

数字の設定的に明らかに無理だった
このイベントの頃って日本版もユーザーの熱が冷めていった時期だしこっちは更にゴタゴタと規制で冷えている
それに加えて未成年のプレイ時間制限施行で遊ぶ人間も更に減っている

俺も台風で休みにならなければ超古代文明滅亡を眺めるか......とはいかなかったな。滅亡しなかったけど。

あと邪馬台国、ぐだぐだネタがあんまり需要無いのもありそう......新選組もさすがに飽きてきたし、注目されるのは卑弥呼の性能くらいじゃないか?
こっちでは新選組は女性ファンが中心だけどFGOまで手を出すレベルのはどれだけいるのか分からないし、FGOの新選組は分かりやすいイケメンキャラデザじゃないからね。

FGOの新選組って戦闘力補正はあるけど、設定やキャラ付けに関してはどちらかといえば正統派、昭和に司馬遼太郎によってつくられたイメージに近いんだよね。しかしそれが二次元における需要にどれだけ結びつくかとなると......

経験値の担当サーヴァントって元ネタからのアレンジはそんなに大きくないので良くも悪くも意外性が無いからね。
個人的に今回の芹沢さんは面白いキャラしていたとは思うがやはりトンデモな逸脱ではなかった。そもそも彼は二次元だと金髪女体化で一部では昔から有名な人物だった。



とまぁ、こんな感じで。
なんとも言えない微妙な空気も漂っていたそうです。

ちなみにこのネタを教えてくれた方曰く
「今回はプレイヤー達の士気はかなり低かったですね。私も邪馬台国より日本版のハロウィンの方が気になっていました。今週ではなく10月下旬開始だと判明した時は、ある程度予想してはいたものの結構がっかりしました......」
とのことでした。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
ありがたいことに以前の記事
中国オタク「シリーズ作品の中でファンから無かったことにされている作品ってどんなのがあるかな?」
に関して、その後追加でネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

作品の受け止め方には作品を見た時点での年齢特有の環境や人生経験なども影響するかと思いますし、歳をとった後に改めて同じ作品を見てみると若い時とは違った印象になることも珍しくは無いかと思われます。

中国のソッチ系のサイトでは
「昔は神作に思えた作品、若い時でなければ神作品に思えない作品」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆にとって昔は神作に思えた作品ってある?若い時でなければ神作品に思えない作品或いはその逆の作品について語ってみたい。
ちなみに自分にとっては「東京喰種」かな。今のぐだぐだな評価も理解できるが、昔見ていた時は本当に凄い、神作だと感じたのも確かなんだよ。

ある年齢、特定の年代の時には面白く感じる作品か......そういうのあるよね。
私は「ガンダムSEED」がそうだったかな?ただ当時を思い出してみると周囲の評価に流される部分もあるから、年齢に加えて時代による影響もあると思う。

そこは否定しない。仲間との話で盛り上がって楽しいと感じる部分もあるから、その時期特有の評価基準というのもあるだろう。
ただ大雑把に若い時はとても面白かった、或いは逆に今の歳になって見たらつまらないどころか面白かったくらいの大体の印象で問題無いよ。

昔見た神作に関しては記憶の中でどんどん美化されていくのもあるからな......俺が思い付いたのは「ギルティクラウン」だ。

何となく分かる。
でも私は「ギルティクラウン」の後半の展開が昔は受け入れ難かったが、今はあれはあれで一つのやり方だと思うようになってきたな。

自分にとっては「コードギアス」かな?面白くないと思うのではなく、熱が若干醒めて神作から良い作品くらいになる感じだけれど。

中二病的なセンスの作品はそういうのが多そう。

私はネット小説にそういうのが多いと感じるね。
自分の中では追いかけていた時は神作だと思っていたけど今では......みたいな作品がそれなりにある。

ウチの国のネット小説は商業的な競争があるから質も量も常にアップデートされ続けているからね。
その時代には比較対象が無い、その時代だからこその新鮮さによる補正の部分も大きいのだろう。

確かに。
昔初めて読んだ時は強烈な衝撃を受けたネット小説作品ってのがある。
今の若い世代に紹介すると嘲笑されることすらあるし、そうなるのも無理はないとは思うが、出現した当時の衝撃というのは間違いなく存在したから同年代のネット小説読みとはかなり話が合う。

ウチの国のネット小説はどんどん規制が入って書けない話も増えて窮屈になっているのは間違いないが、何でも書けた昔の方が良かったかと言われればそうとは限らないからね。読みやすさ、爽快感、課金と時間のコストパフォーマンスは新しい方が優れているという気もする。

なるほど。
私は二次元作品に触れるようになったのは大学になってからだし、その当時はもう子供じゃなかったから中二病作品の見方が変わるというのは無いと思っていたが、ネット小説とかを考えるとそうでもないか。

「中二」「厨二」と言われるが年齢がそんなに厳密じゃないよ。
例えば「ガンダムSEED」「BLEACH」「コードギアス」などは中二病要素が高いという評価のある作品だけど、ウチの国でのリアルタイムでの主な支持層は大学生のオタクだった。
こういうのってどれだけ幅広く作品に接しているか、作品を見た数に加えて作品を追いかけたか(迷走しても!完結しなくても!)といった経験も影響するのだろう。

ハマったばかりの頃って何を見ても新しいし神作ばかりな状態とも言える。
当時の自分の作品語りとかを思い出すと叫びだしたくなるが、あの何でも面白かった状態に戻れたらいいなと思ったりもするね。

作品知識が増えると見方も変わるし、討論する際の基礎となる評価も変化するよな。年齢とは別に時代による変化は間違いなくある。

日本の作品じゃないけどバットマン、特にダークナイトはそういう変化が激しそう......いや、自分の中でも周りでも激しいな!

このテーマですぐに思いついたのは「ガンダムSEED」と「DESTINY」だな。初めてみた時はなんて深い作品なんだと思ったが、その後「UC」経由で宇宙世紀系作品を見るようになってSEEDが過去の名作のキャラ萌え劣化リメイクだと感じるようになってきた。

そしてそこからまたSEEDはなんかんだで良い作品だという評価に戻る自分みたいなのもいるぞ!
昔みたいに全肯定するわけじゃなくなるから、神作扱いとはまた違うけどね。

昔は神作と思っていても、後で考えると良くも悪くも普通の作品だという評価になることって多いよね。嫌いになるという程でもないが、熱が冷める......

神作と評価していたか......なら「GANTZ」かな。自分がネット小説の無限流ジャンルにハマっていた時期で、その源流として神作扱いしていたというのもある。
(訳注:中国のネット小説の無限流に関しては過去記事の中国のネット小説ジャンル「無限流」、その源流となったのは「GANTZ」をよろしければご参照ください)

私も「東京喰種」が頭に浮かんだ。
当時は本当に凄い作品だと言われていたし、私自身もそう思っていたんだ。

その時期の作品だと「ワンパンマン」なんかもあるが、こっちは名作の地位を確立して良い意味でネタも広まっているよな。ストーリー、設定、作品展開、どこで差がついたのだろうか。

聞こえてくる話だと、神作扱いからバカな作品と酷評するレベルまで変わってしまう人もいるらしいが、自分の中ではさすがにそこまでいった作品はないな。神作とは言えなくても評価のできる部分、好きなキャラというのは相変わらず存在する。

うーむ......あえて挙げるなら「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」かな。
私はもう昔のような強い気持ちは無いけど、それとは別にそういうのが好きな人、好きな年代を狙って直撃させたスゴイ作品という意味で高く評価している。

特定の年代ということなら「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」だろう......長く続いているから途中で目が覚めるというか熱が冷めてしまったファンを何人も見ているよ。

逆に特撮系作品は昔の特定の年齢ではダメで、歳をとってから良いと思うようになってきたかも。

歳をとってからプリキュアが面白くて仕方が無い自分はどうなんだろう?昔は子供向けアニメ、それも幼女向けなんてバカにしていたのに!

