[フレーム]

気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

2024年06月

Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

(追記) (追記ここまで)

終了したはずのブログ更新・・・実は2022年7月1日から、再びひっそりと更新中(再開というほどのモノではありません)。

というのもXのツブヤキはストーリー性に欠けるので「ブログで再構成・補足してみよう」という趣旨。

以前のように千日回峰行的に毎日更新するつもりはないのですが、ブログがどんなカタチで進化?あるいは退化?するのか・・・模索をしながら「そこそこ」続けてみたいと思っています(2022年7月12日記)

ですから・・・休むこともあるでしょうし、超超超超簡易更新になることもあるでしょうし、殴り書き(ほとんどメモ)の場合もあるでしょうし・・・内容にはあまり期待しないでくださいね。(2023年1月31日記)(2024年元日もこの調子を維持)


(追記) (追記ここまで)

雨雲が北アルプス西側まで進んできたけど、3000mの壁が守ってくれそうなので・・・・
善光寺〜長野地方気象台〜長野市郊外〜須坂市 自転車でぐるり37Km。
いかにも「梅雨の曇り空」といった空模様。
それでも最低気温は昨日より2°C高い20.4°C(04時57分)。
05時台の善光寺は宿坊の参拝客でいっぱい。 pic.twitter.com/AuXxm3A3fn

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) June 29, 2024


長野県西部の山々が雨雲の東進をせき止め・・・まもなく決壊?という状況。

いつものように、そんな今朝の実況=予報のスタートラインから。

昨日(29日)03時から今日(30日)03時まで24時間野レーダー画像と03時の空模様の概要(性質の異なる偏西風の位置や蛇行、地上付近の暖湿気と雨雲の関係等)をアニメ化しておきました。

日本海側でも大雨に?

昨日(29日)03時から今日(30日)03時まで24時間野レーダー画像と03時の空模様の概要(性質の異なる偏西風の位置や蛇行、地上付近の暖湿気と雨雲の関係等)をアニメ化。

太平洋岸の偏西風東西流に対応した梅雨前線の大雨から、南北蛇行に対応して湾曲した梅雨前線の大雨へ pic.twitter.com/A189vDboY0

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) June 29, 2024


太平洋岸の偏西風東西流に対応した梅雨前線の大雨から・・・小康状態を経て・・・偏西風の南北大きな蛇行に対応して大きく湾曲した梅雨前線の大雨に変化。

ここ数日、降ってもまとまった雨になりにくかった日本海側でも大雨になりそうな気配が漂い始めています。

続いて・・・アニメじゃせわしないので最終画面を静止画で。

(図をクリックすると拡大します)

例によって詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

空模様の骨格=偏西風の動向に着目すると・・・偏西風の南北大蛇行に対応して梅雨前線が日本海まで北上。

加えて上空の深い気圧の谷(偏西風南側蛇行域)に対応して北寄りに発生した低気圧や低圧部に吸い上げられて、これまで九州南部付近までしか北上していなかった非常に強い暖湿気が日本海まで北上し、梅雨前線を活発化させていることが分かります(今季一番かも)。

このため前線に近い日本海側はもとより、暖湿気の通り道になっている太平洋側も含めて西日本全域で大気の状態が不安定。
前線、南風収束線、山岳風上斜面等中心の大雨になっています。

ただ・・・Kasayan的には梅雨前線上の低気圧が通過した後・・・低気圧から尾を引くように西に延びる前線の影響が気になっていたりします。





というわけで、ここから未来の空模様。

今夜(30日21時)の空模様を、性質の異なる偏西風の位置や蛇行、上空寒気や下層暖湿気と照らしつつザックリとまとめておきました。

(図をクリックすると拡大します)

こちらも詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

実況の延長上・・・発達した低気圧に吸い上げられる非常に強い暖湿気で日本海側でも大雨に。
太平洋側も局地的な大雨の恐れ・・といったことが読み取れるわけですけど・・・

Kasayan的には、日本海を低気圧が北東進した後、低気圧西側の梅雨前線が偏西風の東西流への変化に対応して日本海側で東西方向に・・・それもシャープな降水帯として停滞し・・・
さらに345K前後の非常に強い暖湿気が西から流れ込み続け、活発な降水帯を長時間維持し続けることを心配していたりします。

