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「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2010年12月

今年も残すところ後わずかとなりましたが、今年を振り返ってみるとこのブログだけでもイロイロとあったように感じられます。

お陰様でどうにかこうにか今年も更新を続けることができました。
半年で結構記事もたまりましたし、これが今年最後の更新になるので今回はまとめのようなものを一つ。

とりあえず以下に今年下半期のオススメというか、良い評価をいただいた記事を並べてみました。


中国オタクとオタク文化

中国学校体育事情 プールの授業編

中国オタク「日本の萌えが米軍を侵食している......!」

佐藤かよへ理想の「偽娘」を見出す中国オタク

中国オタク的「アニメや漫画の印象的な死亡シーン」

「火垂るの墓」が中国国営放送で国慶節の連休中に放映される

中国オタク「アニソンイベント中止でマジ涙目......」

中国のテレビアニメの管理が厳しくなる前のことについて語る中国オタクの面々

中国オタクの「青少年健全育成条例」への反応


中国オタクとアニメと漫画とゲームとラノベ

中国オタク的に読むのがキツイラノベ

中国オタク的疑問「ぬらりひょんって何?」

中国オタクの間で「ソードアート・オンライン」が中国のネット小説っぽいと話題に

フルメタル・パニックは理想的な中国オタク的妄想の一つ

中国オタク「キュベレイってなんで評価が高いの?」

中国オタク「もしドラえもんがいたら何を頼む?」

スラムダンクの中国への影響がどれだけ大きかったかについて

ニセガンダム四川に立つ?


食べ物ネタ等その他諸々

天使ちゃんの激辛麻婆豆腐って日本風?中華風?

台湾最高研究機関公認の萌え軍事本

中国人「杏仁豆腐ってどんな食べ物?」

「日本鬼子」中国オタクへ侵攻開始

中国オタク「日本鬼子だけでなく、小日本も日本のオタクの魔の手からは逃れられないのか......」

日本鬼子イメージソング、中国オタクのボーカロイドファン層へ飛び火

中国のネットで話題のコピペ「日本に来てやっと知った」

日本人はなんであんなにカレーが好きなの?

中国人「生まれるときにハードモードを選択したから中国に生まれちゃったのかな」

中国にウルトラマン型麺削りロボ「機甲厨神」現る


今年の後半はやはり尖閣問題の影響がイロイロと大きかったですね。
日本の対中感情が一気に悪化したというか中国という国に対して
「理解できない」「対話が成り立たない、話が通じないから不気味」
という感情を抱いた方が少なくなかったかと思います。

私の周りでも
「中国の歴史コンテンツが好きだから何となく中国に好意的」
という層が一気に中国嫌いにシフトしたのが印象的でした。

この時期は当ブログのコメント欄も荒れ気味になりましたし、
アクセス数も順調に(?)低下していったのですが、そんな中で
「日本鬼子」
の記事が大爆発しました。

日本鬼子の記事は当ブログはじまって以来のアクセス数となり、それをきっかけにアクセス数も復活しました。
また、これ以降ブログ記事の転載のお話をいただくようにもなりました。

当ブログ的に振り返ってみると、世の中何が幸いするのか分からないということをしみじみと感じた半年でしたね。

来年も例によってイイカゲンな記事が続くかと思いますが、お暇なときにでも見に来ていただけたら幸いです。


2010年上半期よりぬき日中オタ活動
先日、来年5月に「涼宮ハルヒの驚愕」が発売されるという発表があった
「涼宮ハルヒシリーズ」
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ですが、中国本土の翻訳出版の方でも
「2011年1月にシリーズ既刊を一挙に販売する」
という発表があったそうです。

翻訳出版を行う上海訳文出版社のブログの
こちらの記事
では中国本土版の表紙が公開されています

表紙イラストは基本的に古いバージョンのモノが元になっているようですが、2巻の「溜息」は変更が大きいようです。ミニスカウェイトレスは中国で表紙にするのは難しかったんですかね。

この件について、中国のソッチ系の掲示板でも話題になっているようなので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


来年1月にハルヒのシリーズ全ての簡体字版が出るぞ!

おお、今までのシリーズ全部か。
てことは「驚愕」もこっちで刊行してくれるのかな?

中国語版カバーは......うーむ、びみょー......
バックの色つけない方が良かったなぁ。台湾版の方がセンス良い。

前に出た天聞角川のシリーズの方が表紙はうまくやってたよね。
まぁ上海訳文はこういうのに慣れてなさそうだからしょうがないのかも。

出るのは嬉しいけど、一つ疑問が。
角川スニーカーの作品は広州の天聞角川が出版権持ってるんじゃないの?
り出るなら天聞角川と湖南美術出版社のルートだと思っていたんだが。

台湾でも同一レーベルの作品が必ず同一の出版社で出ているわけではないから、作品ごとに権利の判断をしているんじゃないかな?今回は上海で出す方が手続きや販路などが強いという判断なのかも。

天聞角川の設立前に上海訳文が版権を取得していた可能性もあるね。
版権交渉と翻訳作業と出版許可手続きで年単位の時間がかかるのも珍しくないし。

カバーの字体がちょっと......なんか出来の悪いパクリみたいに見える。

問題は本土翻訳版では内容がどれだけ修正削除されているかということだ。「デュラララ!!」とかに比べればまだソフトな内容だからそれほど多くは無いと思うけど。ただ、キスシーンの挿絵削除とかはありそうだなぁ。

「溜息」のミクルの表紙が修正されている......!
おっぱいとミニスカのどちらがダメだったんだ!?

こっちで買う場合はやはり通販メインかな?
まぁもし書店に並んでも購買層がずれると思うから通販メインでやるのが当然だというのは理解できるが。

驚愕が全世界同時発売と発表されたが、これはもしやその準備では!?

定価は180元(約2500円)だっけ?
セットだから1冊は20元(約280円)ってところか。結構安いね。海賊版と同じかそれ以下だ。

個別の販売はやってくれるのかな?日本の原著や台湾版が既にセット販売だけだとちょっと困る。

卓越(中国アマゾン)ではもう個別の販売やってる。値段は14元(約190円)だからかなり安い。

価格も随分とこちらの状況に合わせてくれているし私は買う。この出版の流れが続いて欲しいしね。個人的には翻訳の質が良ければそれでOKなんだが、巻ごとに訳者が異なるようなのが少々不安だ。

上海訳文は良質な翻訳の本が多いから期待してもいいんじゃないかな。カタイ作品が多い所だからラノベ文体をどこまで訳せるかは気になるが、どっかの作品みたいに必殺技の名前まで勝手にかえるようなヒドイ訳はないだろ。

俺は地雷除去作業の報告を待たせてもらうわ......勇士の報告を期待している。

てか、これかなり薄い本なんじゃないか?100P無いみたいだぞ。
日本語から中国語にすると文字数少なくなるし、日本よりも本のサイズが大きくなるからだろうか。
でも天聞角川の本はどれも250P以上あったんだよな。

天聞角川との関係がどうなっているかも気になるよ。
来年は「驚愕」も発売予定だし、しかも全世界同時発売を予告している。その範囲に中国本土が入っているのか、そしてもし出すなら天聞角川と上海訳文のどっちから出るのか......

版権取得するからには中国独占出版だろうし無いとは思うけど、万一天聞角川版で「驚愕」込のシリーズ全巻が出て、セットで購入したら特典が付くとかになったら悲劇だからな。俺は「驚愕」が出るかどうか見定めてからにする。

まぁ、台湾版は必ず出るだろうから最悪そっち買えばいいよ。
てかそもそも「驚愕」が予定通り出るか分からんし、まったり待つことにしようぜ。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的に中国本土版の刊行自体は嬉しいようですが、それに至る過程や、修正内容などイロイロと気になることも多いようですね。

特に出版の経緯や版権関係については発売が予告されている「驚愕」に関係しそうだということで、気になっている人間が多いようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国本土で角川系ライトノベルが正式に発売 高橋弥七郎先生と葵せきな先生のサイン会も開催だそうで

先日決まった都の青少年健全育成条例の影響なのか、
「中国のアニメの規制について、中国ではどう思われているのか」
といった質問をいくつかいただいております。

中国で放映されるアニメの管理規制については主に「国家広播電影電視総局」、通称「広電局」が管理しています。
広電局が現在の形になったのは98年からなのですが、
それ以後はアニメや漫画の規制管理が一段と厳しくなったとも言われています。

こういった背景があるからか、中国のソッチ系の掲示板では広電局が出来る前に放映でされていたテレビアニメについて懐かしむやり取りも見かけることもあります。
そんな訳で、今回はそんな昔を懐かしむ中国オタクのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


広電局ができる前は色んなアニメがテレビでやっていたよな。
当時はネットもまだ広まってなかったからテレビの重要性が高かったというのもあるけど、管理が厳しくなる前にテレビで放映されたアニメは記憶に深く残っているよ。ちょっとその頃の作品について語ってみないか?

ほう、では私は「テッカマンブレード」を挙げさせてもらおう。
あれはとても印象的だった。私がブラコンとシスコンネタに目覚めた作品でもある。

「魔神英雄伝ワタル」が好きだった。
あの頃は日本やアメリカのアニメがたくさん放映されていてよかったなぁ......