それに関してはオタク界隈の価値観の変化もありそうだな。
昔は子供向けというだけで切り捨てられていたから......今でもその傾向は存在するが、昔は本当に苛烈だった。

私にとって「けいおん」の良さが若い時には分からなかった。しかし高校生活が遠いものになってからはとても輝いていると感じる名作になっている。

ガンダムは知識が増えると特定の神作と崇める作品しか認めない状態になるか、どんな作品もアリだという状態になるかの両極端な発展の仕方をする印象。
自分は後者寄りだと思うが、自分の中で最も評価が変わったのは「V」で作中に漂う自然な狂気がなんとも独特で評価できると感じるようになった。

私の場合、国産ではネット小説以外にも「三体」なんかがそうかも。初めて読んだ高校生の時には本当に衝撃的だったが、大学でSFに関わるようなことを学んだり元ネタになる作品を知ったりした後は作品内の穴が気になってきて......今でも悪い作品では無いと思ってはいるんだけどね。

国産ならば「水滸伝」だ!
昔は主人公達がどいつもこいつも人でなしで好漢とはいったい......という評価に染まっていた。当時のちゃんと読んでなかった自分に加えて当時のネットの評価による影響もあった気がする。
今ではその面白さ、当時の社会描写の興味深さや資料的価値などはさすがに四大名著クラスだと思っているよ!!

今では「銀魂」の説教セリフ、夢と現実の違いに直面した時の態度が心地良くなってきたな。昔はギャグ部分しか興味無くて説教が鬱陶しいとか思っていたのに。

キャラの印象も変わるよね。俺は「銀魂」ではマダオの印象が中学の時とかなり変わっている。あとここで出ている作品だとシン・アスカに関しても嫌なヤツから気の毒な人になってきている。

神作についてではないんだが、中高の頃と評価がかなり変わったのは「To LOVEる」だね。昔はエロ目的の下品な作品だと表ではバカにしつつこっそり見る作品だったけど、今ではエロと癒しを与えてくれる作品だと表立って評価するようになってしまった......!

それにしても皆の話を見ていると「神作はいつの時代でも神作」みたいな話はわりと怪しくなってくるなあ

そういうのって「自分にとっては」という話でもあるのかもね。
私も昔はそんな風に考えていたこともあるが、現在は誰かと同じように高い評価をするためには作品のクオリティ以外にも共通するセンスや経験も必要なのではないかと考えるようになってきた。

年齢、それから時代が変わると近頃の気に入らない作品批判に使われるのではない、ちゃんとした意味での「価値観」の違いが出てくるのだろうね。
国産のネット小説だって昔の作品の価値観が今では通じなくなったりしているし、外国である日本の作品だと尚更だろう。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈における作品の評価の変化なども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国では若いオタクが中二病的な作品を好む傾向はありますが、それに加えて子供向け作品、それから価値のない作品(ギャグやハーレムなど)を強く嫌う傾向があります」
という話もありました。
中国ではオタク層が形成される際に
「自分達の見ているアニメやマンガは子供向けの幼稚なものではない大人が見る価値のあるものだ」
という考えが強く出ていましたし、現在も子供向けを嫌う空気はかなり残っているようです。

しかし近頃は子供向け作品や単純な娯楽寄りの作品を「これが良いんだ」と受け入れる人も増えているそうですし、中国オタク界隈では好みがどのように変化していくのかといった辺りも気になってきましたね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
ありがたいことに
「中国で人気のシリーズ作品のなかに混じる不評な作品や、その作品に対するファンの扱いを知りたい」
という質問をいただいておりましたが、先日ちょうどよさそうなネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「シリーズ作品の中でファンから無かったことにされている作品」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


シリーズ作品の中でファンから無かったことにされている作品ってどんなのがあるかな?オタクな友達と話していて気になった。
例えばダークソウルシリーズの中ではダークソウル2がそんな扱いになっているように。

型月厨は個人個人がそういうのをもちながら内戦をしている印象だけど?

近頃の「ひぐらしのなく頃に」はどうなの?
さっさとシリーズから抹消すべきものだと思うのだが。

ひぐらしに関しては評価は良いとは言えないけどシリーズそのものが消えていたから、とりあえず様子見という人もそこそこいる。

「うみねこ」の方で作者が作品を壊しっちゃった過去を体験しているし、個人的には良くも悪くも距離を置いて見ているからそこまで気にするものでもないかな。

ファンとの対決と言えば「ダンガンロンパ」は3がね......V3も人によってはかなりキツイ。アニメもまぁその......

テイルズだと「ゼステリア」がもう、なんか色んな意味で......全盛期ほどでは無いがよく復活してくれたと思う。

「遊戯王」の「ARC-V」はファンの間ではまさにそういう扱いになりつつあるね。それ以前の作品には不満はあってもキャラは良いみたいなのがあったんだけど。

仮面ライダーの外伝小説はそんな扱いのが少なくないが、そもそも知っている人の数が。

「NARUTO」に対する「BORUTO」はまさにそういう扱いだな。あれを正式な続編と認めている人は少ない。公式展開だからといって歓迎されるとは限らない。

そういうのが強まると原作者をなかったことにしているハリー・ポッターファンみたいになるのだろうか......

原作者の関わり方が作品ごとに違うから単純に比較するのは難しいよ。
「BORUTO」に関しては「ドラゴンボールGT」とかが近いと思う。ただ「GT」にファンがいないわけじゃないのと、その後の「超」の展開もある。そして現在では「GT」のファンと「超」のファンでの紛争も起こっているし、その二つを眼中に入れていない旧来のファンもいるから何が何だか。

「スターウォーズ」はファンの間では7以降は無かったことにする空気が強いらしいが、リアルタイムで見ていないからどうも実感がわかないな。
こういうのってファンの体験も含めて決まるものだろうし、後追いでは完全に理解するのは難しそうだ。

無かったことにするか......ウチの国のゲームなら「仙剣奇侠伝」シリーズの「4」とかだろうか。

仙剣シリーズは「2」をその扱いにする人もいる。
あとテレビドラマの方が無かったことになっている率高そう。

鉄のラインバレルの作者が描いていたゲッターはどうだろう?

あれもロボ好きの間では存在抹消されているよね......しかし永井豪系の作品は存在抹消されているのかこっちのファンの間で知られていないのか判別しにくい。
派生作品と世界線が多過ぎてこっちでは知られていないものも少なくない上に触れることが難しいマンガ作品も多いからね。

ゲッターシリーズの中ではアニメの「ゲッターロボ號」とかの方がこのテーマに合うかな?長編アニメ作品なのにスパロボ、ゲッターの系譜で語られることが無い。

それはもう本当にマイナーなので話題にもならない、存在を意識されない抹消のされ方なのでは。
一応キャラはそれなりに出てくるから、ネオゲッターやアークとかの元ネタとしてなんとなく知られているとは思うんだが。
あと実際に見てみるといかにも80年代ロボアニメな画風や演出でで古い或いは近年のマジンガーやゲッターと違うから語り難いんだよ......

前世紀のアニメ版ゲッターロボ號はその前のゲッターロボやゲッター線と関係ないからな。
しかもリメイク企画の元ネタはマジンガーZの方だったというヤヤコシイ背景があるし、版権的にスパロボ参戦も簡単じゃないからまさに存在が消えている状態に。

そう言えば、アイドルマスターって昔ガンダムっぽい何かがあったよね!!

Pをやっている身としては、あれは認めたくない。

ついでに聞きたいんだけど軌跡シリーズってどうなのかな?
長いことファンをやっている人も多いシリーズだし、時々評価でもめているのも見かけるが。

「閃の軌跡」の後の方は評判微妙だが存在抹消ってほどではないな。
ちなみに英雄伝説シリーズとして見た場合、「英雄伝説IV」の旧版が名作扱いの3と5の間の微妙な作品で抹消に近いと聞いたことはある。

上の方で既に出ているが型月は「何々を認めない」といった内戦自体は常に勃発しているけれど存在抹消扱いなのは月姫のアニメだけじゃないかね。

月姫のアニメなんて無いよ
リメイク版ではじめてアニメで動く月姫キャラを見て感動したなあ

近頃はFate/Zeroがそんな扱いになってきている所もあるのが......リアルタイムの評価ではApocryphaやExtraの方がヒドかったのに......