また、その際 暖湿南西風が豊後水道や紀伊水道等で地形性の収束帯を形成した場合には太平洋側でも記録的な大雨になる可能性が。

ネガティブ思考ですけど、そんな視点で実況をご覧いただければ、寸止め?で危険を回避できるはず・・・なんて思っています。

特にTVの天気予報は全くご覧にならず、もっぱらスマホでWindyをご覧になっているという方は、このような視点でご覧いただければと思います。

ということで・・・今日はここでチカラ尽きてしまいました・・・ごめんなさい。

【おまけ】

南風(はえ):古く西日本で使われたことば。

梅雨入り頃に吹く南風が黒南風(くろはえ)、梅雨半ばは荒南風(あらはえ)、梅雨明け頃は白南風。

梅雨入り頃 空が暗くなるので黒、梅雨明けは明るくなるので白、梅雨半ばに前線上の低気圧で強風が吹くこともあるので荒?

海上保安庁HPを見ながら・・ pic.twitter.com/P5jncvFFgM

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) June 29, 2024




(追記) (追記ここまで)


府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
(マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/

気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): https://apps.ecmwf.int/webapps/opencharts

専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
「可能な範囲」で返信いたします。

(注記)当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています。
(注記)当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。
(注記)私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。


(追記) (追記ここまで)

タグ :
#偏西風
#週間天気図
#上空の寒気
#週間気温
#梅雨前線
#梅雨入り
#寒冷渦
#線状降水帯
#不安定
#梅雨明け

(追記) (追記ここまで)

終了したはずのブログ更新・・・実は2022年7月1日から、再びひっそりと更新中(再開というほどのモノではありません)。

というのもXのツブヤキはストーリー性に欠けるので「ブログで再構成・補足してみよう」という趣旨。

以前のように千日回峰行的に毎日更新するつもりはないのですが、ブログがどんなカタチで進化?あるいは退化?するのか・・・模索をしながら「そこそこ」続けてみたいと思っています(2022年7月12日記)

ですから・・・休むこともあるでしょうし、超超超超簡易更新になることもあるでしょうし、殴り書き(ほとんどメモ)の場合もあるでしょうし・・・内容にはあまり期待しないでくださいね。(2023年1月31日記)(2024年元日もこの調子を維持)


(追記) (追記ここまで)

善光寺〜長野地方気象台〜長野市郊外〜須坂市 自転車でぐるり35Km。
昨日の雨が青空に戻っていく・・・そんな縦型の雲が山沿いで沸き立ち、盆地の上にはアンパンのようにポコポコ浮かぶ積雲。
最低気温は昨日よりやや低い18.1°C(03時04分)。
善光寺の境内でお朝事(法要)の行列に出会いました。 pic.twitter.com/ZejjXuoJBv

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) June 29, 2024


雨が降れば梅雨寒。

梅雨前線が南下して天気が回復すれば・・・少しは涼しいままでいて欲しいのだけど・・・強い日差しでいきなり夏!

どーにかならないモンかと思いながら・・・今日も予報のスタートライン=今朝の実況から。

昨日(28日)05時から今日(29日)05時まで24時間野レーダー画像と05時の空模様の概要(性質の異なる偏西風の位置や蛇行、上空寒気や下層暖湿気と雨雲の関係等)をアニメ化しておきました。

大雨はどうなった?

昨日(28日)05時から今日(29日)05時まで24時間野レーダー画像と05時の空模様の概要(性質の異なる偏西風の位置や蛇行、上空寒気や下層暖湿気と雨雲の関係等)をアニメ化。

雨雲の帯は偏西風強風帯の収束に対応して概ね3本。
スマホを見ている人は「どれに注意?」ですよね? pic.twitter.com/jAxgvGJrDR

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) June 28, 2024


雨雲の帯は偏西風強風帯の収束に対応して概ね3本。

スマホを見ている人は「どの雨雲の帯に注意すればいいの?」ですよね?