おっさんの俺は「北斗の拳」をよく覚えている。
小学校で北斗の拳ごっことかやったわ。
海外アニメの規制もそうだが、暴力的ということで今じゃ絶対放映できないだろうな。

今はPCのモニタの前で見ることばかりだけど昔は午後5時が待ち遠しかったね。
私がすぐに思い出したのは「鉄拳チンミ」と「魔神英雄伝ワタル」と「ポパイ」。

当時香港のテレビが受信できた私は完全な勝ち組だった。
香港のテレビは色んな作品をやってたよね。

香港のテレビでは「ガンダムSEED」もやってたよね。
一応あれが中国国内でもテレビで視聴できたガンダムということになるのかな。

あの頃と比べると、テレビで放映される日本のアニメは本当に少なくなったよね。
イロイロと考えてしまうよ。

「伊賀のカバ丸」が大好きでした。思えばあれが自分の接した最初の忍者モノの作品。

98年に広電局が出来てからは多くの夢が壊れたよ......
あの頃は良かった。

子供の頃にテレビで見たアニメは名作が多かったよね。
あんまり有名じゃないしワタルとごっちゃにされることも多いけど私は「魔動王グランゾート」が好きだった。

「デジモン」とかもかなり人気になったよね。
この間日本でまた新作が作られたのはかなり嬉しかった.。

「テッカマンブレード」や「天空戦記シュラト」とか大好きだったよ。
文句言ってもしょうがないんだろうけど、昔の記憶と今の状況を比べるとどうしてもね。

ただ広電局が出来た当初はそこまでひどくは無かったんだよね。修正が多かったとはいえこっちで「新世紀エヴァンゲリオン」が放映されたのは広電局が出来た後だし。規制って加速するもんだと実感するわ。

「きまぐれオレンジロード」にドキドキしていたのは良い思い出だよ。今じゃ恋愛系の作品を子供向けアニメとして放映するのは難しいだろうね。

自分は「三つ目がとおる」とかも好きだったね。
俺達がどれだけ叫ぼうと広電局は歯牙にもかけないからなぁ。

規制以外にも国内アニメ漫画産業育成の動きが出たのも大きかったかな。海外製のアニメがゴールデンタイムでは放映禁止になったし。そしてその結果、放映時間だけを成果として報告する社会主義的特色のある国内アニメの普及となったわけだ。

「ふしぎの海のナディア」が放映されなかったら俺は多分オタクになってなかったわ。
規制でテレビの放映が出来なくなったと言っても、ネットでいろいろと見れから今の方が便利なのは分かるんだが、あの頃のドキドキをもう一度感じてみたいとも思ってしまう。

今の基準で考えるとヤバイアニメも昔は結構あったよね。「スレイヤーズ」なんかは当時もいいのかなーと思いつつも、リナの行動原理に大笑いしていた。

テレビ放映が無くなってからはテレビ経由でアニメの流行が起こるというのはほとんど無くなったよね。「スレイヤーズ」では俺のクラスでは呪文を覚えるやつが続出したし。今の中国の国産アニメのパワーが無いのか、それともネットなどで趣味が分散したのか。

なんか昔ハマったアニメを思い出すと「昔は、子供の頃は良かった」という思いにかられるよ。
「サイバーフォーミュラ」とかもう一回見たくなってきたなぁ......

昔はよくテレビ見てたよね。自分の心に残ってるのは「六神合体ゴッドマーズ」、「B'T-X」、「鎧伝サムライトルーパー」かな。当時は名作も多かったし、テレビが楽しかったように思う。



とまぁ、こんな感じで。
何やら「昔はよかった」という発言がかなり多いようです。

広電局は中国オタクの間ではアニメの規制をする存在として、
まさに悪の親玉の如く嫌われていまして、中国のアニメ作品やアニメ産業がイマイチな理由として愚痴の対象となったりもしています。(槍玉にあげるほど強く出れる相手ではないとかなんとか)

中国のアニメ規制は内容の規制に加えて国産アニメ保護という方向性も加わっていますし、
過去に海外産のアニメが多く放映されたのは中国国内のテレビ局の増加にコンテンツの制作が追い付かなかったという事情も関係しています。

そういったことから、一概に日本における規制の動きと比べることはできないのですが、
中国オタクにとって
「面白い作品、見たいと思う作品が見れなくなった」
というのは確かなようで、
「広電局が出来る前はよかった」
という思いも強くなるのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国のアニメ番組、問題にされるのはエロと暴力そして恋愛

中国オタクの「青少年健全育成条例」への反応

今年も残すところあとわずか、オタク的には冬コミが近づいてくる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は年末のゴタゴタに何とか区切りがつきそうなので、ようやくカタログやいつも回っているサークルさんの新刊状況のチェックなどにとりかかれそうです。

最近は中国オタクの中でもぼちぼちとコミケに参加するサークルさんが出ていますし、昔に比べてコミケ参加も夢ではなくなっているものの、やはりまだ難しい部分が残っていたりもします。
中国のソッチ系の掲示板ではコミケ参加についての情報交換のようなやり取りも行われているようなので、今回はその辺についての紹介を。

それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本に来てから結構経ったし、そろそろ次のコミケにサークル参加で申し込みたいと考えているんだけど、どんなことに気を付ければいいのかな?皆さんの知恵や経験を教えてください!

あ、これ私も知りたいことが多い。抽選に通るかまだ分からないけど......
最初はどれくらい本を作ればいいんだろうね?
出来るだけ多くの人に読んでもらいたいけど売れ残りが大量に出るのも怖い。

出すのはイラスト本とか?最初なら20冊くらいで試してみたら?
pixivなんかで良い評価をもらえていて、東方やボーカロイドみたいな人気のジャンルなら50冊とかでもいいと思うけどね。

自信があるならちょっと大目に作ってもいいんじゃないかね。
イラスト中心なら言葉の部分少ないだろうし、日本語と中国語併記にして余ったら中国国内のイベントに委託とかどうだろう。コミケ参加している中国のサークルはそうやっている所もあるよ。

フルカラーで24Pくらいの東方イラスト本出そうかと考えているんだけど、値段はどれくらいにすればいいんでしょうか?中国国内のイベントなら50元(約700円)以上で売れるくらいのレベルではあると思うんですが。500円だと正直かなりきつくて......1000円とかにしちゃダメでしょうか?

初めての参加で、特に宣伝もないなら500円でも難しいかもしれないのに、1000円とかは危険すぎるよ。その価格は大手や流行のジャンルの話。

てか高めの値段で売るために、しおりやポスターや小物を付けるなんてのは考えない方が良いよ。
中国の同人イベントと違ってコミケに来る人間は本そのものの価値で判断する人が多いから、セット販売は無意味、最悪嫌われる。

20冊程度で赤字がどうのこうのと気にしてもしょうがないだろ。授業料と思っておけよ。利益が出ても交通費や郵送費や食事代で消えるくらいにしかならないだろうし。

全体的に見れば損が出て当然なのは分かっているけど、かなりギリギリでやりくりしてるから、損をできるだけ少なくしたいんですよ......
あと、万が一勢いで売れちゃって後から来た本当に自分の本に興味を持ってくれる人に行き渡らなかったらどうしようなんて妄想までしちゃって......
値段と印刷する部数はホント悩みます。

本は日本で作るの?それとも中国で?
中国で作るなら時間にかなり余裕を持って作った方がいいぞ。
夏コミと冬コミの時期は日本で一番郵便局が混雑する時期だから何時もより時間がかかる可能性が高い。

印刷や郵送を知り合いに頼むなら、そういったことについてキッチリしている人間に、事前にちゃんと費用を渡して、あと何らかのお礼も渡して頼むべきだ。その辺をイイカゲンにすると後回しにされたり、放置されたりして泣きを見る。
自分にとって大事なことでも、他人にとってはそうでもないことが多いし、消極的な意味での妨害をしてくるのもいるんだよ。残念ながら......

200部以上とか大目に印刷したら安くしてもなんとかなるんだけど、もし売れなかったら死ねる......
とらのあなに委託できるって聞いたけど、どうなんでしょう?

とらのあなへの委託は人気次第だと思うよ。
ただコミケ会場にはとらのあなの人間が来ていて見どころのありそうな同人サークルに営業活動している。話が来たら幸運だくらいに考えておくのがいいんじゃないかな。最初からとらのあなをあてにするのはやめとけ。

新規参加の場合、大手や自分の好きなジャンルで目的の本をゲットしたあとで見て回る人を相手にすることになるだろうから、価格はある程度下げておいた方がいいんじゃないの?

日本のプロも混じっているようなトップレベルの同人誌と同じ場所で勝負しないといけないのが怖いよね。ただ、趣味の方向性が合えば結構いけるらしいし、ちゃんとポスターとかで自分の作品の細かいジャンルや内容を伝えられるようにしておくといいんじゃないかな。あと値段は他と比べられる要素だから安い方がいいと思う。

机の上のスペースは有限だから自分の本の宣伝するなら配置をある程度考えておくといいよ。
それから机は普通の木の机だから何か敷くものを準備しておくといい。
あと、サークルスペースは最初大量に広告が置かれているからそれをしまう袋なんかも準備しておくといいかな。

流行のジャンルならそんなに値段気にしないでもいいんじゃないか?
私が以前コミケに行ったとき、本の中身も見ないで特定のジャンルを片っ端から購入している人間が結構いたぞ。

コミケにかかる費用って、申込み費用と交通費と同人誌の購入費用以外に何かある?
てかコミケって入場無料でいいの?入場にはチケットが必要だと聞いたことがあるんだけど、もし必要なら事前に購入しておいた方が良いのかな?

イスや机のレンタル費とかもかかるでしょ。私が以前参加した地方のイベントではイス机セットで4000円、追加でまた同じくらいかかった。東京の物価は高いから、もっと費用かかるんじゃないかな?

コミケは1つのサークルに机の半分のスペースとイス2つが準備されてるから、設備のレンタル費は必要ないよ。あとコミケはイスの追加はできなかったはず。

チケットはサークル参加するときに、サークルの人間が先に会場へ入るときに提示するものだね。一般入場は並ぶけど無料。チケットはサークル参加で申し込んで抽選に通ったら3枚郵送されてくるよ。
あとコミケのカタログは買うべき。CD-ROM版のデータだけP2Pで落として地図印刷して終わりとかは倫理的な理由以外にもやめた方がいい。コミケカタログに書かれているルール紹介や、地図、アドバイスなんかはマジで役に立つ。ちゃんと中国語でも書かれているから理解も楽だし。



とまぁ、こんな感じで。
経験や知識や憶測などに基づいた、色んな意見が飛び交っているようでした。

「サークルとしてコミケに参加する」
ということは中国オタクにとっての目標というか、憧れというか、ステータスのようなものにもなっています。ただ、実際に参加するための準備などについては分かり難い部分も少なくないですし、混乱してしまう所もあるようです。

この辺は日本人でも同じようなことがあるかと思いますが、中国オタクにとってはその混乱や不安になる部分が更に大きくなってしまうのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国同人事情こぼれ話 制作コストと好みについて


先日、女装マニュアル本(でいいんでしょうか?)
「オンナノコになりたい!」の第三巻が発売されたそうです。
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内容について詳しくはアキバblogさんの記事などをご参照ください。
「今世紀最大の奇書」とも言われた女装マニュアル本 オンナノコになりたい!第3弾(アキバblog)

ありがたいことにこの本について、
「中国オタクの反応はありましたか?」
という質問をいただきましたので、今回はそれについて一つ。

中国オタクの間では、日本から入った「女装キャラ」「男の娘」というネタから独自の発展を遂げた「偽娘」(ウェイニャン)というジャンルがあったりしますし、この本の出現についてもちょっとした話題になっているようですね。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本で偽娘になるための教科書が出たらしいぞ!?

また日本か......あの国の出版物は本当に不思議だ。どのような内容のモノでも出てくるように思える。

これはまたトンデモナイ......しかもこれが第三弾?さすがは日本だ。

偽娘も本当に広まったよな......やっぱこの本で紹介されている知識が入ってきたりしてウチの国の偽娘がまた進化したりするんだろうか?