最も敵を作ったのがZeroだからな。そしてZeroから入った人間が最大勢力だった時代は過ぎ去ってしまった。
あと一時期こっちの月厨はまさに「見えない」ことにしていた「プリズマ☆イリヤ」がFGOの影響も含めて予想もしなかったほどの存在感に......

型月はFGOの影響で他の作品全部存在抹消だよ!

真面目に言えばFGOは奈須きのこが関わっているのとイベントで過去のシリーズのキャラが頻繁に出るからむしろ他の作品の存在感にブーストがかかっている節もある。一時期本当に嫌われていたApocryphaもキャラと東出のシナリオ評価の上昇でかなり持ち直しているしね。

国産といえば、まさか「アズールレーン」でもアニメ化なんて無かったということになるなんてなあ......

何を言っているんだ。「アズールレーン」のアニメ化はきちんと存在するじゃないか。「びそくぜんしんっ!」は皆が認めるアニメ化だ!

ペルソナシリーズ、特にP3ではP3Pを認めるかで宗教論争になっている。一方にとってはまさに存在抹消レベル。

P3Pはハム子に対する賛否両論の方じゃないかな。あと「3」はフェスの方が存在を見なかったことにされている気が......制作側もfesのゴタゴタを見てそれ以降はキャラの関係にかなり気を使うようになっている印象だ。

ところで黒歴史という言葉を生み出したガンダムはどうなの?詳しい人教えて。

うーむ、実際どうなんだろう。古いファンからすればSEEDがそうだった時期があるけど、その時期は同時にたくさんのSEEDファンがいたから内戦の方だったし......AGEもGレコも人気が低いだけで存在抹消というほどではないし......

ガンダムだと今は「NT」がそんな扱いじゃないか?意識しないようにしているファンも少なくない。

昔の話になるが「Z」の評価が高かったこともあり「ZZ」が黒歴史扱いで劇場版Zの終わり方によっていよいよ消えるかという扱いにはなっていたかな。もっともその後「UC」の登場で関係が復活して安定。

一時存在抹消扱いになっていた作品も、その後のシリーズ展開やコラボ的な参戦で評価が変わることもあるし、ファンの年齢層や比較対象が変わって評価が変動するというのもあるからね。
特撮やガンダムなんかは特に。

色んなシリーズ作品を見てきたが、今ではそれが失敗に思えるような内容であってもシリーズが続いているならばある程度は許容できるようになった。愚痴を言えるのはシリーズが残っている、続いているからでもあるしね。その作品のせいでシリーズが終わったらそれもできない。



とまぁ、こんな感じで。
最近の中国オタク界隈におけるシリーズの扱いも含めてイロイロと出ていました。

不評な作品が混ざっていてもシリーズとして話題になっているということは、シリーズを通して見ている息の長いファンがいるということでもありますし、作品単独の人気以外の人気事情を考える上でイロイロと興味深いものもありますね。

また今回のネタを教えてくれた方からは
「最近はガンダムや特撮などで昔皆から嫌われていた、バカにするネタばかりが目に付いていた作品の評価が変化しているのを感じることもあります。もちろん昔と変わらず普通に嫌われ続けている作品もありますが」
といった話もありましたし、後続の作品による影響やファンの入れ替わりによる作品の受け取り方の変化なども含めた、長い目で見たシリーズ作品の人気や評価の変動なども機会があれば調べてみたいですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

近頃の中国では様々な娯楽コンテンツに対する規制や自主規制がどんどん強まっているようですが、今までとは違った空気からいわゆる二次元業界の国産コンテンツでも何かと右往左往している模様です。
またその規制に対して実際にどこまで有効なのかは分からないものの「多分これなら大丈夫だろう」的な対処や逃げ道がイロイロな方向で模索されているとのことです。

中国のソッチ系のサイトでは、そんな動きの一つではないかと思われる
「最近お色気系衣装でバニーガールが妙に増えている」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


気が付いたらウチの国の作品がバニーガールだらけになっているような?
特に二次元系ソシャゲは妙に増えている。

バニーガールがエッチだからじゃないの?

それだけでこんなに増えたりはしないだろう......他にもエロい衣装はたくさんあるのだから。

審査通りやすいからね。
全身を布が覆っているのだから「規定」に反する部分は無い。

水着とかはもう無理だしね......競泳水着とかでも......季節のイベント的に水着なタイミングでもほぼバニーガールだ。

俺の遊んでいる二次元ソシャゲも、審査通過できるえっちな衣装はバニーだけみたいになってるな。上の管理が厳しくなっちゃったから。

個人的には身体のラインが出て乳や尻を強調してくれるなら何を着てようが構わない。
もちろん一番良いのは裸やそれに近くなることだがそれが無理なのは分かっている。

バニーガールって別に最近になって流行っているというわけでもないだろう。
昔から人気のある、昔から流行しているジャンルだ。

それは流行ではなく定番と言うべきなのでは。
そして近頃のはたぶん人気による流行ではないと思うよ。

バニーガールはスーツ部分と装飾パーツによってセクシーと可愛さを両立させている衣装だ。考えた人間の頭脳を尊敬したくはなる。

それ言いだすとアメリカ資本主義がナントカカントカになるから知らないことにしようぜ

二次元とバニーガールの歴史って二十年くらいになるからね。フィギュアなんかは専門で作る所があるくらいだし、需要が尽きない定番要素になっているのは間違いない。

フィギュアでバニーガールが急増したのはこの20年程だけど、ガイナックスが80年代に同人で作ったDAICON FILMで既に主人公がバニーガールの女の子でMSや怪獣と戦っているので二次元とバニーガールの関係は更に古いと思われる。
ちなみに元ネタのプレイボーイで発明されたのが1960年。

バニーガールは現実でも二次元でも歴史のあるエロさを前面に出した衣装だからね。
崩したり脱いだりする衣装、制服などとは違うし、現実にもってくると無理が出てしまうような衣裳ではない。だからこその定番だし安定した「需要」のある衣装なのだろう。

日本では一般向けだと「欽ちゃんの仮装大賞」で昔からバニーガールが出ていたのは知っている。
ただ個人的にそこで見たのは特に好みではなかったし、バニーガール好きに目覚めることはないままだ。

日本のゲームではドラゴンクエストにも出ているし、日本のゲームでも昔からの伝統なのでは?

どうなんだろう?ドラゴンクエストはキャラデザの鳥山明の嗜好の影響も考えられるが。

「ドラゴンボール」のブルマの衣装チェンジがまずバニーガールだったからね。
ただ個人的にはそこまで好みではない。ガキの頃から外人が好きな服装なんだろうくらいに感じていたように思う。

仕方が無いとはいえさすがに供給過多になっている印象はある。
好きな人がいるのも分かるけど、そこまで人気があるものでもないだろう。

審査の他には描きやすいってのもあるだろう。ぴっちり衣装で幾つかの小物描けばいいだけで、他の衣装と比べると難度が低い。パーツが比較的単純でLive2dに加工するのも楽。
それにグッズ展開、立体化もやりやすい。

確かに。国産系は肌色はともかくきちんと衣装を描くのが得意じゃない絵師が少なくないからね。

お色気で金を巻き上げられるから二次元でもずっと活用されているんだよ。原作でも版権絵でもバニー衣装着用は無いはずのキャラでも作られるバニー衣装フィギュアとかを見れば明らかだ。

一応バニーガールはエロくてポルノを暗示させるモチーフだというのはあるが、ウチの国の二次元ソシャゲとそのユーザーにとってはあまり響くものではなさそう。結局は肌色で服の脱ぎ方や下着にはあんまりこだわらない。

描きやすい(=発注しやすい)というのは間違いなくある。
最近の国産ソシャゲの慌てたタイツ化修正の惨憺たる有様でも分かるように、全身タイツって実は描くのが簡単ではない。某対魔忍のようなのは独特で二次元的な誇張手法も必要になる。
それに対してバニーガールは描きやすい上に模倣できる資料も多いし適度にエロいしネットではタグによる拡散だって期待できるわけだ。