「前線に湿った空気が流れ込んで大雨」という解説を聞くと、前線の雨雲の帯が1本 活発化する様子をイメージしてしまいますけど、実際は複数本の雨雲の帯が各々局地的・一時的に活発化。

偏西風の蛇行等、理由から把握していかないと・・・雨エリアのアニメじゃ覚えきれないですよね?
(ジジイの自分にゃ不可能です)


続いて・・・アニメじゃせわしないので最終画面を静止画で。

(図をクリックすると拡大します)

例によって詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

上空の太平洋高気圧北縁で、複数の暖湿・暖乾偏西風強風帯が層状に収束傾向。
上空の気圧の谷(偏西風南側蛇行域)が通過する層や地域では収束が強まり局地的に雨雲が活発化する傾向が読み取れます。

で、このような地層のように重なる活発な雨雲の帯・・・
性質の異なる偏西風やその収束の程度だけでなく、それぞれ強さの異なる暖湿気(雨雲の原料)にも対応。

層状に重なる雨雲の帯や活発な降水帯を、それぞれ理由を付しながら層から「はがして」、未来の空模様の骨格(偏西風の動向)に貼りつけていくと、未来の空模様が見えてくる・・・こともあるので・・・メンドウでもこんなことをしているというワケ。





というわけで、ここから未来の空模様。

今日も目先の天気・・・今夜(29日21時)の空模様を、性質の異なる偏西風の位置や蛇行、上空寒気や下層暖湿気と照らしつつザックリとまとめておきました。

(図をクリックすると拡大します)

こちらも詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

日本付近は偏西風が大きく南北に蛇行(渦化)。
湿・乾偏西風収束域が東海上に抜け、梅雨前線が南下して不明瞭になるようですけど・・・

早くも寒冷渦が接近!
南北に大きく湾曲する偏西風の乗って、梅雨前線は日本海へと北上・・・そして活発化する可能性が示唆されています。

で、具体的には?
防災情報の色が濃いので今夜の天気予報で最新の情報をチェックしてくださいね。

ということで、今日はここでチカラつきました。



(追記) (追記ここまで)


府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
(マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/

気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): https://apps.ecmwf.int/webapps/opencharts

専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
「可能な範囲」で返信いたします。

(注記)当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています。
(注記)当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。
(注記)私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。


(追記) (追記ここまで)

タグ :
#偏西風
#週間天気図
#上空の寒気
#週間気温
#梅雨前線
#梅雨入り
#寒冷渦
#線状降水帯
#不安定
#梅雨明け

(追記) (追記ここまで)

終了したはずのブログ更新・・・実は2022年7月1日から、再びひっそりと更新中(再開というほどのモノではありません)。

というのもXのツブヤキはストーリー性に欠けるので「ブログで再構成・補足してみよう」という趣旨。

以前のように千日回峰行的に毎日更新するつもりはないのですが、ブログがどんなカタチで進化?あるいは退化?するのか・・・模索をしながら「そこそこ」続けてみたいと思っています(2022年7月12日記)

ですから・・・休むこともあるでしょうし、超超超超簡易更新になることもあるでしょうし、殴り書き(ほとんどメモ)の場合もあるでしょうし・・・内容にはあまり期待しないでくださいね。(2023年1月31日記)(2024年元日もこの調子を維持)


(追記) (追記ここまで)

新潟県境 信濃町 今朝の野尻湖畔。

森の木々を透かして見る空は暗い灰色。
もうすぐ降りそうだけどまだ降っていない。
最寄りの信濃町アメダスの最低気温は、放射冷却が発生したであろう昨日より3°C高い15.2°C(02時40分)。

前線北側 梅雨寒気味。#信濃町 #野尻湖 pic.twitter.com/eofEDKjfvi

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) June 27, 2024


昨日は日本海で作業があったためブログ更新ができず申し訳ありませんでした。

では早速今日も予報のスタートライン=今朝の実況から。

西日本で大雨が心配されていいますけど・・・

昨日(27日)03時から今日(28日)03時まで24時間のレーダー画像と03時の空模様の概要(性質の異なる偏西風の位置や蛇行、上空寒気や下層暖湿気と雨雲の関係等)をアニメ化しておきました。

西日本で大雨が心配されているけれど・・・

昨日(27日)03時から今日(28日)03時まで24時間のレーダー画像と03時の空模様の概要(性質の異なる偏西風の位置や蛇行、上空寒気や下層暖湿気と雨雲の関係等)をアニメ化。

九州南岸付近のシャープで活発な雨雲と瀬戸内〜東海の雨雲の帯は別系統?? pic.twitter.com/iQYECeSqLq

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) June 27, 2024


九州南岸付近のシャープで活発な雨雲と瀬戸内〜東海の雨雲の帯は別系統??

パット見たところ、活発な雨雲の帯が2本あるように見えますよね?

で・・・その仕組みは?