もしかしてコレ、かなり実用的な専門書なの?
需要がどれくらいあるのかは分からんが......

偽娘の天下がもうすぐ来るということか......!

偽娘の指南書まで......日本はやっぱスゴイわ......

さすがにコレはもう俺の理解できる分野じゃない。
でも3冊目ってことはちゃんと人気出てるってことなのか。あの国は不思議だ。

偽娘は体格による写真の写り方の工夫とか、そういうことまで気にするのか。言われてみれば何となく理解できるが、そんな問題が存在するなんてことは今まで考えたことも無かった。

文化的な資料としてより実用書っぽい印象だが......
これを読めば偽娘になれるという方向性のモノなのかな。

やはり日本はそういった技術が発展しているのだろうね。
私には全く関係ないジャンルだけど、そういった狭く深い知識を集めた本が出るのは日本のスゴイ所だと思う。

股間の物体の収納方法まで開設されているだと!?
なんかもう俺の想像できる範囲を超えている。

えーと、どうすんだろ。陰陽自在の奥義でもあるの?
それとも貼り付けたりするの?

股間の物体の処理......宦官になる方法とかだったらどうしよう。

日本の人口増加が止まっている原因はコレか!

なんか女装するとか、偽娘になるってことの目的がよく分からんのよね。
ゲイになるのが目的なのか、女になるのが目的なのか、女になって男と恋愛するのが目的なのか、それとも俺には分からない理由があるのか。

今だから言うが、小学校のお楽しみ会の時に女装ネタをやらされたのがとても楽しかったことで俺は目覚めてしまった。この本はわりと気になる。

顔とかでごまかせないと思うんだが、実際どうなの?
ネットで見るような偽娘の写真は加工してあるの結構も少なくないだろうし。

うーむ、「偽娘になるための本」というやつか......
テーマへの愛が無ければ書けないんだろうけど......

女装や行動といったものは「偽娘」になるための第一歩だろうからな。
この本はそういったものへの扉を開いてくれるのだろう。
こういった本が出る日本はやはり恐ろしい。



とまぁ、こんな感じで。
「偽娘」というジャンルについての認知は高まっているものの、一般的なオタク層からすればやはり不思議なものに思われているようですね。


それにしても、この本はかなり狭い所を狙っているものではありますが、
日本ではこういった方面も含めて様々な分野の資料や解説書が数多く出ているのはウラヤマシイという話を、知り合いの中国オタクから聞いたことがあります。

考えてみれば私も中国留学時代には、日本で手に入る日本語または日本語化された資料の多さにかなり助けられました。日本語で把握することのできる情報が多いのは、やはりなんだかんだで便利ですよね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


佐藤かよへ理想の「偽娘」を見出す中国オタク

一般の中国オタク的に「偽娘」ってどうなのか?



12/25修正:誤表記を修正しました。ご指摘ありがとうございます。
先月の話になりますが、
「ネット流行語大賞2010」が決定しました。
ありがたいことに、この件についての質問をいただいておりますので、遅くなりましたが今回はそれについてを。

ネット流行語大賞2010について詳しくは以下のニュースなどをご参照ください。
【Web】ネット流行語大賞2010決定 1位は「そんな装備で大丈夫か?」(MSN産経ニュース)

1位となったエルシャダイの
「そんな装備で大丈夫か?」
は中国オタクの間でもかなり流行っているようで、ここしばらくは中国のソッチ系の掲示板でも例のやり取りが行われるようになっています。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今年の日本のネット流行語大賞出たぞ。一位はやはりあれだ!

そんな流行語で大丈夫か?

大丈夫だ、問題ない!

ニコニコ動画の影響力が高いのかな?
それとも募集したところの影響なのか。

やはり「大丈夫だ、問題ない」がトップか。
こっちでも流行してるんだから、納得できる。

イカ娘が3位......!
まさかここまで来るとは。ただ、イカ娘の口癖は中国語に訳せないんだよなぁ。

イカ娘の口癖、私はとりあえず「geso」とつけるようにしていた。
大丈夫だ、問題ない!

「大丈夫か?」「大丈夫だ、問題ない」
はホント流行ったよね。動画だけでなく、掲示板のやり取りでも定番になったし。

イカ娘の侵略はこちらまで波及してしまったからな。
今年最も成功した侵略行為なのではないだろうか。

イカ娘は3か月くらいしか活動していないのに、世界中のオタクを侵略しちゃったよね。

一時期はそこら中で大丈夫大丈夫と飛び交っていたからなぁ。

私の頭は「大丈夫だ、問題ない」に侵略されました。

広まりは「大丈夫だ」の方だったけど、洗脳に関してはイカ娘の方がヤバかったな。
イカ娘は洗脳系の動画も多かったように思うし。

1位については俺も分かる。
ただ、エルシャダイのゲームそのものについてはどうなんだ?
開発がヤバイとかいう話聞くし......ここまで流行ったんだからゲームも売れるといいんだけどね。

うーむ、まぁ流行というのは必ずしも狙って作れるわけじゃないからな。
とりあえずこのランキングには「大丈夫だ、問題ない」と言わせてもらおう。

逆に全く分からないのもあるな。第10位の胸熱とか初めて聞いた。

ぶっちゃけ、俺も「そんな装備で大丈夫か?」と「イカ」「ゲソ」しか知らないな。
この流行語は日本の2ちゃんねるとかで使われていると考えていいのかね。

エルシャダイの言葉は応用範囲が非常に広いのがいいよね。
そこら中で使える。



とまぁ、こんな感じで。
「そんな装備で大丈夫か?」「大丈夫だ、問題ない」
のやり取りは中国のネットでもかなり流行っていますので、
中国オタク的にも納得のいくものだったようです。

重複する内容が多かったので紹介はしていませんが、
関連のスレッドではそこら中で
「大丈夫だ、問題ない」
というレスが飛び交っていました。

それから3位のイカ娘についてもかなりいい感じに流行っているようです。
ただ、こちらは口癖を中国語で表現するのが難しいことから、そんなに使い勝手は良くないようですね。

また、2位の流出とsengoku38についてはほとんどスルー状態で話題になっていないようでした。この辺はもともと中国ではほとんど知られていない上に、政治関係のネタを中国のネットやっても得にならないというのも影響していると思われます。


ちなみに、エルシャダイの
「大丈夫だ、問題ない」
は「問題ない」の発音を中国語で似たような音の漢字を無理やりあてた
「萌大しろまる」(しろまるは女+乃」)
という当て字が広まっているのですが、コレも流行に一役かっているようです。

「萌大しろまる」(しろまるは女+乃」
はピンイン表記ではmeng da naiとなり、
日本語の「問題ない」の発音にかなり近くなります。
更にこの組み合わせの字だと中国語では
「萌え巨乳」「巨乳萌え」
といったような意味にもとれるので、当て字とそれに伴った「空耳」的な意味からも中国オタク的にかなり面白いネタとなっているそうです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


12/21追記修正:3つめのコメントでcccさんがナイスな解説をしてくださっているので、ぜひそちらもご覧ください。
「中国でもドラえもんは大人気だそうですが、中国ではもしドラえもんがいたらどんなことをお願いしたいと思われているのでしょうか?」
という質問をいただきました。ありがたやありがたや。

ドラえもんは中国でも大人気で知名度も高く、中国の子供が最初に触れる漫画はたいていドラえもんと言われています。ですから、
「ドラえもんのひみつ道具」
についてもわりと通じるネタになっているようですね。
中国のソッチ系の掲示板をざっと眺めてみても、そういった話題を見かけることができます。

そんな訳で、今回は中国のソッチ系の掲示板で見かけた「ドラえもんのひみつ道具」についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


みんな、もしドラえもんがいたら何をお願いする?
正直なところを答えてみてくれ。

アンキパン、アンキパンをくれ!!
もうすぐ期末試験なんだ!助けてドラえもん!

もしもボックスで私は新世界の神になる!

海外でオタクをやっている身としては、ほんやくコンニャクが痛切に欲しいです。
全ての作品を日本語の語感も含めて理解できたらどんなにスバラシイだろう......!

子供の頃はタケコプターで空を飛ぶとか考えてたけど、今は未来で高値がつくものを仕入れて売るとかそんな汚れた考えしか浮かんでこねぇ......

基本かもしれないがタイムマシンかなぁ。
時間旅行と言うのには憧れる。大長編の大冒険はちょっとキツイが。

タイムふろしきでイロイロと遊んでみたい。古物市場のインチキ商品とか見分けるの楽だろうし。

ほんやくコンニャクが欲しい。ホントウに欲しい。
西尾維新の本を原文できちんと全て理解したい......

本物クレヨンが欲しい。
絵のうまくなった今の私なら二次元を目の前に展開できる......!

失敗しても構わないから私にテレビとりもちを使わせてください。

どくさいスイッチを使わせてくれ......マジでイロイロと消したいやつがいるんだ。

やはりほんやくコンニャクだ。
仕事にも役立ちそうだが、それ以上に趣味の範囲が広がりそうなのがスバラシイ。

私も自分が理解しきれないアニメや漫画に出会うたびに、もしほんやくコンニャクがあったらとか考えてしまうよ。

もしもボックスで「自分が主役」のギャルゲーの世界になるようにお願いしたいと考えてしまった。子供の頃の純粋さはもう俺には残っていないのだろうか。

「世界征服」の文字が浮かんでしまった俺よりはマシだと思う。
てかドラえもんのひみつ道具ってハーレム作れそうなのも多いよな。ドラえもんに止められそうだが。

フエルミラーと考えたが......アレって複製したものに再度使用ってできたっけ?
できないなら俺の悪巧みは成立しないんだが。

そういやドラえもんって地球破壊爆弾とか持ってたよな。
未来デパートとはいったいどんな存在なのか子供心に不思議に思ったよ。

なんでも美味しくなるという味のもとのもとがいまだに気になる。
漫画の描写がスゴイ美味しそうに見えたのをいまだに覚えている。

食べ物関係だとグルメテーブルかけも良いよね。
ドラえもんに出てくる食べ物はどれも美味しそうだから気になる。

何でもいいから時間を止めるかゆっくりできるひみつ道具とアンキパンをください......
もうすぐレポートの締め切りや期末考査が......

かべ紙ハウスが欲しい。
自分だけの空間をカスタマイズできることのありがたみは、歳をとればとるほど感じるようになる。

レポートやら宿題やらが終わらないのでコンピューターペンシルを貸してください。お願いします!