ただ国産二次元のバニーガールスキンを見ると消去法でやっている感が見て取れるのも少なくないのがね。
バニーガールが好きで描いているタイプはあまりいないのではと思ってしまう。

布ありますよ露出してませんよという方便みたいな所もあるからね。
しかし日本でもそんなもんじゃないの?バニーガールで描けという企画が来て描くとか。

日本の作品を見ているとたまにこれは趣味で描いているなというのにぶつかる時はあるね。例えば森薫のバニーガール短編はすごいフェチを感じた。

俺は最近見たのだとFGOの光のコヤンスカヤに感心したよ。各再臨それぞれが違った形の強調になっている。どの状態にするかでプレイヤーの性癖が分かるというのも納得。

国産ソシャゲに導入されることはないだろうけど、逆バニーはとてもエロいと感じた。考えた人の頭の中身も気になるけど。

私もバニー量産の理由は人気以上に審査の方だと思うね。
バニーガールって肌の露出自体はほぼ無い(胸元すら覆える。透けて谷間は見えるが)
更に露骨なオタク向け衣装ではないからこれまで批判されたジャンルとはズレるので「お上に逆らっていません」アピールはできる。

俺もその意見に同意だ。
ただ露骨なエロなのは変わらないし風向き次第で雑に消される時は消されるだろうけどね。その証拠に、最近は構図やポーズもエロさを隠す方向になってきているし過去の過激なのを見えなくするという動きも出ている。

しかしこんな環境になってしまった現在では、バニーガールに関してはリアルよりも二次元の方が需要あるんじゃないか?元は三次元の衣装だったろうに。

外国でどうなのかは知らないが国内の方では否定し難いな。
現実でバニーガールのお姉ちゃんのいる場所に行く機会も無いし、AVのバニーガールモノもそんなに良いの無いしで。

バニーガールって「涼宮ハルヒの憂鬱」のアイコン的な衣装の一つだったから、ウチの国だとオタクの発展の初期に入ってきた要素、ある種の伝統的なジャンルとも言えるのでは。
当時のオタク全てが好んだわけではないがイメージが刻み込まれたのは間違いない。

バニーガールで終盤の見せ場になるライブもやったし、それで衝撃を受けた人間もいるからね。
スク水やブルマの陰に隠れてはいたが二次元の定番衣装として、エロ方面を除いて考えてみる価値もあるかな?

気が付いたらセーラー服スク水ブルマの三種の神器のうちスク水とブルマは消えてしまい、当時はそこまで大きな存在ではなかったバニーガールが残って量産されている。
なんだか不思議な気分になるよ。

確かにウチの国でオタクが本格的に始まったきっかけである「涼宮ハルヒ」のバニーガールが強烈だったのも無視できない歴史的背景だろう。そしてフィギュアで定期的に供給されるバニー系衣装キャラの影響も無視できない。
バニーガールはたぶん特定の世代以降の日本国外のオタクにとって何かと刷り込まれている、ある種の象徴的な扱いにもなっているのでは?

ウチの国の二次元業界も「涼宮ハルヒ」辺りからオタクになった世代が作る方にも金を使う方にもかなり入っているはずだからな......



とまぁ、こんな感じで。
バニー衣装の増加に関しては近頃の規制による消去法的な選択といったものを感じる人も少なくないようでした。

ちなみに本題からは少々ズレますが、今回のネタを教えてくれた方からは
「中国では靴下や下着にこだわる絵師はあまりいませんし、描いても需要があまり無いですからね。バニーは楽に描けて見る方もエロが分かりやすいので需要がそれなりにある、現在の環境では数少ないまだ有効な、稼げるスキンにできる衣装なのだと思います」

「ちなみに全身タイツの需要はバニーより更に少ないですが、対魔忍の知名度も昔と比べて高まっていますし昔よりも好きな人は増えているように感じられます。また昔のオタクはキャッツ・アイにドキドキした経験のある人も多いです。昔中国のテレビで放映されたことがありますし、海賊版のマンガでも北条司先生の作品が大人気でしたから、改めて自分のフェチを発見してしまった人もいるかもしれません」

などといった中国オタク界隈の嗜好に関する話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

最近は中国社会における娯楽コンテンツの規制についての話がよく流れてきますし、特定のジャンルや内容に関して「中国では難しい」といった扱いになることもよく聞きます。

しかしそういった難しいアレコレが発生する理由については上からの規制だけでなく、下からの需要や要求によるものもそれなりに混じっているのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「中国のネット小説から恋愛要素が消えていた」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


気が付いたらウチの国のネット小説から恋愛が本当に消えている気がする......最後まで恋愛要素を意識できる作品になかなか出会わない。どうしてこうなったのか?
自分も何となく想像できるけど、皆の意見を聞きたい......

序盤に無いわけじゃないが、後の方になると男性主人公女性主人公現代異世界問わず、クエストやプロジェクト重視になるのは同意する。

それはどこの国の作品でもそう変わらないのでは?
長編で終盤の方になると個人の恋愛は話のスケールが合わない。

ネット小説書くような作者は恋愛書けないからだよ。

何百章何千章を使って恋愛モノな展開を書いても仕方ないからねえ
ハーレム系作品であれば別なのかもしれないが、今では規制されてるし流行ってた時代も後半になるとテンプレコピペの繰り返しみたいになってたから淘汰されるのも無理はない
今は基本的に主人公一人に相手は一人で固定が良いんじゃないか?それか恋人ポジションのキャラは出さないでいくか。

日本のネット小説だと恋愛がランキング上位独占しているし、メインでなくてもかなりの頻度で入ってくるんだけどな

私としては逆に日本のネット小説がなぜ恋愛要素入れて人気になるのかが不思議だ

自分が見ている範囲での話だが、日本の作品は日常回や視点変更で話数稼いだり、ヒロイン増やしたり、仲間キャラと同じような扱いにしたりしている。恋愛感情メインではなければどうにかなるんだろう。

言ってみれば、感情方面を掘り下げていくのは書くのが難しいんだよ
それでいて好む人もそんなに多くない。

好む人が多くないというか、好む人が細分化しているんだと思う。それでいて自分の好みから外れると批判が爆発しやすい。

ラブストーリーは長く書けない。告白して結婚したあとに何を書くんだ?家を借りて子育てをする生活感の強い話をそれまでの読者が読みたくなるか?

告白、結婚までを長引かせるのも難しいからね。戦闘力のインフレ、強敵を倒す展開とは違う。
かと言ってすれ違いやよろめきで胃が痛くなる展開や一度築いた愛情が壊れる展開を、爽快感が求められるネット小説でやってどうするんだということに。

ネット小説的な文脈で恋愛を書かせても主人公が強くなった優秀になったからモテたという展開でそれって結局金と権力にひかれた異性がいるだけで恋愛モノとしては......

そこまで深く考える必要は無い。
以前は恋愛メインじゃなくても恋愛要素、ラブコメ有な展開は雑に書かれてはいた。それこそ「種馬小説」なんてジャンルがあったわけで。ヒロインとっかえひっかえな展開の。
規制されて消えたけど。

とは言え、恋愛関係は雑にテンプレ展開を繰り返すとアレが目立ちやすいんだよね......ネット小説はイラストでの区別も基本的にはできないし。

強くなる、勝負に勝つみたいなメインストーリーに異性キャラとの感情方面の話を載せることも載せないこともできる。それをやらないってことは需要が無いってことなんじゃないの。

こっちでの日本のラノベの恋愛モノに関する話題の広がりからして需要は無くもない。ただ嫌いな人も多いしネット小説の作者が上手く書けない。
ハーレム的な展開になりがちでそこでまず批判されるし、話が進んで初期のキャラの存在感が消失するとそのキャラを好きだった読者から批判されるのも避けられない。これが一対一だったらまだ何とかなるがハーレムだと多方向から飛んでくるんだぞ?

恋愛モノは戦いや仕事と違ってゴールが明確なのも難しい。レベルや規模を上げるのとは違う。くっ付いた後を上手く書くのが困難だから後半になって恋人キャラが行方不明になりがち。

金庸とか昔の武侠小説は普通に恋愛要素あったんだがな。
ああいうのもいつの間にか見かけなくなっているのは......