アニメじゃせわしないので最終画面を静止画で。

(図をクリックすると拡大します)

詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

低気圧の位置は気象庁発表の実況と若干異なるのは前線キンク部(への字部分:低圧部)の位置や発達の程度をどう評価するか?という見解の相違(気象庁は壱岐・対馬付近に低気圧を解析していますが、赤外画像の循環やウィンドプロファイラやアメダス風向風速等を重視してKasayan的にはこの位置に低マークを打ってみました)。

いずれにしても、西〜東日本付近では複数の偏西風強風帯がひしめき合い、重箱のスミをつつくように見ると活発な降水帯も層状・・・複数の降水帯を形成。

この状態で、上空の気圧の谷(偏西風南側蛇行域)の通過に伴い足並み(位相)を揃えて停滞したら怖いかもしれません?

天気図上の梅雨前線だけに着目していると大雨エリアを見落とことに。
天気図と実況(レーダーや衛星画像)を照らし合わせながら大雨の理由を考えつつ未来をイメージしたい場面だと思います。





というわけで、ここから未来の空模様。

今日は目先・・・今夜(28日21時)の空模様を、性質の異なる偏西風の位置や蛇行、上空寒気や下層暖湿気と照らしつつザックリとまとめておきました。

(図をクリックすると拡大します)

ワケあって注釈を書きこんでいませんが、お気に入りの天気予報や気象解説を腑に落とすために利用していただければ幸い。

実況と同様、今夜にかけても複数の偏西風強風帯と強風帯上の足並み(位相)が揃わない複数の上空の気圧の谷(点線:偏西風南側蛇行域)の影響で、前線の降水帯以外の活発な降水帯や、前線キンク部(への字部分:低圧部)が発生。

大雨エリアが散在する状況で、簡略化して伝えたり把握しにくい状況ですから、ザックリとした傾向を把握した上で実況重視で警戒するのが吉・・・だと思います。

最後に、ついでに作った図も掲載。

下層雲と上層雲と空模様の骨格(性質の異なる偏西風の位置や蛇行、上空寒気や下層暖湿気等)との関係をザックリ。

(図をクリックすると拡大します)

衛星画像やレーダー画像を見る際の参考にしていただければ。

偏西風の様子や地上付近の性質の異なる空気の流れを軸に考えると見えてくるものが・・・ありそうですよね?

ということで、今日はここでチカラ尽きました。



(追記) (追記ここまで)


府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
(マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/

気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): https://apps.ecmwf.int/webapps/opencharts

専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
「可能な範囲」で返信いたします。

(注記)当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています。
(注記)当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。
(注記)私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。


(追記) (追記ここまで)

タグ :
#偏西風
#週間天気図
#上空の寒気
#週間気温
#梅雨前線
#梅雨入り
#寒冷渦
#線状降水帯
#不安定
#梅雨明け

(追記) (追記ここまで)

終了したはずのブログ更新・・・実は2022年7月1日から、再びひっそりと更新中(再開というほどのモノではありません)。

というのもXのツブヤキはストーリー性に欠けるので「ブログで再構成・補足してみよう」という趣旨。

以前のように千日回峰行的に毎日更新するつもりはないのですが、ブログがどんなカタチで進化?あるいは退化?するのか・・・模索をしながら「そこそこ」続けてみたいと思っています(2022年7月12日記)

ですから・・・休むこともあるでしょうし、超超超超簡易更新になることもあるでしょうし、殴り書き(ほとんどメモ)の場合もあるでしょうし・・・内容にはあまり期待しないでくださいね。(2023年1月31日記)(2024年元日もこの調子を維持)


(追記) (追記ここまで)

新潟県境 信濃町 今朝の野尻湖畔。
潜在的前線のひと雨で空気が少しだけ入れ替わって最低気温は昨日より2°C以上低い平年並みの15.9°C(04時33分)。
森の木々を透かして見る空は明るい曇り空。
ホッとする朝だけど、3Km圏内でクマによる死亡事故があったばかりなので玄関ドアを開けるのも真剣勝負! pic.twitter.com/s0ZpQhn86b

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) June 25, 2024


昨日は新潟県 妙高市でひと仕事・・・そして今日は日本海へ。

引き続きシンプルですけど、未来の空模様(予想図)もそこそこ頑張って作ってみました。

では予報のスタートライン=今朝の実況から。

昨日(25日)05時から今日(26日)04時まで23時間のレーダー画像と04時の空模様の概要(性質の異なる偏西風の位置や蛇行、上空寒気や下層暖湿気と雨雲の関係等)をアニメ化しておきました。