タイムマシンとどこでもドアとテキオー灯のセットで色んなところを旅行したい。

何かタイムパトロールに捕まりそうな妄想してるヤツ多いな。
あ、僕はスペアポケット(中身入り)をいただければ十分です。

今となっては当時の自分が一体何に使うつもりだったのか分からないが、子供の頃はどこでもホールがスゴイ欲しかったなぁ。

最近イロイロと精神的につらいので、ドラえもんに傍にいてほしいです。
ひみつ道具とかそんなのいらない。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的にはアンキパン、ほんやくコンニャクといった辺りが人気のようでした。

アンキパンは覚えなければならないものが非常に多い中国のテスト勉強事情などから、ほんやくコンニャクはオタク趣味の活用などから、「欲しい」と思われているようですね。

ちなみに、ひみつ道具については訳のバージョンがいくつもあることから名前が幾通りもあるようですが、有名どころについてざっと調べた限りでは

スモールライト 縮小灯
タイムふろしき 時間包巾、時光包巾、時間布
タイムマシン 時光機、航時機
タケコプター 竹蜻しろまる
(しろまるは虫+廷の字です。意味はそのまんま竹蜻蛉ですね)
どこでもドア 任意門、随意門
もしもボックス 假如電話亭
ほんやくコンニャク 翻訳魔芋凍、翻訳涼粉、翻訳蒟蒻
四次元ポケット 四次元口袋


といった感じになっているようです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

漫画や小説などの原作メディアからアニメというメディアに移った時点で何かしらの改変は避けられないと思いますが、その改変の大小や方向性については何かと問題になりますよね。

最近は中国オタクの面々に伝わる作品も増えていますから、アニメ化される前に既に原作に触れているという人間も増えてきているようです。

しかし、先に原作に触れたことで原作とアニメの違いについてイロイロと揉めたり、文句が出たりするといったことも増えているようです。
そんな訳で、今回はアニメ化される際に発生する改変に関しての中国オタクの面々の議論などを。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけたやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


毎年多くの原作付きアニメが制作されるが、原作についてはどれくらい尊重するべきなのだろうか?
原作のあるアニメにはよく「原作の方が良い」という意見や「原作を侮辱している」という意見が出るが、いったいどこまで原作を改変してもいいものなんだろう?

アニメになった時点で原作とは別の層の視聴者が加わるわけだし、一定の改変は必ずでるよね。ただそれを見てガッカリしたり、文句を言いたくなったりすることも多いね。こっちの理想が高すぎるのかな......

最近は原作派増えたよな......
原作と違うからということで批判する人間も多くなった。ただ、確かに原作の方がしっかり表現していたり面白かったりすることも少なくないから頭が痛い。

少々の改変ならともかく、古い方の「鋼の錬金術師」のアニメみたいにエンディングまで独自にするのはどうかと思うんだが。

俺は古いハガレンの並行世界エンドも悪くないと思うんだけどね。
当時はまだ原作が終了していなかったし、アニメと言う商業作品である以上アニメの最終回は作る必要があったわけで、その中ではわりといい終わらせ方だったんじゃないか?

原作への思い入れがどれくらい深いかにもよるんじゃないか?
アニメになった以上原作のイメージと異なる部分は出るもんだし。

アニメ化を望む人間がいるからアニメ化されるもんだと考えてもいいんじゃないかね。
不満は出ても、一定の希望は叶えられているのではないだろうか?
あとファン層も広がるしね。

原作ファンと原作を知らないファンの両方に喜ばれる作品だってあるから、改変が悪いわけじゃないと思うんだが。

とりあえず、アニメ化されてきちんと面白い作品になれば文句も減るとは思うんだけどね。
作品に満足できないから原作との違いが余計に気になるんじゃないかな。

昔はアニメから入るのがほとんどだったけど、最近は原作を先に見る機会も増えたから原作との違いが気になるようになった。特に思い入れのある作品で原作との違いが大きいとキツイ......

原作ファンの批判は一理ある場合もあるけど、「原作を知っていることからくる優越感」も少なくないと思うよ。原作と違うだけでダメと批判するのはどうかと思う。あと批判のついでにネタバレする奴は消えるべき。

いや、俺は別に改変がダメというわけじゃないんだよ。原作の延長線上にあるような改変だったら問題ない。ただ、メインストーリーまで変えてしまうのはちょっとどうかと思う。

未完の原作や長編の原作を13話や26話での描写となると変更しなければならないのは分かるんだが、あまりに原作を理解していないような変更だと悲しい気分になるよ。

原作ファンもアニメファンも納得できる作品って案外少ないんじゃないかな?
個人的には「バッカーノ!」なんかはかなり良かったと思うが。

アニメから作品に入る人間のことも忘れないでくれよ。原作の知識前提で作品を作られるのもかなりキツイんだぜ。今季は「スーパーロボット大戦」なんかはすげぇ混乱する。
アニメ化する以上は既存の原作ファン以外の層にもアピールする必要があるから、新しいファンのための改変っていうのは必要なんじゃないか?特に13話で終わるような短い作品は。

オリジナル追加の部分が面白ければそれほど問題ないんじゃないか?
結局は追加部分の出来が悪くて原作との差を認識してしまうのと、それが結果的に原作を尊重していないことにつながるのが問題だと思う。

俺はアニメ化で追加される要素が無ければ意味が無いと思っている。原作の物語を知っている人間がもう一度同じ話を見るんだから、変更点や追加要素は欲しいよ。ただ、10月の新番組では原作の評価が高かった作品で原作を超えるのは無かったな。

今期のアニメだと「侵略!イカ娘」は原作を超えている成功例だと思う。改変や追加がとても良い方向で行われている。あと原作通りということだと「バクマン。」はかなり原作に沿っているように思う。

新房監督なんかは原作からかなり変えてくるよね。当たり外れも多いが、新房作品を見てると原作からの変更が必ずしも悪いことではないと思える。
あと「とある魔術の禁書目録」と「とある科学の超電磁砲」は原作からの改変という視点で見た場合イロイロと考えさせられる作品だな......

原作ファンからすると、「アニメ監督の作品」を見たいから見てるんじゃなくて原作が好きだからその作品を見ているんだよ。だから監督の主張による改変や追加が入るのはあまり気持ちのいいもんじゃない。

アニメになる以上改変はしょうがない。しかし、変えなくてもいい所まで変えてほしくはないね。そういった方面では「原作を尊重」してほしいね。

原作の重要な要素や原作の人気が出た理由を変えたり、そこを歪めるような追加を行った場合は納得できない人間が増えるんじゃないかな。
まぁ原作に思い入れが強すぎる場合は、その「重要」の範囲が広くなりすぎてしまうんだろうけど......



とまぁ、こんな感じで。
やはり一概に言える話ではないようで、中国オタクの面々もイロイロと悩むようです。

昔に比べ、現在では原作の方に先に触れる人間や、アニメ化の情報が入ってから原作を「予習」しておくようなのも出てきていますから、原作との違いを意識するような層も増えているのでしょうね。

ちなみにアニメとはちょっとずれますが、改変と言えば私は最近見た
「SPACE BATTLESHIP ヤマト」
がかなり原作を尊重した改変だったのは個人的にかなり予想外でした。
見る前は「ネタになればいいや」くらいの不届きな考えだったのですが......
REDLINEの声優もわりと「当たり」でしたし、最近はアニメ関係の映画でキムタクにハズレが無いなーと感じる今日この頃にございます。
アニメや漫画に対しての規制となる、
東京都の「青少年健全育成条例」が可決されましたが、
今回の条例はアニメや漫画への規制と言うことから、
中国オタクの面々にとってもかなり注目されているようで、
中国のソッチ系の掲示板でもちょっとした話題になっているようです。

ありがたいことにこの件について、
「中国オタクの反応はどうなのか」という質問や、
中国オタクの反応についての情報を数多くいただいております。
そんな訳で、今回はそれについてちょっとばかり書かせていただきます。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけたやり取りを、
例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


東京都の青少年健全育成条例が可決だ......!
日本のアニメや漫画終了。オタクの末日が来た。

すまん、俺の日本語能力が足りないのかもしれないが、規制の具体的な範囲が見えてこないんだが......どういった作品がダメになるんだ?
法律違反行為がダメってことは「名探偵コナン」とか「金田一少年の事件簿」とかもアウト?あと暴力ってことで「NARUTO」とかもダメになるのか?

この法案が通ると「ヨスガノソラ」とか「School Days」とか「ToLOVEる」がダメになるわけか......あれ?むしろ規制するべきじゃね?

販売できなくなるんじゃなくて販売する場所を区別することになるらしいね。一般向けと成人向けの区別らしい。

特に問題が有るようには思えないが。
最近はエロ系の作品多すぎるし規制はした方が良いんじゃないか。
以前のエロゲー規制のように全て潰されるというなら話は別だが。

俺には関係ないし、萌えとかエロだけの作品とか嫌いだから賛成。

賛成してるやつはアホだろ。
規制ってのは一度流れが付くと止まらないんだよ。先例ができればその後は一気に広まって「教育的な」「子供のためになる」作品しかなくなりかねんのだぞ。
この法案が通過するってことはまさに「唇亡ぶれば歯寒し」というやつだ。

「エヴァ」と「攻殻機動隊」と「マクロス」と「少女革命ウテナ」はどうなるんだ?
この辺の作品が影響を受けないなら、この法案には諸手を挙げて賛成しよう。

この法案が通ったら「エヴァ」の劇場版はダメになるにきまってるだろ!

俺の大好きな「あきそら」はまずダメだろうなぁ......
まぁさすがにアレは規制の対象と言われても納得できるが。

「スレイヤーズ」はどうなるんだ?
あれは悪人の人権を否定し強盗行為を正当化する問題作という見方もできるが。

「図書館戦争」が現実になるとは。日本はやはりスゴイ......のかなぁ?

現在は18禁と一般向けしかないなら、レーティングを強化すればいいんじゃないか?
現在の状況からすれば規制は必要だろ。

これは非常に良い法律なんじゃないの?
出版できなくなるわけでもなく、販売できなくなるだけ。成年のオタクには影響がないんだし。萌えとエロで売る作品と一般向けは区別するべきだよ。

過剰な萌えとエロだけならいいが、他の作品の描写まで規制されそうなのが危険なんだよ。日本のPTAが認めないものは全部成人向けということになりかねない。
成人向けになると市場規模が極端に縮小するから作品は死ぬようなもんだ。俺達のところまでは伝わってこなくなるだろうし、作家も規制回避を前提に作品を作るとなると創作能力の発揮が制限される。ウチの国のアニメの現状を見てみろよ......