ネット小説プラットフォーム側の編集からやめた方が良い(実質「やるな」)と言われたり、書いたら削られるか止められるかする内容になるからめんどくさいんだよ

編集の審査が厳しくてテンプレも使い勝手が悪い、そして読者の好みが分かり難い。企画の最初でまず避けるに決まっている。

今は恋愛展開に入るだけで反発する読者が目立つ。主人公の活躍をもっと重点的に書けとか文句も出る。
主に人気と課金のためにネット小説を書くんだから、優先順位的に削られていった結果が今の状態だよ。

ドラマ化まで意識した際に編集し難い(変えると文句が出るとも言える)恋愛要素が入ると競争的にマイナスといった話もある。

そもそも今の恋愛系テレビドラマのロジックがおかしいキャラと現実感皆無な舞台設定と描写の作品、それに対する低評価と批判を見るとな......

今の時代に全編でわざわざ恋愛要素入れているのって、よほど作者の趣味嗜好が強固でもなければありえない。初動でテンプレ的に恋愛が入ることもあるが、それだって今の時代に合わせたバランスになっている。

作者が上手く書けないというのは言い方を変えれば恋愛ネタはテンプレが使いにくくなってしまったということでもある。
ネット小説ってテンプレをスマートに使いこなして量産する、爽快感を与えるというのが攻略法になっているけど恋愛ネタは他のいわゆる俺TUEEEEEやら何やらに比べると人気の維持が難しい。

日本のラノベみたいな頭悪い恋愛、気持ち悪い妄想をやったらこっちでは一発で炎上してダメになりそう。
もちろん俺TUEEEEEも頭悪いの少なくないけど、価値観から来る嫌悪感が恋愛モノは段違いにキツイ。需要以上の批判があるし、容易に規制されるからテンプレ的に恋愛要素は既に「入れたら人気が落ちるから避ける」方の要素になっている。

感情重視の描写をして失敗すると読後感が悪くなる。読者はその経験をしているからそっちに流れるのを警戒してリスクを感じたら批判する。もちろん作者も安全な方に行きたいから批判が出たら方向修正する。

恋愛要素入れるということは、それを嫌う読者を失うリスクが発生するということでもあるからな。
ほとんどの読者は恋愛モノを見に来たわけではなく、爽快な文章を読みに来ている。そこで恋愛要素をメインにされたら怒るよ。

ネット小説も極論すれば人気とそこから来る課金、他媒体への進出による成功を目指すものだ。
「恋愛」が消えたのはウチの国の市場で人気になって稼ぐための「安全な近道」「攻略法」を求め続けた結果だよ。

他所では成立しにくい世界観説明とチート能力や攻略法解説で文字数稼ぐのもウチの国のネット小説プラットフォームのビジネスモデルに特化した、文字数課金、月額読み放題のお得感、ボリューム勝負によるものだからね。
そう言えばあれがあるから他国に進出するのが難しいという話もあったっけ。

ウチの国ではまずは文字数の関門がある。こっちで本当に人気になるのを目指すなら数百万字クラスが求められる。
そしてハーレム路線が規制的な面でも読者からの批判的な面でも使えないから恋愛モノでそれだけの文字数にするのは困難だ!

そうそう。長編を書きたいというか、儲かるためには長編にしないと。中短編はネット小説で稼ぐのは極めて困難。

同じ「ネット小説」という名前であっても日本の環境の作品は比較対象として参考にならない部分が少なくないし「日本ではあるのに」みたいな言い方をするのはどうなのかと思う。
例えばこっちのネット小説は人気が出て読者を掴んでからが本番、そこで課金で稼ぐために作品を長くするのに対して、日本のネット小説は中短期でランキング上位になって商業化するのが攻略法でそれほど長くならない。
だから日本では恋愛ネタが序盤〜中盤の引きとして強いし商業化の際のアピール(イラストに美形キャラ!)になる。そしてもちろん日本では社会的な価値観、倫理観ベースの規制や通報が厳しくないといった事情もある。

見る側の価値観、意見や通報をする環境が変わってしまったというのも。我が国のネット小説は好きに書いているだけとはいかない。
どこの国も独自の倫理的社会的な規制ラインはあるだろうけど、我が国はそれを個人の好悪で押し付けられるようになってしまっているから......

ネット小説における恋愛要素の消失に関しては「書くのが難しいのにリスクが高いわりに人気にならないから」という結論になると思うが、そこに至った経緯や切り捨てられたものを考えると少し憂鬱な気分になる。



とまぁ、こんな感じで。
中国のネット小説プラットフォームを取り巻く環境や読者の反応などイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からも
「中国のネット小説は日本と違って基本的に課金があるので人気になればネット小説の時点でお金が稼げます。中国では人気になってネット小説プラットフォーム上の課金で稼ぐのが最初の目的になるので人気作品を引き延ばして読者を維持し続けようとします」

「ネット小説は話を拡大し続ける上で使いやすい題材やテンプレを使って量産されますが、恋愛メインで長編にするのは難しいです。恋愛要素が入ると作品の方向性が変わるので恋愛要素が入るのをとても嫌う人も少なくありませんし、批判も多くなるので使われなくなっていったのだと思います」

「中国のネット小説の作品に対する批判は日本と比べてかなり強烈で被害の大きいものになります。私も日本の小説家になろうの感想欄が荒れることは知っていますが、それでも中国と比べればまだ穏やかだと感じています」

「中国では読者は課金しているので文句を言う権利があると認識が非常に強く、自分の思い通りの展開にならなかった場合の作品批判は激烈ですし、感情が逆転したのかプラットフォーム側や上への通報も発生することもあり得ます」

「今年中国で発生した無職転生に対する批判が例になると思います。人気になって目立つと価値観を口実にした自分が認めたくない作品に対する批判や、それを利用したPV数稼ぎも増えるのでコントロールできなくなります。恋愛要素はそういう問題につながりやすいので、書く人がいなくなるのも当然です」

などといった長めのお話がありました。

近頃は中国独自の環境による上からの規制、下からの批判と通報などが何かと目に付くようになっていますが、ネット小説も人気獲得と(できる限りの)安全確保に関する独特な背景があるようですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では「何々みたいな作品がないか」「何々な展開がある作品を教えて」といった話題が頻繁に飛び交っているそうです。
また中にはいざ探してみると難しい、意外な作品が該当するなど予想とは少々違う方向に話が伸びていくこともあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「偽物が本物に勝つ展開のある作品」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(話題の関係上ネタバレが含まれますので一応お気を付けください)


偽物が本物に勝つ、それもポジティブな方向でそうなる作品を知りたい。いざ探してみたら見つからなくて......皆の知識を分けてくれ!

すぐに思いついたのはFateの「UBW」だな。
フェイカーな能力の士郎が原典の金ぴかに勝つ。でも他の作品は......言われてみればありそうでないな。

そこまで勝ち負け明確な話じゃなくてもいいんだ。模造品的な存在が一面では本物を超えた、みたいな話でも構わない。

ラノベの「理想の聖女?残念、偽聖女でした!」は面白かった。ストーリーのギミックもあるから最後まで楽しめる。

偽聖女クソオブザイヤーか。あれは面白い。
悪役令嬢や日本のファンタジーによくある「実は悪いヤツである勇者を別のチートで倒す」の中にもこの話題に合った作品がありそうな気はするんだが、すぐには思いつかないな。勇者クラス自体は本物なことが多いはずだしチートが勇者とは別物なことも多い。

勇者と言えば「葬送のフリーレン」のように、ニセモノが結果として本物と同等かそれ以上になる展開はとても良いと思う。

確かに探してみると以外に見つからないネタかもしれないな。
基本的には本物が正しく扱われるから人気になるわけだし、そこまで好まれない題材なのでは。

Fateのアーチャーを見ると別に問題は無い気もする。
他には......「メタルギア」なんかはどうだろう?

好まれないというよりも、どちらかといえば扱いにくい題材ということなのでは?
私が思い付いたのは物語シリーズの貝木泥舟。「恋物語」は特に良いぞ。

分かる。「そこに本物になろうという意思があるだけ偽物のほうが本物よりも本物だ!」と言うセリフはなんだか納得してしまう。

主人公じゃないけど「Vガンダム」のジン・ジャハナムは最終的に本物を超えていたと思う

ちょっと考えてみたが国産でもあんまり見かけない気がする。ウチの国そういうことばっかやってるのに、ニセモノが本物に勝つ展開はあんまり好まれないよね

だって現実だと真正面から本物、オリジナルに立ち向かうことって無いし......金や市場に関する政治的なアレコレなどの外部要素パワーでと言うのが多い。勝ち負けも視点を変えると微妙になってくることも少なくないので......
それに昔から自分が本物になるのが目的であって、本物を超えるとか、かつて存在した本物を認めるとかいう方向にはならんだろ

そもそも本物が勝つ方が自然だし視聴者を納得させやすいからね。
偽物が輝くためには目標となる本物が確立されていないといけないから、「普通の作品」と比べて少なくなるのも当然だ。

日本の作品はそういうキャラを結構出しているというか、当たりキャラが結構いる気がする。「七人の侍」の菊千代が自分の知っている中では一番古い偽物が本物を超える的なキャラかな。

勝てなくても本物に匹敵する精神性や活躍を見せるみたいなのはあるね。
ただエピソードの扱いとしてはメインではなくサブの話になるかと。

主人公はやはり難しいのだろう。でもサブキャラとして短編での活躍ならやりやすいネタだと思う。俺は「ウルトラマンオーブ」のババルウ星人の話とか大好き!

本物を超えるニセモノってある種のギャップ萌えだし、まず本物と悪いことする偽物のイメージがないと成立しない。
世界観や劇中の描写でそういうのを見せなければならない、或いは視聴者の常識として存在するネタが要るのでは。

映画だと昔から偽物が本物のフリをする、しなければならない状況に巻き込まれるというのはそれなりにあるような......

偽物のせいで本物が危機に陥る、コピー能力で本物が追い詰められるといった展開はどこでも定番なんだがな

ざっと考えてみたが、日本の作品でもコピー能力を使う偽物はやはり本物に勝てないというのが定番だ。それだけにFateは衝撃的だったと聞く。

上手く描けば王道の熱い展開にもなるんだろうけどね。
同人で性癖を選ぶが「もんむす・くえすと!」はストーリーも良いぞ!

クローン人間が主人公みたいなのは昔からあるし、コピー能力で勝てるかはともかくコピー側が主人公でホンモノと対決ってのはそこまで珍しくない

ロボ系もそういうのが結構あるよ。「ロックマンゼロ」のシナリオはかなり良かった。

主人公が実は「作りもの」という形での偽物で、自身の存在意義に苦悩する、本物と対決するなんてのもそれなりにあるような。

「テイルズ オブ ジ アビス」のように偽物、コピー側が主人公の作品も結構あるし、その過程で感情移入するのはニセモノ側だよね

私も「アビス」は印象に残っている。EDの意味を知った時は納得いかないものを感じたものだ。

「ニーア」もそういうネタがあったのを思い出した。

自分が実はコピーでしかなかったというオチは定番だが、そこを乗り越えて自分は自分だと立ち上がる展開は燃える。

そういうのはある種の儀式的な役割なのだと思う。父親や師匠を超えるように、自分のオリジナルを超えて自分自身を確立するといったものではないかと。

ただそれでもやはりコピー能力、本物ではない側が使う複製能力は敵専用の負け能力というイメージが強いな。

コピー能力って普通に扱うと強すぎるし作中の価値観、キャラの背景を否定するものになってしまうからな
だからそれを主人公に持たせてオリジナルを尊重する性能差をつけて、更にオリジナル(金ぴか)に対する勝機を設定したFateは珍しいし印象に残るのだと思う

奈須きのこはニセモノの中にある本物を目指す、本物の精神性というのを書くから、型月作品を見るのは良いかもしれない。



とまぁ、こんな感じで。
所々で脱線しながらイロイロな話が出ているようでした。

ちなみにこのネタを教えてくれたからは
「そう言えば中国では日本と比べてFateの赤アーチャーの戦闘スタイルや、衛宮士郎の偽物であっても正義の味方を目指すことに関する評価は高くなかったですね」

「個人的な意見になりますが、これは中国では大多数の人がFate/Zeroから入ったのでギルガメッシュの人気が高かったのと、Zeroで活躍した衛宮切嗣の思想と衛宮士郎の関係性の薄さ、ズレに違和感を覚えたからではないかとも考えられます。もちろん衛宮切嗣と衛宮士郎の関係は後付けの設定ですが、先に刻まれた印象の方が強くなるので......」
といった話もありました。

そう言えば2016年のこの記事
ギルガメッシュの戦い方は武侠的?
の頃は確かに中国オタク界隈における衛宮士郎の評価は今と比べて非常に悪く、アーチャーに関してもUBWの詠唱ネタはあっても偽物が本物に勝つという展開に熱さや中二病的な良さを感じる人はいないと言われた覚えがあります。

中国オタク界隈の評価基準、受け止め方もイロイロな所で変化し続けているのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
中国版FGOでは日本版から約1年遅れでストーリーやキャラが実装されていくので、昨年の夏イベントである
「サーヴァント・サマーキャンプ! 〜カルデア・スリラーナイト〜」
が8/17から9/7まで開催されていたそうです。
中国語版公式告知ページ(中国語)ちなみに配布の水着虞美人はイベントでの実装当時はイラスト修正無しだったそうです。

ありがたいことにこの件に関するネタのタレコミや質問もいただいており、
時間のある時にまとめようと準備はしていたのですが9月中旬に
中国版FGOで大部分の中華系サーヴァントの名前やイラストなどに修正が入り大混乱中

FGO中華系サーヴァント大規模修正の背景?になったとされる江南百景図岳飛事件とは

こんな事態が発生してしまったので完全に後回しになってしまいました。
イロイロと複雑なものもありますが、さすがに紹介無しはもったいないので今回はその辺りについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「サーヴァント・サマーキャンプ!」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(今回のやり取りは全て規制発動前のものになります)


FGOの今回の夏イベ面白いね。ホラーだけでなく推理要素も混じって更に脱線しない範囲でギャグもあるというバランスの良さ。
とても楽しく遊べるイベントだった。

しばらく引退していて久々に戻ってみたらイベントの進化と出来の良さに驚いたよ。演出のレベルが上がっていたしストーリーの見せ方や引き込み方はさすがだ。

私もキャストリア実装で戻ってきたが、やはりFGOは二次元系ソシャゲの中でストーリーに関しては突出しているよね。今回はホラー系で演出のパワーアップもよく分かったのは良いことなんだけど......夜に遊んだのを少し後悔した。

日本でも評価の高いシナリオだという話は聞いていたから期待していたが、期待通りに楽しめた。
ホラーもギャグもストーリー内で自然に展開されているし、きっちり伏線を回収してくる爽快感もあった。

今回のイベント評判良いよね。どれくらい良いかというと爆死した連中が放り投げずに普通に楽しんでストーリーの更新を待ち望んでいたレベル。

あえて言うなら徐福関係がちょっと微妙に感じたが不満と言うレベルではないかな
そして評価が急上昇した虞美人

殺生院さんがとても気の毒でした!これが噂に聞くFateの悪役のギャグ落ちですね?

ところで皆はどこが怖かった?
全然大丈夫だった人もいるのは分かるが、自分はビデオの所が怖かったしギャグになるとはいえスパルタクスの悪夢はよく考えるとかなりきついのに後から気付いてゾッとするものがあった。

やはりビデオかな。
他はそこそこのレベルだが、あそこだけは本当にゾクっと来て鳥肌が。

廃屋でビデオを再生するシーンは凄かったね。
私は高校の時に見た「リング」や「呪怨」の怖さまで思い出してしばらく落ち着かなかった。

ぐだが気が付いたら一人で和風の部屋にいて黒い何かに気付く所とか定番演出だけどやはり嫌なもので怖くなる。
そしてそんな時には頼りになる先輩!死んでも復活することの頼もしさを本当に実感した。

ホテルのコロンブス、テル、スパルタクスの顔が並ぶシーンは本当に驚いたし妙に怖かった。

俺はむしろ笑ったが。コロンブスの髭が伸びるとか、明らかに笑わせに来ているだろ

ヒゲはネタなことについては分かるが、あの3つ並ぶ顔は驚くよ......

あれは「シャイニング」の名場面のパロだね。FGOのライター陣はホラー系作品を好むのもあってか、今回の夏イベは有名なホラーネタのパロが多い。

元ネタを知っていれば笑えるし、お約束的展開を期待できるけど、知らないと普通にホラー展開だから怖いと感じたりも......俺はゾンビとショッピングモールネタくらいしか分からなかったから、かなり怖いのもあった。

元ネタが分かっていても怖いのはあった。呪いのビデオとかは明らかに怖がらせに来ていたからね。
知り合いは「リング」とか好きで耐性あるから笑ってたけど俺は元ネタ知っていても普通に怖かった。

ビデオはメディアの扱いに関して昭和の英霊赤アーチャーが精神的ダメージを負うのが笑いのネタでビデオ本体は普通に恐怖系だったな。あれでも初期からは怖さを減らして実装したらしい......

コロンブスの所はホラー展開のプレッシャーを緩めるポイントだろう。
あいつが出た瞬間ギャグだと分かる。私はホラー系ストーリーでこんなに笑ったのは初めてかもしれない。

個人的には蓬莱山賛歌の壊れていく演出が不気味で嫌だったな......最後は画面いっぱいの赤文字で「不想死」(しにたくない)

所々で怖かったけど、やはり鏡越しにマシュの後ろに偽のぐだが立つシーンが印象に残っている。

あの鏡は確かに怖かった。
そしてストーリーのギミックとも組み合わせって、怖くなると同時にテンションも上がった。

鏡に至るまでの性別変化、サーヴァントの陣容の違いといった伏線の見せ方はゲームにおける叙述トリックとしても良い出来だったね。
あと判明するまでずっとバグ疑惑の話が各所で出ていたのは面白い。私も何も知らなかったらまずバグを疑っただろうから他人事ではないが。

日本でも最初はバグ疑惑でかなり話題になった模様
こっちは日本版からのネタバレ情報があるからどれもそんなに広まらずに終わったようだけど、中国版運営に対する信頼度からバグだと即判断する人は結構いたように思う......

私が怖いと明確に感じたのは鏡に映るシーン、そしてやはりビデオだ。
特にビデオはイベントにテンション上がって進めていた所にぶつけられたから恐怖した。最初音が無くて何かと思っていたら恐ろしい音が鳴りだして画面にも......!思いっきり演出の意図通りに引っかかったよ......スマホ落としそうになった!!

自分はホラー展開は本当にダメなんだ......ビデオの所の時とかいつものプレイ習慣で寝る前に明かりを消して眠くなるまで遊ぶつもりだったから本当にもう......

それはさすがに自爆では?少し気の毒ではあるが。

バイオレンスや狂気はあっても、FGOで本気でホラーやって来るとは思わないだろ!!
俺はもう来年の夏イベは日本版のネタバレ全部見てから遊ぶ!!

私はFGOの動かないpptスタイルだった演出もついにこのレベルになったのか......と感心していたが、怖がってる人も少なくないのか。

演出の良さと不意打ち、ついでに日式ホラーに対する慣れという問題がね。
俺もストーリーアップデートしたから夜にゆっくり遊ぼうと思ってそこにぶち当たったからしばらく眠る気にならなくてネットをだらだら見ていたなあ......

助けて芥先輩!と素で思った。彼女はホラーの中の癒しで精神安定剤だった。
バイオレンスホラーはなんとかなるが、日式ホラーの空気は心にくる。

あまりに怖くてビデオは全スキップしてしまった。
ネタバレ知っている人に聞きたいんだけど、今後もこんな展開だったりする?そういう話ならもう諦めて全部スキップで行くわ

演出で増幅されているだけで本格的に怖い所はそこまで多くないよ。なんだかんだでいつものギャグ有な夏イベ。
このシナリオで怖いのをなんとかしたいなら音を消すのが良いかもね。音による効果が結構大きい。

ビデオは独特だったな......とは言え怖さのピークはここだった気がする。
鏡に映った後ろに立つ人間が!というゾクッと来るシーンもあるけどホラー的なのはほぼビデオで終わり。あとはギャグ混じりの展開が続く。

それにしても虞美人の社交能力......というのとは違うが、人間関係構築はかなりレベル高いね。どんどん好感度が上がっていって夏イベ前後で印象が大きく変わった。日本では中国サーヴァントでトップクラスの人気だというのも納得。

今回のイベントのぐっさんは本当にカワイイからね。
キャラ描写にメリハリがあって長命種であることによる博学ぶりや独特な処世術などの側面も自然に描写されていた。

それでいて項羽が絡むと恋愛脳の少女マンガムーブになるからな。おかげでギャップ萌え、カップル萌えというのが深く理解できたしセンパイはスゴイキャラだと思います!

強キャラでありながら戦術は結局自爆というポンコツぶりも、戦術なんか学ぶ必要ないレベルで隔絶した存在だったからという独特で納得できる特徴なのが面白い。
そして高スペックだけのダメ人間という面も萌える。

先輩はある意味では頭悪いムーブをしつつも、無能や足を引っ張るキャラではないというのが非常に上手い。
何度も死んでるけど要所ではきちんと活躍していた。

虞美人は人間の行いを嫌ってはいても、個別の人間を嫌っているわけではなく人付き合いは悪くないというのが絶妙だ。本編と幕間夏イベのギャップと連続性もきちんとしているし、評価が高くなるのも納得。

先輩がヒドイ目に遭うシナリオだけど、先輩の人気が高まるシナリオでもあったのは間違いない。
しかし先輩が不死身なのと本人の精神性がホラー系イベント特攻過ぎるよね。自爆した後も平然と引きずるものも無く出てくるしヒドイ目に遭うがある種の強キャラとして活躍も約束されていた......

そもそもホラー系なのにお化けを怖がるキャラがいないのはどうなんだろう。
イリヤでさえも騒ぐけど恐怖を煽るような怖がり方ではなかったし。

だって英「霊」なサーヴァントを怖がらせるのがまず難しいから......幽霊や怪異の上位的存在みたいなもんだぞ?
二次元キャラによくある「強いけど幽霊だけは怖い」みたいな属性もつけにくい。

恐怖側が火力不足なんだよ。特にスプラッタ系のように物理で対処できてしまうのは難度上げても結局は「強い敵」になってしまうからね。
だから日式ホラーを入れて対象を絞ってくるのは上手いやり方だと思う。

一応サーヴァントを殺すだけの力はあったが......やはり虞美人が特効過ぎる。



とまぁ、こんな感じで。
プレイした人からの評判は上々だったようです。そしてこのしばらく後に中華系サーヴァントに対する規制が......

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは追加で以下のような話を教えていただきました
「中国のFGOはさすがに全盛期の頃のような人気はありませんが、システムや演出は進歩していましたし日本版の第二部第六章の高評価や月姫リメイクの成功などの情報は把握していたので気長に楽しめるだろうと思っていました」
「次の次に来る新シナリオ虚数大海戦は日本での評価は分かれているものの、中国のサーヴァントが重要な扱いになるということで少し不安の混じる期待をしていたのですが......」



とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
ここしばらくの間は断続的に中国の方から規制関係のゴタゴタ発生といった話が聞こえてきます。この国慶節で一休みくらいになってくれるといいのですが......
それはさておき、ありがたいことに普通のネタのタレコミもいただいているので今回はそれについてを。

中国オタク界隈ではアニメやマンガ、ラノベといった作品のお約束、定番要素といったものに関する考察で盛り上がったりしていますが、なかでも「人気になるために有効な要素、設定」については頻繁に話題になるそうです。

中国のソッチ系のサイトではそういった話題の一つとして
「人気のために作品のメインターゲットになる世代と主人公の年齢設定を重ねる」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


主人公の年齢がメインターゲットと重なると人気になりやすいという理論はどれくらい正しいのだろうか?
私は大まかな所では間違い無いと思うんだけど

世の中には「大きなお友達」なる人々もいるが。

そういうのって全体的に見れば一部のマニア層だろう。
オタク向けにしろ一般向けにしろ、多数派からの人気を獲得する場合は主人公とファンの主流となる層の年齢は重ねた方が人気になると思う。

一般向けならともかく、オタク向けだとそういうのはあまり気にしないでいいのでは?

二次元作品を長いスパンで見ているとジャンルのファン層の高齢化に伴う主人公の年齢の上昇傾向は感じられるよ。
ラノベなんかは昔のように少年、学生主人公ばかりではない。さすがに一気におっさんばかりになったわけではないが。

ネット小説は中年主人公、社畜とかも少なくないよね。

ガンダムとか主人公の年齢と視聴者の年齢が明らかにあっていなさそうな気がするんだけど......

初代ガンダムはそれで最初の放映で視聴率低くて打ち切りだからね。一面では正しいと言える理論に思える。

初代ガンダムは内容と設定が当時ではかなり大人向け寄りなのに、売る方はそれまでと変わらない子供向けのやり方をしたからね。
あと一応初代ガンダムはあれでも努力して設定上は年齢かなり若くしているはず。ブライトの年齢19歳、ランバ・ラルの年齢35歳は定番のネタ。

「ガンダムSEED」はキラの年齢設定が16歳〜18歳とウチの国で昔大人気になった頃の主な視聴者、中高生、大学生と重なる範囲の年齢設定だったと思う。
子供ではないが成年になるかならないかで、まだ大人扱いではない。

私も昔は自分と同じくらいの年齢の主人公が良いと感じていたのは確かだ。
しかし見る範囲が広がってくると自分と同じ年代の主人公ばかりじゃなくなるので、自然と脳内補正がかかるようになっていったな

年齢というと細かく感じるけど、大まかな世代で分けるならそんなに間違ってないように思う。例えば同じ年齢じゃなくても、学生主人公なら許容できる範囲のことが多いだろう。私が中学の時もそんな感じだったよ。

確かに。男性向け作品の場合は雑に見て、子供、学生、大人、おっさん、魔法少女といったような区分かな?

吸血鬼主人公とかを好きになるとほぼ確実に自分の年齢とズレるぞ。

設定だけ見ると人外系はそういうのが怪しくなるよね。「犬夜叉」とか。
実際はキャラデザや周囲のキャラの年齢設定で調整されているが。

私はオタクになった当初にハマっていた作品の主人公が中学生で、その後十数年経っても定期的に中学生主人公の作品とキャラにハマったりしているのだが......これは成長していないのか、好みが固定されたのか

そういうのを批判的に言う人もいるだろうけど、楽しめる作品を見れば良いんじゃないか?
日本はアニメやマンガを見る人間の範囲が非常に広いけど、結局は青少年キャラが主人公の作品が多い。あまりに歳を取ったキャラが主人公になるのは主にテーマ性の強い作品や短編だ。

「メイドインアビス」が近年最大の当たり作品な自分としてはこの説にあまり納得できない。

そういう反例になる作品については近年の魔法少女作品などもある。

年齢を合わせるというのは見ている側を容易に感情移入させるというのが目的の一つだ。
逆に言えばそういうのを気にしないで良い作品、別の所で感情移入させたり物語に引き込んだりできる作品は気にしなくて良い部分なのだろう。

それ以外にテンプレが固まっている場合も。
魔法少女や特撮の変身ヒーローとかはイメージの共通する基本設定部分は動かない。もちろんあえてお約束から外すように作ることもある。

確かに特撮は子供向けが主流なのに主人公は20代が多いな。

コメディ系は主人公の年齢あんま気にならない。子供向け、日常系問わず。
ジャンルによる所もあるかと。

全てに当てはまるとは言えないが、俺はそこそこ説得力のある理論だと思う。
例えば「ドラえもん」などの藤子不二雄作品は明らかにそういうのを想定した設定だよね。連載雑誌の読者層と重なる年齢の主人公にしている。

私は子供の頃から中高生主人公の作品を見ているからこの理論はあまり共感できない。ただ歳をとってからは子供キャラはともかく、質の悪い中二病はダメになったかも。

俺も中二病的なのとか、自分が極端なネタにかぶれていた時の価値観を思い出してしまうようなのはダメになってきている。現在は中途半端な若者とか、精神的に未熟なキャラとかが厳しい。

学生の頃は子供主人公がダメだったけど、これは子供キャラが共感できなかったからなのか、それとも当時のウチの国のオタクとして子供向けアニメを嫌悪する風潮に染まっていたからなのか......

これは観客を主人公に没入させたい作品において該当する理論では。それから作品を見るスタイルの変化というのもあるから全てに適用はできない。
例えば主人公ではなく周りのキャラに感情移入してその視点で作品を見る、子供の頃とは違って俯瞰的な視点で見るなど。

あー......「エヴァ」とか昔はシンジの惰弱さにイラついていたが、大人になってから見ると周りにマトモな大人がいねえ!シンジ頑張り過ぎだよ!!みたいに感じるね。

そもそもの疑問なんだが「エヴァ」は中学生向けなのか?

放映当時の制作側の意図は間違いなく中学生がメインターゲットだったよ。もちろんいわゆるオタク向けでもあったが。

実際に作品を見ている際に影響が大きいのは主人公をはじめメインキャラの価値観じゃないかな。しかしこれは実際に作品を見るまでは分からない。
だから予想する際には主人公設定、キャラ設定を参考にする。そして主人公の年齢設定は何かと作品の価値観が出やすい部分ではある。

実際には年齢よりも価値観というのには同意。主人公がそれだとストレスが本当に大きくなって作品を追いかける気力が無くなる

年齢設定が自分と重なるだけでなんとなくの没入感強化はあると思う。それでも価値観のズレを感じて作品に入り切れない場合は本当に合わないということなんだろうな......

年齢設定(とそれに準じたキャラデザ)が分かりやすくアピールできる要素なのは間違いないね。これに頼らなくても人気にはなるけど、最初に目に付く標識みたいなものだから全く関係ないとは言えない。

私はこの理論は主人公の精神年齢に該当すると思ったんだが、どうだろうか?

精神年齢と言っても、一概に言えないからなんとも。
自称精神的に大人、特に転生系作品の前の人生合わせての自称精神年齢は本当にあてにならない。

例外はいくらでも見つかるけど、傾向としてはそれなりに当てはまるものなのも確かだろう。そして見る側が歳をとると共に感覚が変化していくから上の年代のキャラでも感情移入できるようになったり、逆に一部の年齢のキャラがダメになったりする。

話題を追っかけていると納得できる所も多かった。しかし別の疑問も出てきた。
ヒロインの年齢、二次元の嫁の年齢の好みについてはなぜ変化しないのだろう?俺は十数年間女子高生キャラが大好きなままだ。

自分は二次元だと熟女系もいけるようになったが、別にJKキャラがダメになったわけではない。

そう言えば、彼氏彼女キャラの年齢がターゲットとなる層と重ならなければならないというのはあまり言われないな

やめろ
俺の先輩はいつまでも先輩なんだ

いつの間にか二次元に出てくるヒロインの年齢が年下ばかりになってきたな。エルフとかの長命な種族、人外設定キャラでもなければ年上ヒロインというのは......そうか、だから俺達は異世界転移を......



とまぁ、こんな感じで。
外から見た話しから自分の体験による印象の話までイロイロな意見が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「歳を取るに伴って作品の内容や設定に関する好みは厳格になってしまったように思いますが、キャラクターの年齢設定だけに注目した場合、若い時よりも許容できる範囲は広がっているように思います。特に昔は苦手だった子供の主人公、子供向け作品が普通に楽しめるようになりました」

「これは私がオタクになったのが大学生からで、当時は私も私の友人も子供向け作品よりも大人向けの作品の方が良いと信じていたことが影響しているのかもしれません」

といった話もありました。

オタクに限らず歳をとるに伴って好みは変わっていくものだと思いますが、その変化については日本と中国それぞれに独自の部分があるような気もしますし、機会があればその辺りに関しても調べてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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