昨日(25日)05時から今日(26日)04時まで23時間のレーダー画像と04時の空模様の概要(性質の異なる偏西風の位置や蛇行、上空寒気や下層暖湿気と雨雲の関係等)をアニメ化。

梅雨前線の雨雲の帯だけでなく、偏西風強風帯の蛇行や位置に対応して複数の雨雲の帯がミルフィーユのように日本付近に停滞。 pic.twitter.com/hn8cOQU9i3

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) June 25, 2024


梅雨前線の雨雲の帯だけでなく、複数の雨雲の帯が偏西風強風帯の蛇行や位置に対応してミルフィーユのように何層もの帯になって日本付近に停滞。

気象解説は梅雨前線しか触れられないことが多いですけど、梅雨前線以外の雨雲もかなりシャープで活発・・・地域によっては同じ場所に停滞・・・となれば、Kasayan的に無視することはできません。

続いて・・・アニメじゃせわしないので最終画面を静止画で。

(図をクリックすると拡大します)

例によって詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

ザックリまとめてしまうと日本付近は、南から張り出す上空の太平洋高気圧(夏)と偏西風の南側蛇行域とともに大陸から南下する上空寒気(春)のせめぎ合いの場。

両者に挟まれるように性質の異なる空気を運ぶ複数の偏西風が日本付近にひしめき合い・・・春先〜春〜初夏〜夏、複数の季節がひしめき合うことで、その境界に複数の活発な雨雲の帯ができるわけで・・・雨雲の帯は、偏西風のひしめき合う「程度」(収束や蛇行の態様や程度)で活発になったり小康状態になったり。

そんな目で未来の空模様をチェックすると、見えるモノはよりハッキリ、計算値だけでは見えにくいモノが見えてきたりする・・・はずです。





というわけで、ここから未来の空模様。

今日は目先・・・今夜(26日21時)の空模様を、性質の異なる偏西風の位置や蛇行、上空寒気や下層暖湿気と照らしつつザックリとまとめておきました。

(図をクリックすると拡大します)

こちらも詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

アチコチの気象解説で大雨可能性エリアとして伝えられているように、暖湿・暖乾偏西風収束域の西日本で活発な梅雨前線が停滞。
ただ・・・強い暖湿気(330K以上)の流入はあるけど、非常に強い暖湿気(345K以上)の流入は(先日の大雨のときと比べれば)イマヒトツ。

大雨になるためには偏西風のより強い収束や上空の気圧の谷の通過等さらなる条件が必要かと思われます。
そのあたりが一体どうなるのか?

その他、東日本から北日本にも帯状で活発な雨雲がかかり続けるアヤシイ地域も!

また、パッと見たところ大雨に見えなくても・・・季節のせめぎ合いが同じ場所で長時間継続すると大雨災害が発生しやすくなるわけで・・・そんな場所にも気配りが必要かと思います。

それでは日本海へ・・・



(追記) (追記ここまで)


府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
(マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/

気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): https://apps.ecmwf.int/webapps/opencharts

専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
「可能な範囲」で返信いたします。

(注記)当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています。
(注記)当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。
(注記)私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。


(追記) (追記ここまで)

タグ :
#偏西風
#週間天気図
#上空の寒気
#週間気温
#梅雨前線
#梅雨入り
#寒冷渦
#線状降水帯
#不安定
#梅雨明け

(追記) (追記ここまで)

終了したはずのブログ更新・・・実は2022年7月1日から、再びひっそりと更新中(再開というほどのモノではありません)。

というのもXのツブヤキはストーリー性に欠けるので「ブログで再構成・補足してみよう」という趣旨。

以前のように千日回峰行的に毎日更新するつもりはないのですが、ブログがどんなカタチで進化?あるいは退化?するのか・・・模索をしながら「そこそこ」続けてみたいと思っています(2022年7月12日記)

ですから・・・休むこともあるでしょうし、超超超超簡易更新になることもあるでしょうし、殴り書き(ほとんどメモ)の場合もあるでしょうし・・・内容にはあまり期待しないでくださいね。(2023年1月31日記)(2024年元日もこの調子を維持)