「ONE PIECE」がダメとか極端な拡大解釈無しならアリかな?
最近の一般向けエロは過激なの多いし、日本のアニメも萌えエロで稼ぐ作品が多すぎるように思っていたからな。ただ、拡大解釈を止める方法が存在しないようだし反対する意見も理解できる。
しかしそれでも、レーティングの厳格化や細分化くらいはやるべきだろ。

規制は必要かもしれないが、無制限に規制可能な手段だったら反対するのは当然かもね。それにしても東京アニメフェア出展中止とか、対抗手段を打ち出せる日本のアニメ漫画業界ってスゴイね。ウチの国だったらそこまでの行動は絶対無理。黙って受け入れるしかない。

東京都側もやり方が下手だよね。交渉のテーブルにつかないで規制だけ押し付ければいけると思ってたみたいだけど、結果的に大火事にしちゃってるし。エロの規制自体は流れ的に問題なかったろうに。
今の時代に全ての情報をコントロールできると思うのは浅はかだよ。

てか東京アニメフェアって版権ホルダーにしてみたら得にならない、出費の方が多い公共活動への協力だったんじゃない?
私も一度仕事で行ったことがあるけど、あのイベントって声優イベントや物販で稼ぐ中小規模の所や、「海外の大きなイベントに出展した」というハクをつけたいウチの国のアニメ会社みたいな所にとってしか意味ないんじゃないかな。そりゃこんな条例出されたら協力する気も失せるでしょ。

調べてみたら石原都知事ってトンデモナイ発言しまくってるのな。反中だというくらいしか知らなかったわ。
でも、こういう人間が都知事やってるってことは東京都の人間は認めてるってことだろ。日本人の大好きな民主主義の結果なんだから、民主主義的に選んだ結果の責任を取って受け入れると良いと思うよ。

俺はこの法案を支持する。
18禁などの成年向けと子供向けは区別すべきだ。石原都知事が本気でポルノを規制するというならばアダルトビデオなどを規制するはずだが、この法案はアニメや漫画を対象にしている。その意図は青少年の目に触れるポルノ的なアニメや漫画の内容が多すぎるからだというのは明らかだ。子供を育てる親の立場からすれば支持するのは当然。
拡大解釈にしても、日本は民主主義国家だから度を超えた拡大解釈が出る危険性は無いだろう。過度の規制は自分達の立場を危うくするわけだし、運用については反対派が危惧するほどのことは起こるはずがない。

良い法律だとか規制しろだとか言ってる奴いるけど、お前らが見てるのはほとんど海賊版だろ?たまに輸入品買ったとしても日本のオタク産業は日本のオタク達が自分の金で育てたものだ。今、日本人自身が反対しているものについて、寄生虫が好き勝手に言うのはどうよ?
外国人が中国のことを批判するときに、お前らはどんな反応してたかね?

日本のアニメや漫画の歴史を見ると、10年ごとくらいに大規模な規制を受けてダメージを受けている。しかもその規制の根拠について振り返ってみればどれも微妙な理由による曖昧で感情的なものだ。
民主主義の修正能力に夢を見てる奴がいるが、民主主義ってのは暴走する制度でもあるというのを忘れてはならない。

正直あまり笑えるネタじゃないよ。全てが規制される可能性が出てくるってだけで怖い。ただ、残念ながら反対してるのは主にオタクだけで多くの日本人は関係ないと思っているんじゃないかな?

この法案は日本のアニメや漫画については良い方向性をもたらすものだよ。社会的に問題のある内容は規制すべきだ。日本のアニメや漫画が健全な方向に発展するのは俺達も望むところだ。

「健全」ってのは何が基準だ?
もし「攻殻機動隊」のような作品が作れなくなるならそれは俺達の望むモノじゃない。

ここ20年の日本のアニメや漫画って結局はエロや萌えに頼ってるだけで、萌え豚を量産しているだけだろ。一般人にしてみれば全部禁止でも問題ないんだからそういう作品にはさっさと規制かけろよ。

18禁のボーダーラインをかすめるような内容は規制すべきだろうけど、今回の内容は拡大解釈がほぼ無制限にできるのが問題になってるんだよ。
「どこまでが悪いか分からない」のはクリエイターにとってキツイなんてもんじゃない。
それくらい俺達が中国のBBSやマイクロブログで問題になる範囲を予測しながら発言することや、発言が削除されまくることの厄介さから簡単に想像できるだろ?

無限に規制を拡大解釈した結果が今の我が国ですが何か?

まぁ、この法案の荒唐無稽に思える所は、アニメや漫画を敵視する人間や利益集団が、ほぼすべてのアニメや漫画極端に解釈して制限できる法案を通し、しかもその管理がアニメや漫画やゲームを敵視する集団によって執行されることだわな。レーティングの対応だけでなんとかなるなんて言ってる奴いるが、その辺だっていくらでも好きなように「解釈」できるんだぜ。

この法案はあれだ、我が国のGFWこと金盾に規制の解釈権があるようなもんだ。俺たちの経験からは不透明かつ拡大解釈可能な判断基準によってどういうことが起こるかはとても簡単に想像できるわ。

規制の尺度や現状における被害の程度が具体的に分からないのも問題じゃないか?
日本では肯定派も反対派も妄想上で戦ってるように見える。

しかし、抽象的で拡大解釈がいくらでも可能という条文はある意味しょうがないんじゃないか?日本のオタク業界って「上に政策あれば下に対策あり」をやる所だから、明文化したら絶対に対策をしてくるだろ。
しろまるコの描写がダメなら触手を作り、妹がダメなら義理の妹、18歳未満がダメなら登場人物は全部18歳以上という設定になり、パンツの描写がダメなら履かなかったりズボンだと言い張るということになる。
だからまぁ、俺はこの規制で日本のオタク業界が死ぬとは思わない。ダメージが無いわけではないだろうが、彼らなきっと何とかしてくれる!

てかお前ら、よくもまぁよその国のよその都市の規制条例についてここまで熱くなれるな......まぁ、確かに俺だって熱くなっちまう話題ではあるんだが......



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的にもかなり混乱しているようで
「非常に危険な条例だ」
と考えるのもいれば
「別に規制しても構わない、むしろ規制は必要」
と考えるのもいるようです。
イロイロと述べることが多いせいか、長文でのやり取りもかなり多いようですね。

ただ、
「日本の市場やクリエイターへの影響」
「具体的に規制されるライン」
などについてはハッキリしないということで賛成反対どちらの意見も決め手に欠けているようにも感じられました。

それにしてもこの問題、どこに着地点というか落とし所があるんでしょうかね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

「中国で一番流行った日本のアニメや漫画は何ですか?」
という質問をいただきました。ありがたやありがたや。

中国で幅広い層に人気になった日本のアニメや漫画はざっと思いつくだけでも、
「一休さん」「北斗の拳」「聖闘士星矢」「セーラームーン」「名探偵コナン」「犬夜叉」「NARUTO」
などがありますが、個人的に一番すごかったと思うのは「SLAM DUNK」です。
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スラムダンクが中国で巻き起こした社会現象はトンデモナイもので、当時中国の若者の大部分がスラムダンクにハマっていたようにも思えます。
また、スラムダンクの影響によって中国のバスケが進歩したという説や、現在の中国のバスケ選手は多かれ少なかれみんなスラムダンクの影響を受けているなんて話もあります。

中国のソッチ系の掲示板ではスラムダンクの人気や影響について語っているスレもちょくちょく見かけますので、今回はそれについてを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


中国で今バスケやってる人間はほとんどスラムダンクの影響を受けていると思うんだが

バスケやるきっかけがスラムダンクってのは多いよ。自分もそうだ。

俺は中学の時にスラムダンクを見てバスケをやるようになった。

俺が小学校の時にスラムダンクが放映されたんだが、バスケコートに一気に人が増えたな。

私はスラムダンクの影響でバスケを始めたわけではないけど、当時バスケやってる人間はみんなスラムダンク見てたし影響受けてたわ。

スラムダンクはアニメ放映の影響がすごかったよね。
中国語吹き替え版もあったから、みんな違和感なくハマれたと思う。

スラムダンクは面白いからな。まさに神作。
多くの人間がスラムダンクをきっかけにしてバスケを始めたのも当然だよ。

俺は中学の最初の頃はサッカーが好きだったんだが、途中でスラムダンクが放映されるようになってからはバスケ好きになってしまって今に至る。周りにも俺と同じようなのがたくさんいたし、その影響力から考えてもやっぱスラムダンクはスゴイ作品だよ。

そういや、私の学校もスラムダンクの影響でバスケやる人間が増えた。
しかしそのせいでサッカーやる人間が見つからなくなっちゃったんだよな......

花道が「オヤジの栄光時代はいつだよ......全日本のときか?オレは......オレは今なんだよ!!」と言うシーンにはいつも泣いてしまう。

私は海南戦の赤木が花道に「泣くな」というシーンが印象的かな。
あと山王戦は全部スゴイと思う。

安西先生......バスケがしたいです......

まぁ、ウチの国の20代から30代位のバスケをやる人間でスラムダンクを知らない奴はほとんどいないだろうからな。

今に至るまで、俺の中でスラムダンクは最高のスポーツ系の作品だ。

今でこそ中国ではNBAの人気が高いけど、バスケ好きでNBA見てる人間のほとんどはNBAの前にスラムダンク見てると思うぞ。昔はNBAのファンはかなり少なかったし。

バスケの普及はスラムダンクで間違いないと思うが、NBAの普及はやはり姚明(ヤオ・ミン)の影響が大きいと思うぞ。それ以前だと数は少なくなるが、あの頃はマイケル・ジョーダンの影響でNBA見るようになったりしてたと思う。

ウチの国のバスケ人口から考えると少なくとも数千万人はスラムダンクの影響を受けているよな。

スラムダンクの影響で、俺の周りは男ならバスケだろみたいな雰囲気になってた。

私みたいな運動神経皆無な人間まで学校の代表バスケチーム入りのために頑張っちゃってたくらいだからなぁ。当時、私の周りではバスケの試合は事前に「どっちのチームが湘北のユニフォームを着るか」決めておくのがルールだった。そうでないと「どっちも湘北ユニフォーム」な状態になってしまったからね。

考えてみると、自分のコスプレ活動は湘北のユニフォームから始まったのかもしれない。

俺はスラムダンクでバスケが好きになったが、それ以外にもスラムダンクの主題歌でJ-POPのファンになった。大黒摩季やWANDSの歌とか好きだったなぁ。「世界が終わるまでは...」は今でもたまに聴いてる。

スラムダンクでウチの国のバスケットボールの販売数が爆発的に増えたりしたよね。当時のスラムダンクの影響はホントにすごかった。

正直な所、日本よりウチの国の方がスラムダンクの影響は大きかったのではないかと思ってしまう。

中国で人気が出たスポーツ系のアニメって、スラムダンク、キャプテン翼、タッチ辺りだけど、スラムダンクの影響の大きさは他の作品を完全に超越していたね。

キャプテン翼も悪い作品ではないんだが、スラムダンクと比較するとキツイね。
あまりにも誇張されすぎていて現実と重ね合わせられない。

もしや、中国のサッカーが弱いのは中国ではキャプテン翼より先にスラムダンクが放映されてしまったからではないだろうか?
日本ではキャプテン翼はスラムダンクの一世代前の作品だから、スポーツ系の作品としての完成度はスラムダンクの方が明らかに上だ。後から来たキャプテン翼も人気が無かったわけではないが、スラムダンクと比較されたりしてスラムダンクほどの人気にはならなかった。その結果、中国ではスポーツ好きな若者の憧れの対象や理想像、人的リソースなどがバスケに一極集中してしまったように思う。
バスケは姚明(ヤオ・ミン)のようなスターが出たが、サッカーはご覧のありさまだ。


とまぁ、こんな感じで。
スラムダンクはオタク寄りかそうでないかにかかわらず、中国の若い世代にとってはまさに「心の名作」になっているようです。

私はちょうど、中国でスラムダンクが大流行しているときに中国の学校に通っていたのですが、あの頃の中国の学生はみんなスラムダンクにハマっていましたね。

あまりにも人気になったせいで、
「子供がスラムダンクの悪影響を受けて困る」
「流川楓のぼそぼそした喋り方や姿勢の悪い歩き方を真似る子供が出てしまっている」
「スラムダンクは不良が主人公の作品だから子供に読ませるべきではない」
などといった批判が当時の新聞に載ってしまったりするなど、
当時の中国の若者や社会に大きな影響がありました。

中国で人気になった日本のアニメや漫画はイロイロとありますが、
「影響」や「流行」ということに関してはスラムダンク以上の作品を私は知りません。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


キャプテン翼と中国オタクとがんばれ!キッカーズ


12/14修正:誤字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。
今回は軽めのネタで一つ。

先日、日本全国にあふれるご当地キャラをまとめた
「図説ご当地娘百科」
[フレーム]
が発売されたそうですが、この本について
「中国オタクの反応はどうなのか?」
という質問をいただいております。ありがたやありがたや。
そんな訳で、今回はそれについてちょっとばかり書いてみます。

本の内容については、アキバblogさんなどで紹介されていますので、そちらもご参照ください。

図説ご当地娘百科 「萌え大国日本をにぎわす200人」(アキバblog)

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の「全国各地」の萌え娘を紹介する本が出たらしいぞ!?
これはある意味日本を理解するための教科書と言えるのではないだろうか。

もしや、日本って全国各地に萌えキャラがいるのか......?

普通によくある萌え本かと思ったら、日本全国って......

日本に対する俺達の誤解はこうやって生まれるんだよ!
俺達が夢と萌えを期待して名産品を探しに行ったら、そこに萌娘はいない。
俺達は所詮三次元の存在だと思い知るんだ。

各地のコスプレイヤーがコスプレして紹介するのはどうだろう?

もしかして、日本って各地方ごとにイメージとなる萌えキャラがいたりするのか......!?

「日本は本当に何でも萌えにできる」という言葉が、またしても証明されたな。

何でも萌えにできるとは思っていたが、ここまで広範囲にわたってとは思わなかった。

商品展開という一般的な経済活動として成立しているのが恐ろしい。

こうやって日本のオタクは金をだまし取られていくのです。

広告媒体としては効果的じゃないか?
オタクな若者って普通の商品広告でカバーしている範囲とは違うし、萌えによる商品の差別化もできる。
やることはパッケージを変えるくらいだから、食料品等の生活に必要なモノで高い品質をもっているとかなら悪くない宣伝方法だと思う。

うーむ、萌え解説書日本総集編か。
あと、俺は醤油娘が好みだと感じました。

プロのイラストレーターによって萌えキャラを作って特産紹介ができるってのはいいよね。正直ウラヤマシイ。

なんか、どのキャラもイラストレーター違うしクオリティ高いなぁ......
考えてみれば普通の萌え本だと一流のイラストレーターを多人数使うなんてことは難しいか。
かなりお得な本に思える。

やはり日本には萌えが存在しない所は無いようだな!
このまま全国に代表キャラを作って最萌え全国大会とかやってくれ!

ちょっとした地方紹介ガイドみたいな印象も受けるね。
もえるるぶはオタク情報がメインだったけど、こういった感じで一般的な日本の紹介を萌えでやったガイドブックとか見てみたい。

何か萌え特産紹介というより萌え地図帳というような印象を受けた。
これ、日本各地の紹介としてはマジでいいかもしれん。欲しい。

地理の授業でこういうネタがあればきっと楽にイロイロ覚えられたろうに。当時俺は暗記で苦戦しまくってたよ......

今まで日本ではいろんなものを萌え化しているけど、ついに萌えの「目録」まで出るようになったのか。あの国には一体どれだけの萌えがあるのやら。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々も日本の萌え本にはイイカゲン慣れてきていると思うのですが、毎回毎回予想外のネタで萌え本が出て来るので驚いてしまうようですね。

それから、この「ご当地娘百科」は「萌え」と「商業」の組合わせということからも、意外に思われているようです。
中国の感覚では、オタク分野以外で「オタク」や「萌え」の要素を組み込んだ商業展開を行うというのにはまだかなり違和感があるのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


「萌えてわかる!世界の国事典」への中国オタクの反応

「もえたん」が中国本土で正式に発売された模様

中国でネットを使っていると、海外サイトで特定の所が見れなくなったり、
特定ワードを検索したり書き込んだりするとしばらくネットにつながらなくなるなど、
規制による不便さにちょくちょくぶち当たったりします。

そんな中国のネット環境ですが、ここ数日でついにニコニコ動画も規制の対象となってしまったようで、現在中国からはニコニコ動画にアクセスできなくなっているようです。
ありがたいことにこの件についての質問や情報提供をいただきましたので、今回はそれについて少々書いてみます。

とりあえず中国のソッチ系の掲示板で見かけたやり取りを、
例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ニコニコ動画につながらない......!
これはどういうことだ!?

これ、ウチの国のネットの問題なのか、それともニコニコ動画が中国IP弾いてきたのかどっちだ?

俺だけじゃないのか......
30分くらいイロイロやったがつながらないからどうしたかと思ったが、そういうことか。

なんか他の動画サイトも見れなくなってるのあるな......

初音ミクと東方が何をやったというんだ。

ぐは、マジで規制されている。

恐らく中国IP弾きではなく、ウチの国の規制リスト入りだろ。
仕事終わって同僚と飯食って帰ってきたらニコニコ動画が規制されてた。
マジで鬱。

今日知り合いに面白いという動画を教えてもらったから楽しみに帰ってきたらこれかよ!
いったい、いつ終わるんだ?てか終わりがあるものなのか?

やっぱ劉先生の件ですか。彼はお元気なんでしょうかね。

前は遅かったけどちゃんとつながっていたのに......
ホントに賞の授与が終わったら規制は解除されるのだろうか。

規制回避ツールもややこしいし安定しないからな。
マジで勘弁してくれ。

もう解除されることは無いんじゃないかな......考えてみれば今まで問題なく見れていたことが奇跡だ。

台湾の方は2年前に封鎖されたが、日本の方も封鎖されてしまったか。

アメリカ在住の俺は問題ないぜ!

VPN開通している私も問題ありません。

規制回避すれば見れないことは無いんだが、速度が遅すぎるのがなぁ。

ニコニコ動画からしてみれば良いことなのかもな......動画のパクリとかなくなるから。一応見ること自体はできなくもないが、転送速度関係で動画をこっちに運んでのアップは難しくなるだろう。

規制は劉某の賞の件もあるが、ニコ生の方が問題だったんじゃないか?
最近ニコ生増えてるし、あれ色んな分野について使えるだろ。

ニコ生は確かにやばいな。
今回もしダイナマイト平和賞の生放送とかニコニコでやっちゃったら問題になるだろうしな。

YoutubeやFacebookの時と同じようなことになっちまうのかな。
あの時もなんだかんだでみんな黙々と受け入れた。
ニコニコも無言のまま消えていくのか。

賞の授与が終わったら規制解除されるっていう見通しは甘いよ。
ニコニコ生放送とかは会員が自由に使えるものだし、再アップされたりすることも少なくない。使用できることの範囲を考えたら、永遠に封殺されるのではないかと思えて仕方がない。
私の予想が外れていることを願うよ。

こういう日がいつか来るとは思っていたんだが、ついに来てしまったか。
もう卒業しろと言うことなのかな......



とまぁ、こんな感じで。
今回の規制の理由については某平和賞の影響の可能性が高いのではないかという話ですが、本当にそれが理由なのかは分かりませんし、規制の期間についてもイベント期間中だけなのか、全面的な規制なのかも分からないので、ニコニコ動画を見ていた人間からすると、かなりやるせない気持ちになってしまうようです。

ちなみに中国のソッチ系の掲示板では一時的に話題になったものの、政治的なアレコレが絡んでいるのだろうということで現在自粛モードに入っているようで、話題のあったスレが消えたり、一部の人間しか見れないようになったりしています。

中国オタク内にはボーカロイドファンや東方ファンも多く、
そういった層にとってはニコニコ動画は欠かせないものですし、
それ以外の中国オタクにとっても日本のオタク関連のネタを収集する場所としてかなり重要な場所となっています。
そんな訳で、今回の規制について中国オタク的にはかなり不安に感じてしまうようです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「ビリビリ動画が日本人に侵略されてる件について」

ニコニコ動画流星群への中国オタクの反応
ナイスなネタのタレコミをしていただきましたので、
今回はそれを紹介させていただきます。ありがたやありがたや。

とりあえず、教えていただいた画像をご覧ください。
オレンジ色の何か01

はい、今回はガンダムっぽい物体です。
教えていただいた話によれば、これは中国の四川省のテーマパークで建設されているものらしいです。

例によって例の如くなブツになっちゃってますが、
さすがに中国オタクの面々もあきれているようで、
中国のソッチ系の掲示板でもネタにされているようです。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


我が国のパクリはすげーな......
てか作るんならザクにしろよ。

もう、一体なんなんだよコレ......

なんか四川で作られているらしいが。マジですげぇ所だな。

俺、一応四川在住だけどこんなん知らんぞ......

これ、日本のリアルサイズガンダムの画像と並べてみると明らかな差が見えるんだが。

さすがにコレをガンダムと認めるわけにはいかんなぁ。

これ、一体何に使われるんだろ?あの辺で灯篭祭りとかそういうのあったっけ?

なんでこんな色になってんだ?これが国産カラーのつもり?

......ハイネ色?四川だから西川色にしたの?

この色だとガンダムじゃなくてジムっぽいよね。
パワードジムとかこんな色じゃなかったけ?

アムロがこれ見たら泣くぞ。

もういっそパンダカラーにしちまえよ。

これアレか......プラモを元にして拡大したんかね。

スケールとかちょっとおかしいような?

顔とかなんか微妙に異なるような......
あと足の部分とかなんかヘンな感じだなぁ。

上半身はそれなりにガンダムっぽい格好になってはいるな。顔がちょっとアレだが。下になればなるほど歪んでるように見える。



とまぁ、こんな感じで。

実際の所、これがどんな材質で作られているのか、
どんな用途や目的で作られたのかは分かりませんが、
見ていると何とも言えない気分になってきますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


お台場に立った1/1ガンダムへの中国オタクの反応

先日中国のネットでのコピペ(?)を紹介させていただきましたが、
その後、中国のネットで広まっている別のコピペネタを教えていただくことが出来ました。ありがたやありがたや。

そのコピペは
「生まれるときにハードモードを選択したから中国に生まれちゃったのかな」
という、ネトゲネタで中国に生まれたことを愚痴るもの(?)だそうです。

今回のコピペはネトゲ用語なども多く、
私もちょっと分からない部分が多いので、
どうにか理解できた部分で面白かったものを、
例によってイイカゲンに紹介させていただきます。


生まれるときにハードモードを選択したから中国に生まれちゃったのかな。まぁ、ベリーハードを選択しなかったのはまだマシか。そうでなければ北朝鮮に生まれてただろうし。

プロフェッショナルモードだともっとヤバイ。アレはアフガンやイラクだ。

ヘルモードはエチオピア、スーダン、コンゴ、ザイールです。

イージーモードはたぶん北欧の辺りかな。ノーマルはアメリカ日本ヨーロッパか。

ヘルモードはベリーハードをクリア後に選ぶのをオススメします。

ハード選んじゃったから、次に選ぶ機会があればヘブンモードを選ぶよ。

プレイヤーの数から考えて、ハードで遊んでいるのが多いんだろうな。

ハードを選んでも、マクロ使ったり、チートしたり、良い装備してる場合はノーマルより何倍も快適に楽しく遊べる。

やべぇ!住宅購入ステージになっちまった!誰か裏技を教えてくれ!

チートコードmy father is ligangは入力したのかい?

(訳注:「my father is ligang」は中国で以前死亡ひき逃げ事故を起こした男が逮捕されたときに叫んだ言葉。詳しくはひき逃げも許される? 「おれのオヤジは李剛だ!」 (Yahoo!ニュース)などのニュースをご参照ください。)

まぁ、ハードモードでもずっと遊びまくればノーマルモードに切り替わるのは事実によって証明されている。

このゲームって無料をうたっているんだけど、実際は金が飛んでいくよね。
人民元を大量投入すれば良い装備やモード変更ができる。
例えばアメリカ移民とかは大幅にゲームの難度を下げることができる。

やっぱり俺の人生はスキルツリーの選択を間違ったようだ。
このバージョンだと、俺のクラスを鍛えても悲劇になる点が多すぎる。

兄ちゃんは20年戦ってレベル上げしてるのに、いまだに騎乗ユニットが買えない!!!!!!

もしも忍耐力があるなら大型のエクスパンションパックを待つのもいいだろう。一つは新しい運営会社への変更、もう一つは古い運営会社の自己整理と自己改造だ。

少数の金持ちの子供達はみんな飛行タイプの騎乗ユニットを持ってやがる!!!!!!

ハードモードの課金ユーザーはみんなとても快適に遊べる。
俺達みたいな一般ユーザーは彼らのお供で遊んでる。

おーい、ハードモードのドロップリストって無い?

誰かパーティ限定ダンジョンの攻略に連れて行ってくれませんか?
政府ビルのボスのドロップするアイテムはすげぇ良いって聞いたことがあるんですが!

あー、割り振り間違った......俺の学んだ生産スキルはこのサーバーだと金を稼げない!!!!


23レベルのフリーランスなんですがギルドに入りたいです(鎌と槌党を優先します)
あと、ある情報によれば2012年になったらサーバー維持を停止するらしい。みんなオフラインになる準備をしておきましょう。

(訳注:「鎌と槌」は共産党や共産主義のシンボル。2012年は映画「2012」のネタだと思われます)

スキルとタレント能力については人それぞれだと思うけど、「少年先鋒隊加入」「共産主義青年団加入」「共産党加入」の3つのパッシブスキルは優先的に上げるだろ。
(訳注:少年先鋒隊と共産主義青年団は共産党の下部組織で、進学を選ぶ中国の学生はほぼ入っています)

能力値の振り分けについては状況に合わせて決めればいいけど、基本的に精神には振り分ける必要はなく、生命につぎ込みまくればいい。自然抵抗については、毒抵抗能力に注意した方が良い。必ず75までは上げること。

2012年にはサーバー変更だろ?
もしかしたらモードの再選択ができるんじゃないか。

誰かパーティ組んで敵を倒しに行かないか!
政府ビルに入ったら秒殺された!

おいおい、20レベルくらいでサービス停止だよ。

GMはいつ頃インするんだ?バグが多すぎるから訴えたい。

訴えたやつは強制的にスタート地点に戻されたり、監獄に閉じ込められたりするらしいぞ。



とまぁ、こんな感じで。
不満をイロイロといい具合にネタにしているみたいですね。
今回は何時にも増してイイカゲンな訳になっていますが、どうかご容赦を。

このコピペの文章の原文は
「当年投胎選了hard模式,結果生在中国」
(「選や「結」は文字化けするので変えてありますが、元は簡体字です)
で始まっています。
貼り付けられた色んな所でナイスなレスが返ってきているようですし、ご興味のある方はちょっと検索してみては如何でしょうか?
ネトゲ関係&ネットスラングの混じった中国語なので分かり難い所もありますが、現在の中国社会を反映しているところもあってなかなかに面白いのではないかと。

それにしても、日本でもこういった自分の生活や環境をゲームに見立ててネタにすることはありますし、中国もその辺については似たようなものなのかもしれませんね。
それから、「自分の人生」というゲームの難度が高すぎると感じるのはどこの国でも同じなんでしょうね。
かく言う私も、たまに「自分の人生もーちょっと楽な難易度だったらなー」とか考えたりしてしまいます。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国のネットで話題のコピペ「日本に来てやっと知った」

先日、中国のニコニコ動画をパクったような動画サイト
(中国語で言うところの「山塞版」でしょうか)
「bilibili動画」
に日本から大量の荒らしが流れ込むということが起こったそうですが、ありがたいことにたくさんのタレコミや質問をいただいております。
そんな訳で、遅くなって申し訳ありませんが今回はそれについて一つやらせていただきます。

ビリビリ動画の件についてはもう日本でもまとめられたりニュースになったりしているので、日本の反応に関してはそちらの方をご参照ください。

ニコニコ動画を丸パクリした「ビリビリ動画」というサイトがネット上で話題に(【2ch】ニュー速VIPブログ(`・ω・ ?))

ニコ動そっくり中国「ビリビリ動画」 日本からの「荒らし行為」に困惑(J-CASTニュース)

教えていただいた情報によれば、やはりこの件については中国のソッチ系の掲示板でも話題になっているようです。
中国の動画サイトに日本から荒らしが行くのは、
過去にも同じくニコニコ動画っぽいサイト「acfun」へ荒らしがいったなんてこともありましたが、その時もちょっとした話題になっていた記憶がありますね。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ビリビリ動画が侵略されている!!
日本語の弾幕ばかりだ!

「VIPから」ってどんな意味なんだ?
「VIP」ってどこのこと?

VIPは2ちゃんのVIP板だな。ネタニュースの多い所。
てか誰がビリビリのことを2ちゃんに晒したんだろうか。

これは一体どういうことなんだ......

中国語の弾幕がほとんど見つからないくらいになっちゃってるなぁ。
なんかもう大量の暴走車が通り抜けたような感じだ。

今日のアニメを見ようとしたら日本語弾幕の方が中国語の弾幕より多いのはどういうことよ。

俺てっきり他の動画サイトと同じくビリビリやacfunは国外のIP弾いているもんだと思ってたわ。今まで普通にやってこれたことの方が不思議なんじゃないか?

これはアレか、日本版の憤青が来てるのか?

(訳注」憤青は「憤怒する青年」の略)

厄介なことになったな。でも、日本の弾幕はやっぱ質が高い。職人も来てたりするんかね。

侵略!イカ娘の動画の弾幕が日本に侵略!されてるのか。
そういや、acfunも昔こういうのあったよなぁ......

うーむ、面倒なことにならなければいいんだが。

日本のアニメ会社の人間に見られたら抗議されるだろうしなー。

ニコニコに行って中国語の弾幕を流すのと同じようなもんかね。
どこの国にも同じような人間はいるんだな。

あー......なんかビリビリがニコニコ動画みたいな雰囲気になってる......!
しかし、ビリビリ動画の接続人数が1万人超えって初めてじゃね?

自分はいつの間にニコニコ動画を見ていたんだとか思っちゃったよ。

確かacfunに日本からの荒らしが来た時は会員登録が必要になったんだっけ?
どっちにしろ、ネットにおけるこういった部分の習性はどこの国も変わらないだろうからしばらくすれば飽きるんじゃないかね。

日本は政治について語るのが非常に自由なはずなのに、なんで日本の奴らはビリビリまで来て政治討論してるんだ?

あれは荒らしの嫌がらせだろ。
弾幕の荒らしはまだなんとかなるが、政治ネタなんかの敏感な話題はちょっとまずいな。

日本の2ちゃんねるの反応を見てる感じだと思ったより批判は少ない......のかな?なんか高画質とかについての発言ばっかりに思える......

俺達は向こうに行く道が全部規制されて封じられてるのに、向こうはこっちに入ってこれるんだよなぁ。
実際に問題が起こるようだったら困るし、対策としては日本のIPを弾くとかになるのかな?

一番困るのはこの影響で憤青が増えることだよ。
acfunも昔は良かったが今では憤青の住処だ......

ビリビリ動画のサイト自体は大丈夫なのか?
政治とかの敏感な話題以前に、サーバーが持つのかが心配だ。



とまぁ、こんな感じで。
全般的に戸惑い気味でしたが、それに加えて
「何かニコニコ動画みたいだ」
と大量の字幕にちょっと浮かれたり、
「ヤバイ問題が起きなければいいが」
と少々不安になっていたりするような反応も見受けられました。

それから、政治関係の言葉を中国ではなぜ避けるかということについてですが、これは中国のネット特有の規制によるものが大きいかと思います。
中国のネット検閲は政治関係の話について特に厳しいという傾向があるようで、もしそれに引っかかった場合はアクセスできなくなったり、サイトごと潰されたり、下手すれば管理者の身の危険とかになってくるのだとか。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタクの間ではライトノベルに手を出している人間も結構いるようで、ライトノベルの話題作や人気作を知ることのできる「このライトノベルがすごい」についても注目されているようで、先日発売された
「このライトノベルがすごい2011」
[フレーム]
について中国オタクの間で話題になっているようです。

ありがたいことに
「中国オタクのこのラノ2011ランキングへの反応はどうなっているのか?」
という質問をいただきましたので、今回はそれについてを。

このラノ2011の結果については、今日もやられやくさん等で紹介されているので、そちらをご参照ください。
『このライトノベルがすごい! 2011』 人気作品&人気キャラ(男&女)TOP10(今日もやられやく)

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応についての紹介を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今回の1位は「「とある魔術の禁書目録」か。そういえば禁書はまだ1位になったことなかったっけ。

ランクインした作品の傾向を見ると、やっぱアニメ化は強いみたいだね。

「禁書」がついに1位か......

このランクに上がった作品でアニメ化されていないものは、今後アニメ化される可能性が高いと考えてもいいんだろうか。個人的には「ソードアート・オンライン」をアニメ化してほしいんだが。

シャナはもう日本だと話題になってないのかな......
あとなんで「ベン・トー」が前回よりランクアップして5位に入ってんの?
私は読んだことないし、周りでも読んでる人間ほとんどいないんだが。

個人的には「禁書」より「俺妹」の方が好きなんだがなぁ。

うーむ、俺が読んだことあるのは「禁書」と「デュラララ!!」だけか。
俺はラノベの主流に乗れていないらしい......

俺は2010年のランキングに比べて2011年は読んだことあるのが多いな。半分以上カバーできてた。

私は「ソードアート・オンライン」のランクインがうれしい。批判の意見についても理解できるけど、なんだかんだで面白い作品だと思う。とりあえず、ランクイン作品で読んでないのは「ベン・トー」だけかな。

川原礫は「アクセル・ワールド」より「ソードアート・オンライン」の方が評価高いのか......
完成度は「アクセル・ワールド」の方が上だと思うけど、日本の読者はネット小説の内容の方が好きなのかね。

「禁書」の1位はまぁ予想の範囲内。他の作品も順位の差こそあれ概ね納得できる。しかし、唯一意外だったのは「神様のメモ帳」だね。嫌いな作品ではないけど、こんなに評価が高かったとは。

えー?西尾維新の作品も、「フルメタル・パニック!」も上位ランクイン無し?なんで?

1位になれる売上なのは分かるが、やはり「禁書」が1位っつーのはちょっと嫌な感じだ。

俺はどっちかっつーと「バカとテストと召喚獣」が今回もまだ残っているのが納得いかん。あと、杉井光ファンとしてはついにトップ10入りしてくれたのは嬉しい。

「神様のメモ帳」は好きな作品なんで上位入りは嬉しいね。
「フルメタル・パニック!」は間が空いたし、アニメ放映も無いからランクインは難しかったのかな。

文学少女は外伝も結構面白いから、今後も案外いけそうな気がする。
逆に「神様のメモ帳」は後になればなるほどネタ切れっぽいことになってるからキツイかも。杉井光の作品は最初は良いんだけど、その後の続きが......

今回はそれほど新しいという印象の作品が無いね。
「僕は友達が少ない」くらいかな?最近ラノベもマンネリ気味だ。

「文学少女」と「生徒会の一存」のランクインは今回で最後かなぁ。
あと「僕は友達が少ない」が予想以上に高い順位だったのには驚いた。好きな作品だけど、そこまで評価されてるとは思っていなかったわ。

「僕は友達が少ない」は広い分野の属性をそれなりにカバーしているのが人気なのかな?
個別の要素は平凡だけど、それをハーレム系にきっちり組み合わせているからなんだかんだで楽しめるし。

てか、みんな「ベン・トー」読んでないのか......あれ、面白いと思うんだがなぁ......
昨年もランクインしたのにほとんどこっちで注目されていないのは何故だ。題材が悪いのか。


とまぁ、こんな感じで。
今回の上位入賞作は中国オタクの間でもよく読まれている作品が多く、それほど予想外というのは無かったようです。

ただ、その中で唯一「ベン・トー」については中国オタク的に「分からない」「読んでいない」という反応が多かったです。
[フレーム]
「ベン・トー」は私も好きな作品なんですが、考えてみれば主なテーマである「スーパーの弁当」に「タイムセール」、あと「セガ」というのは中国オタク的に難しいかもしれませんね。
弁当もタイムセールも中国オタクの生活には馴染みのないものです。またセガについても、いくら中国でセガが人気とはいっても作中に出てくるレベルのセガネタについていくのは難しそうですし......

ちなみに、ここしばらくの新作で私が個人的に楽しめたというか、2巻以降も買ってシリーズを追っかけるようになった作品は「空色パンデミック」、「レイセン」(マスラヲの続きですが)、「10歳の保健体育」
[フレーム][フレーム][フレーム]
といった辺りですかね。

最近自分のラノベ新刊チェックや新規開拓のペースが昔に比べてかなり落ちているのを痛感しているので、何か面白い新作があったら是非教えてくださいませ。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


12/4修正:タイトルが「2010」になっておりました。ご指摘ありがとうございます。
12/7修正:タイトルがなぜか「すこい」になっていました。ご指摘ありがとうございます。我ながらなぜこんな間違いを......


「このライトノベルがすごい!2010」のランクイン作品への中国オタクの反応

中国本土で角川系ライトノベルが正式に発売 高橋弥七郎先生と葵せきな先生のサイン会も開催だそうで

中国オタクの間で「ソードアート・オンライン」が中国のネット小説っぽいと話題に

ついに発売となった「モンスターハンターポータブル3rd」
[フレーム]
ですが、中国オタクのゲーマー層の間でもかなり注目が集まっています。

ちょうどうまい具合にモンハンP3についての質問と、
ネタのタレコミをいただくことが出来ましたので、
今回はそれについてやらせていただきます。ありがたやありがたや。

モンハンは中国オタクの間でも非常に人気が高く、
オフ会が開かれたりしているそうですし、
私の知り合いの中国オタクでもモンハンに手を出しているのがかなりいます。

そんな訳で、新作のモンハンP3にも期待が集まり、
ゲームを購入しようとするのがかなりいたようで、
ネットショップ経由で購入をしようとした人間もかなりいたそうです。

しかし、発売日直前の29日から30日にかけて、ネットショップで「香港経由の直売」をうたっている所で結構な数の予約に対して
「予定日には商品が入荷できない」
旨の通知が入り、予約していた人間は
「予約キャンセル」「いつまでか分からないがずっと待ち続ける」の2択を迫られる状況となってしまったそうです。

そんな訳で、予約した人間の悲鳴が中国のソッチ系の掲示板では響き渡っているようです。以下、その辺のやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今になって突然ネットショップからMHP3が入荷できないとかいう通知が来たぞ!?香港から入ってこなくなったとか言ってやがる......!

なんか抱き合わせでの仕入れを強制されたからどうのこうの言ってやがるな。

真実は分からんが言い訳くさい。
そもそも、この直前になって言いやがって!

この店、昨日聞いたら「何の問題もない」とか言ってたのに!!

ぐあああああ!?俺もその通知来たぞ。このためにPSPを新調したのに......

オリジナル版買うのは、海賊版遊ぶ連中より前に遊べるってのも大きいんだぞ!?
このままじゃ海賊版で遊ぶ連中の方が先に進められるっていうことになりかねん。

「抱き合わせでの仕入れを強要されたから断ってやったぜ!」というのがショップの言い分らしいが、今になってそんなこと言われても。最終的なダメージはこっちじゃないか。

抱き合わせってのはありそうな話ではあるが、ショップの言い分についても仕入れの問題なのか店が値段を吊り上げようと自作自演してるのかわからんからなぁ。

どうしようもないから俺は予約キャンセルした......
だから商人は信用できないんだ!

これは品薄戦略なのか?
さすがにIPhone4みたいなことは無いと思うが。

もう海賊版ダウンロードして遊ぶことにします。

香港版はダメだったか。日本版を予約した俺は勝ち組。

日本からの場合は確実性は高いけど、値段が高くなるのがなぁ......
俺の財布には余裕がないから香港の方にしたんだが、今回は最悪の結果になってしまった。

俺もキャンセル手続した......
結局、MHP3は手に入らないってことかよ......
今からじゃどこも間に合わないだろうなぁ......

オリジナル版を買う人間に対して何たる仕打ち......!

仕入れられる量が少なかったのか、足元見てきてるのかどっちだろ?
直前になって突然の値上げとかもあるからね。

日本では売り切れ続出しそうな感じらしいし、普通に仕入れに失敗した可能性もあるな。

やっぱ香港での販売はあてにならんな。日本のやつを予約しておいてよかった。

とりあえず、キャンセルして終わり。
なんかガックリきたんで遊ぶのはしばらく後でいいや......

俺もさっき商品が入荷できないという通知があったからキャンセルだ。
金があっても手に入らない状況になってるなぁ。

やっぱり日本の知り合いに直接予約してもらうのが一番だったか。

日本のamazonではすでにフラゲの報告が出ているのに、俺はキャンセル報告かよ......!!

もうゆっくり待つしかないかなぁ......俺の予定では今週はこのあと全部モンハンだと決めていたのに

そういや、FF13やGOW3の時もこういうことやらかした店があったな。
こういうことやるのが一部の店だけだとは分かっているんだがネットショップを信用できなくなる。直前にくらうのはマジでキツイよ。



とまぁ、こんな感じで。
憤りのこもった叫びが飛び交っているスレが幾つかありましたし、ネットショップもどこまで信用できるのか分からないということで、疑心暗鬼状態になっているようでした。

こういったことは海外で商品を購入する場合に避けられないリスクとはいえ、やはりキツイですよね。
中国で日本のゲームを買う場合、香港で発売されたものをネットを通じて買うのが比較的安く、また輸送距離の関係上早く手に入れられることが多いそうです。

ただ、モンハンP3のような大人気作品となると、商品が入ってくるかどうかというリスクも出てしまうようです。こういう話を聞くたびに、日本のオタクアイテムで「欲しいもの」でしかも「人気のあるもの」を海外で艇に入れることの難しさを感じていますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国で日本のオタク関連商品を手に入れる方法は
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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