(追記) (追記ここまで)

やっと朝の時間が戻ってきたので・・・
善光寺〜長野地方気象台〜長野市郊外〜須坂市 自転車でぐるり35Km。
曇天だけど最低気温は平年より4°C高い21.2°C(05時25分)。
湿度90%以上の蒸し暑い朝。
リンゴは小学生?の大きさ、麦は刈取りが始まっていました。#善光寺 #長野地方気象台 pic.twitter.com/I6XiHtKgiN

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) June 24, 2024


ようやく平常にもどりましたが、今日は新潟でひと仕事。

出発まであまり時間がないので早速 予報のスタートライン=今朝の実況から。

昨日(24日)4時から今日(25日)4時まで24時間のレーダー画像と4時の空模様の概要(性質の異なる偏西風の位置や蛇行そして上空寒気や地上暖湿気と雨雲の関係等)をアニメ化しておきました。

予報のスタートライン=昨日(24日)4時から今日(25日)4時まで24時間のレーダー画像と4時の空模様の概要(性質の異なる偏西風の位置や蛇行そして上空寒気や地上暖湿気と雨雲の関係等)をアニメ化。

北は寒気先端の潜在的前線の雨。
南は暖湿気と湿・乾偏西風収束帯による梅雨前線の雨。
さらに・・ pic.twitter.com/VT6fS3PfaA

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) June 24, 2024


北は寒気先端の潜在的前線の雨。

南は暖湿気と湿・乾偏西風収束帯による梅雨前線の雨。

さらに・・・両者の中間、山陰〜東北日本海側にも雨雲の帯が・・・

で、アニメじゃせわしないので最終画面を静止画で。

(図をクリックすると拡大します)

詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

北と南の前線帯に挟まれた山陰〜北陸付近には、強い暖湿気(850hPa 330K前後)と上空の弱い寒気(500hPa -5°C前後)、そして上空の気圧の谷(偏西風南側蛇行域)の組み合わせによる活発な雷雲の帯。

また、九州南西岸には梅雨前線南側の非常に強い暖湿南西風収束による雷雲の帯。

この時期、解説もそれを見る目も梅雨前線に向いてしまいがちですけど、今朝のように、前線の南や北の離れたところでも大雨になるのはいつものこと。

普段「前線に暖かく湿った空気が流れこんで」と「上空に寒気が南下して」というお題目のような解説ばかりしていると、こんなとき解説に窮するはずですけど・・・
「上空寒気や湿った空気の影響で」と、ぼんやりした説明でお茶を濁す解説者も多いんですよね。

北と南の前線帯の中間地点・・・そこそこの上空寒気とそこそこの下層暖湿気が、偏西風強風帯と上空の気圧の谷に手助けされて、山形付近で少々ヤバそうな雨雲を形成中(08時45分現在)警報発表中)。

(お題目の)暖かく湿った空気だけでなく、上空の寒気でもなく、条件が整いさえすれば大雨に! pic.twitter.com/T069WP9gby

— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) June 24, 2024






というわけで、ここから未来の空模様。

時間切れで超超簡易図になってしまいましたが・・・

今夜(25日21時)の空模様の概要をザックリとまとめておきました。

(図をクリックすると拡大します)

レーダーを使ってチェックした今朝の空模様と見比べていただきたいのですが・・・

空模様の骨格=偏西風の蛇行(上空の気圧の谷:赤点線)や日本付近でせめぎ合う性質の異なる空気の勢力図は今朝とさほど変わりません。

だけど違いは必ずある。

そんなことを意識しながら、お気に入りの天気予報や解説を腑に落とす材料としてご利用いただければ幸いです。

今日は新潟県妙高市・・・明日〜明後日は日本海。

引き続き超駆け足のブログ更新になりそうですけど・・・ご容赦ください。



(追記) (追記ここまで)


府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
(マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/

気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): https://apps.ecmwf.int/webapps/opencharts

専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
「可能な範囲」で返信いたします。

(注記)当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています。
(注記)当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。
(注記)私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。


(追記) (追記ここまで)

タグ :
#偏西風
#週間天気図
#上空の寒気
#週間気温
#梅雨前線
#梅雨入り
#寒冷渦
#線状降水帯
#不安定
#暖湿気
お気に入りに追加
プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:
月別アーカイブ
記事検索

(追記) (追記ここまで)
traq

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /